バターの代わりにマーガリンを使うの、あり?なし? 多数派は!?
バターに比べ安価で、使いやすいマーガリン。そこでマーガリン活用について「たまひよ」アプリユーザーに調査するとともに、バターの代わりにマーガリンを使っても美味しいレシピを料理家のほりえさちこさんにアドバイスいただきました。
「あり」が6割超と多数!その理由とは…
バターのかわりにマーガリンを使うのは、あり?なし?
■兼用レシピならあり!
「お菓子作りとかで、どうしてもバターじゃないとというならバターを使うけど、兼用できるレシピなら全然あり!」(arty)
■コスパがいい
「味もそんなに変わらないのと、コスパがいいから」(とも)
■バターが高いから
「バターの方が高いから。一度にそんな大量に使うことはなく、週に何回かで少量使いなので」(こう)
■マーガリンの方が好き
「バターよりマーガリンの方が好きだし、今はバター風味のマーガリンもあるから」(ちぃ)
■風味が似ているからOK
「うちは基本的にバター代わりにマーガリンです。美味しけりゃなんでもいいじゃん!ってスタンスなので、夫と2人でバターと風味が似ているし、いいよね~って感じです。(笑)」(ぷこ)
■味の深みが変わる
「マーガリンではどうしてもバターの深みが出せないし、油っぽくなるだけな気がします」(おもち)
■体に悪いイメージ…
「母がマーガリンは身体に悪いからと、バターを使っていたので、それが今でも染みついています」(コン)
バターのかわりにマーガリンを使うのはありなのか?プロに聞いてみた
マーガリンをバター代わりに使う人が多いようです。マーガリンを代用できるかについてと、マーガリンでもOKのレシピをほりえさちこさんに聞いてみました。
「バターの風味を味わいたい料理にはマーガリンは不向きですが、マーガリンをバターの代わりに、使っちゃダメということはないです。
ユーザーのコメントにもあるように、マーガリンは健康に悪いイメージもありますが、以前よりもマーガリンのトランス脂肪酸の含有量は大きく減っていて、バターに含まれる量とさほど変わらないとされています。
マーガリンの中には、体によい植物油でつくられているものもあるので、原材料をチェックしてみてはいかがでしょう。
風味を味わう料理以外では、パイ生地やクロワッサンなどバターをたくさん使う生地に普通のマーガリンを使用してしまうと、だれやすく生地がまとまらなくなるので、バターの代用には使いにくいということがあります。パイ生地やクロワッサンを作る時にマーガリンを使う場合は、使いやすいシート状のマーガリンがあるので、それを代用するのがオススメです。
今回のレシピは、あえてマーガリンじゃなきゃ!というレシピではないのですが、大量にマーガリンを使うレシピではないので、バターのかわりにマーガリンでも!
今回、ご紹介するポンデケージョは、チーズの風味がいいので、マーガリンでもOK。また、おろしポン酢のポークソテーは、さっぱりしたポン酢のコクだしにマーガリンを活用しています。もちろん、バターを使っても大丈夫です」(ほりえさちこさん)
★ポンデケージョ
(材料)10~12個分
白玉粉 80g
牛乳 50ml
卵 1/2個
塩 小さじ1/4
粉チーズ 50g
マーガリン 大さじ1(常温にもどす)
(作り方)
1.ボウルに卵と牛乳を入れて混ぜ合わせる。白玉粉、塩を加えてなじませたら、ヘラで白玉粉をつぶしながら混ぜる。
2.粉チーズ、マーガリンを加えてなめらかになるまでこねたら、ひとまとめにしてラップに包んで冷蔵庫で10~15分休ませる。
3.10~12等分し丸めてオーブンシートを敷いた天板に並べ、180度のオーブンで15~20分焼く。
★おろしポン酢だれのポークソテー(4人分)
(材料)
とんかつ用豚肩ロース 4枚
塩、胡椒、小麦粉 各適量
大根 1/3本(400g)
ポン酢しょうゆ 大さじ4
マーガリン 30g
(作り方)
1.豚肉に塩、胡椒、小麦粉をまぶし、大根はすりおろしておく。
2.フライパンに油を熱し肉を焼き、両面焼いたら大根おろし、ポン酢、マーガリンを加えて軽く煮詰めて、出来上がったら皿に盛る。
風味を大事にする料理以外は、マーガリンでもいいのですね。バターは品薄になる時があるので、心配な方は事前に植物油で作られたマーガリンを探しておくといいかもしれませんね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)
ほりえさちこさん
PROFILE)
料理家、栄養士、食育アドバイザーの資格を生かし、離乳食からおべんとうづくりまで幅広いレシピを紹介。著書は、『おいしさ満点!中高生の基本のお弁当』(成美堂出版)、『おべんとうの教科書』(学研プラス)、『3品15分 超時短 糖質オフ1か月晩ごはん献立』(主婦と生活社)、『あと1品がすぐできる! おいしい副菜』(池田書店)、『オートミールで簡単! ダイエット』(宝島社)、『中高生アスリートを応援!パフォーマンスがアップする ラクうま部活弁当』(ナツメ社)、『作りおき+すぐできおかずで糖質オフ1か月弁当』(主婦と生活社)など多数。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2022年11月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数495人)
※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。