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2024年入学用ランドセル選びの最新トレンドを調査! 人気カラー・タイプは?新サービスも続々登場【百貨店ランドセルアドバイザー】

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学校のバッグ
●写真はイメージです
paylessimages/gettyimages

小学校入学のためにランドセルを選ぶ活動=「ラン活」。2024年入学のラン活がすでにピークの時期を迎えようとしているって知っていますか?今からラン活を始めるのは遅いのでしょうか? 24年4月に子どもが小学校に入学する家族に向けて、ランドセルの購入時期や、トレンド、注目の新サービスについて、日本百貨店協会の認定の百貨店ランドセルアドバイザーの資格を持つ、高島屋のランドセル担当バイヤー・野中直人さんに聞きました。

ランドセルは5月からでもじっくり選べる! 催事や店頭へ

――ランドセルは、いつまでに選んだほうがいいでしょうか? 24年4月に入学する場合、今からラン活を始めるのは遅いですか? 

野中さん(以下敬称略) たしかに一部、子どもが年中の冬からラン活を始めている人もいます。でも、実際の購入時期はそこまで早くないんです。昨年(2023年入学向け)の場合、髙島屋では5月に購入した人が全体の2割とピークでしたが、6割は6月以降に購入しているというデータがあります。

一部の限定モデルや、独自の工房を持つメーカーやブランドがこだわりを持って作るために製造数が限られる、いわゆる「工房系メーカー」に代表されるランドセルは、早期に注文をしめきることがあるため、ラン活の時期が早まっているといわれることがあります。

ただ、大手メーカーのランドセルは、夏ごろまで豊富な色やデザインの中からじっくり選ぶことができる場合はほとんど。これからラン活を始めても間に合うので、あせらなくても大丈夫です。

ゴールデンウイークや5月以降も、各百貨店や、メーカー、ブランドによる出張販売会や合同展示会などの催事が各地で開催されますので、ぜひ、足を運んでみてください。ほとんどの地域で、新型コロナウイルスによる入場制限は解除されていて、おばあちゃん、おじいちゃんも一緒に、3世代で来店される光景が戻ってきました。納得するまで何度も足を運んで、じっくり選んでほしいと思います。

昨年の傾向では、男の子には黒、女の子にはピンクやラベンダーが人気

昨年(2023年入学向け)のランドセルのカラー別シェア。男の子の1位は黒、女の子の1位はピンク。男の子のそのほか(4%)には、レッド・ワイン、ゴールド、サックス、ピンク、アイボリー・ホワイト、イエロー、パープル・ラベンダーなどの色が含まれています。女の子のそのほか(11%)には、ブラック、グレー・シルバー、グリーン・カーキ、ゴールド、オレンジなどの色がありました(データ提供:高島屋 グラフ作成:たまひよONLINE編集部)

――人気の色、機能、価格帯、新しいモデルなど、ランドセルのトレンドを教えてください。 

野中 昨年の人気カラーは、男の子は黒が1位でしたが、青、緑、ブラウン、シルバーなど、色の幅が多様になっています。
女の子は、ピンクの人気が復活し、パープル系の人気が上昇しています。とくに、少しくすんだテイストの色がトレンドになっていて、ママ・パパ世代のファッションのトレンドに近い印象です。

機能は、軽量タイプが人気です。「軽量」の基準はメーカーにより異なりますが、1,000~1,200グラムの軽量ランドセルを求めるケースが増えています。また、今はタブレットを1人1台支給されるので、タブレット専用スペースを備えたランドセルも登場しています。

価格帯は、百貨店では6万円後半~7万円代が人気ですが、店舗によって傾向は変わると思います。

注目のトレンドは、ランドセル型のリュック。ランドセルより軽量で安価というメリットがあり、実際に選ぶケースが徐々に増え始めている印象です。なかには、環境に配慮した再生リサイクル素材を使用したタイプもあります。また、新しいサービスとして、一部メーカーからはランドセルのサブスクが登場しています。さまざまなデザイン、モデルから定期的に交換することが可能です。2023年に始まったばかりのサービスですが、利用者は増え始めていて、今後、広がるかもしれません。

――ランドセルと合わせて検討したいオプション品はありますか?

野中 ランドセルのカバーや、ランドセルにつけられる防犯ブザーなどがあります。

最近は、ランドセルに入る子ども用GPSを利用するケースが増えてきています。学校でランドセルがどこに置いてあるかまでわかる高精度なものや、ママ・パパとボイスチャットのやり取りができるなど、さまざまな機種、サービスが登場しています。ランドセル購入時に、特典として、GPSの利用料が割引になるサービスをしているところもあります。GPSの利用を検討しているママ・パパは、ランドセル購入時に申し込みを検討してもいいでしょう。

ランドセルカバーを購入する人もいますが、1年生は全児童共通で交通安全の黄色いカバーを着けるという学校もあります。また、ランドセルカバーや防犯ブザーは、教材などの購入特典として割引で購入できたり、もらえたりすることもあります。全児童に防犯ブザーを配布している自治体もあります。

必要なオプション品は家庭によって異なるので、何がいつ必要か、いつから使えるかを調べてから購入を検討するといいでしょう。

アウトレット品をお得に買う方法も

――ランドセルは高額な買い物。少しでもお得に購入する方法はあるのでしょうか?

野中 メーカーによっては早割やポイント付与などのキャンペーンを実施しています。早期に購入予約をすると、割引で購入できたり、ランドセルカバーや文房具などの特典がもらえるケースもあります。また、メーカーの直営店やホームページでアウトレット品が販売されていることもあります。アウトレット品といっても、ほとんどは生産が終了した旧モデルというだけで、品質や機能は劣りません。

ほかには、購入店舗の優待カードを利用して、優待価格で購入したり、決済アプリのポイントを利用したりしてお得に購入する方法もあります。

――最後に、ランドセル選びに困っている親子にメッセージをお願いします。

野中 子どもたちにとって、6年間使うものを選ぶのは初めての経験だと思います。「6年間一緒に過ごすお友だち」として、どういうものがいいのか、子どもの選択をママ・パパがサポートしてあげてください。あまり構えすぎずに、まずは、楽しんで選んでもらうのがいいと思います。それでも困ったら、百貨店ランドセルアドバイザーなどの専門家に気軽に相談してください。

お話・監修/野中直人さん(髙島屋 ランドセル担当バイヤー) 取材・文/大部陽子、たまひよONLINE編集部

一部のメーカーでは2月ごろから、翌年4月入学用ランドセルの販売が開始されるなど、一部でラン活の時期が早まっていますが、各社のランドセルの新作が出そろうのは4月ごろ。大手メーカーのランドセルは夏ごろまで豊富なラインナップから選べますが、一般的にラン活のピークは小学校入学前年の4~6月といわれています。これからラン活を始めるという人は今すぐ情報収集を始め、6年間大切に使えるようなランドセルを親子で楽しく選べるといいでしょう。

●記事の内容は2023年4月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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