想定外!「お昼寝ふとんも持ち帰り」「指定の服・モノにお金がかかる」「お盆・正月の休園が長い…」みんなの園選びの決め手は?
産後に職場復帰を考えているママにとって、保活は最重要課題。そこでたまひよアプリユーザーに「お子さまが保育園・幼稚園に通っている方に伺います。その園に決めた一番の理由はなんですか?」と、質問。1位は「自宅・職場からの距離(通園がラク)」でした。さらに実際に園に通って「これは想定外だった!」という声を紹介します。5人の母であり、2歳のお子さんが保育園に通っている収納スタイリスト®の吉川永里子さんにも話を聞きました。
保育園・幼稚園の決め手は「通園がラク」が1位
1位 自宅・職場からの距離(通園がラク) 55.3%
2位 その他 11.9%
3位 園の設備(園庭がある、施設がきれい、給食がある、レンタルシステムがある) 11.3%
4位 保育士の雰囲気(ベテランが多い、若くて元気な先生が多い) 7.5%
5位 選ぶ余地はなかった 6.3%
2位のその他は「遊具が豊富」「活動内容」「食育」など、園の設備や方針でした。
6位は「延長保育の有無」、7位「園の人数(マンモスでにぎやか、少人数で目が行き届く)」、8位「行事が盛ん」、9位「保育料」、10位「制服」となりました。
さらに「『重要だったのに見落としていた~』『これは想定外だった~』という経験があったら教えてください」では、さまざまな声が届きました。それなりに下調べして決めた園でも、盲点はあったようです。
お昼寝用おふとんとおむつ関係で「聞いてないよ~」
「使用済おむつを毎日持ち帰ることです。“大”を含めて」(まんじゅう)
「サブスクおむつの有無です。選択制から必須参加になりました。ラクになるならいいのですが、園のサブスクおむつが子どもに合わず、ほぼ毎日うんちもれしてます」(ぴけ)
「おふとんを毎週持ち帰ることです」(カスミン)
「お昼寝ふとんはレンタルできると聞いていましたが、0歳児のみでした」(まめこ)
保育費以外にも意外とお金がかかる問題
「……制服が高かった」(みゆ)
「指定の服やモノが多い=お金がかかる」(あーさん)
「食費は知っていたけど、活動費を毎月徴収されることは知りませんでした」(さっちん)
「登山などの園外学習が多く、その度に指定された専用の物を購入。あと独自の園ルール(0歳は朝から預けられない、自営業は土曜日は預けられないなど)があったことも想定外でした」(ダルマ)
「年数回〇〇料として徴収されること。なかなかの金額です」(りかさき)
園の方針、休園日など、想定外だったこと、もろもろ
「衛生的な理由で、先生が子どもの髪を結びなおしてくれないこと。髪が乱れてもそのままなので、天パの娘はものすごい髪型になっていることも」(りっちゃん)
「服に名前記入はわかるのですが、すべて白い布に書いて服に縫い付けなければならなかったことです」(かおり)
「行事のお手伝い、母の集まりなどが意外に多かった」(みやみ)
「お盆と正月の休園日が長すぎる!」(ぷよ)
「休日は預かり時間が変更になること」(こーかー)
「手作り品があったことかなぁ。布団カバーとか。離乳食の進め方とか家での関わり方とか、色々と指導されることもあります」(Luka)
「“園の方針が最優先”だったことです。人気キャラが描かれた持ち物はダメ、遊びより座学中心、子どもの体調よりタイムスケジュール優先、などなど。連絡帳に記載されるのは、子どものことではなく“今日先生が困ったこと・うれしかったこと”だし(笑) 結局、転園しました。先生の離職率が高いところは要注意ですよ」(ふーみん555)
とはいえ、ほとんどの方は楽しく通園しているようです。
5人のママであり、現在も2歳のお子さんが保育園に通う収納スタイリスト®の吉川永里子さんに聞きました。
「下調べは大事!でも(距離以外のことは)大抵は慣れますよ!」と、吉川さん
「もうみなさん、本当にお疲れ様です!
わかる〜!と首を縦にブンブン振っちゃうようなコメントばっかりです。
私も現在中学2年生の第1子を認可保育園に入れるときは本当に大変でした!
当時、私の住んでいる自治体は、自営業ママが認可保育園に入園するのはかなりハードルが高く、生後4ヶ月で民間の保育園に入園させてポイントをあげました。当然、お金がかかります。なのに1次申し込みでは全滅!!! 2次の申し込みで、家からとても遠い第5希望の保育園に決まりました。
アンケートにあったように、手作りのものは多いし、おむつ持ち帰りだし、おまけに通園途中には入りたかった2つの保育園があるので、通園のたびに『高いけど、民間の保育園に戻ろうかな』と、嘆いておりました。
で、保育園のすぐそばに引っ越してやりました!徒歩30秒!
駅からはすごく遠くなりましたが、大人だけの移動はなんてことないんです。
だから、絶対に保育園と家が近いのは大事です!
距離以外は、慣れます。大丈夫。
最初は辛いですが、親も子も慣れていきます。
保育園なんて最長6年も通いますからね!
幸いわが家の通った保育園は、先生方も熱心で素晴らしく、給食もしっかりしていて、大好きな保育園になりました!
9年通ったあと3年のブランクをへて、また昨年から娘が通っています。
先月引っ越しをして家が区域外になり、ものすごく遠くなりましたが、それでも引き続きその園に通わせています♪
信頼感が”距離”を凌駕しました(笑)
これから保育園・幼稚園を選ぶママは、絶対に受け入れられないことがないか事前に調べられることは、しっかり園と自治体に聞いておきましょう!
そのうえで、通うことを決めたら、あとは大抵のことは慣れていきます( ・ᴗ・ )
園時代はあっという間! 笑って泣いて忙しいけど、愛しい時間をがんばりましょう!」
吉川永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、片づけられない女だった過去の経験を活かして、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーとし、個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など幅広く活動します。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年7月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数159人)
※記事の内容は2023年9月の情報で、現在と異なる場合があります。