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子どもがグロ動画を見ていたら…?!【御手洗直子のコマダム日記 #168】

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一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。

「つっこみが止まらないコマダム日記」#168
今回はグロ動画にまつわるお話です。

サメ映画もめちゃくちゃ血が出る

むすめ(長女)はわりとグロ動画が好きだ。ブラックジャックの手術シーンから始まり、今はYouTubeでサメが解体されてお刺身になるまでの動画を見ている。というと一般的なお母さんがどう思うのかはわからないのだが、私はそうか…君もか…という感じである。なぜかと言うと自分にも心当たりがあり、私も中学生の頃グロ動画を見まくっていたからである。

『ジャンク』という『ジャンク 死と惨劇(1978年)』から始まったシリーズの映画、簡単に言えば人間やら動物やらが死ぬ瞬間ばかりを集めた(本物も偽物もある)現在ならどう考えてもR-18Gに分類されるビデオを全シリーズレンタルして見ていたのだが、当時中一だった我々でも普通に借りて普通に見られたので時代だなあという感じである。感覚としてはお化け屋敷に入ってキャーというのと同じ感覚であった。 実際に人が死ぬ映像が映っているのだが死ぬ瞬間しか映っておらず、そこにストーリー性のようなものがほぼ入っていないためキャーという感想で終わる映画なのだと思う。たぶん。わかんない。今大人になってもっとそれぞれの状況や事情がわかるようになって見たらまた違う感想も抱くのかもしれない。ちなみに私はボクシングとか殴る系の格闘技が苦手である。理由は痛そうだから。

まあそういった映像を子が一生懸命見ていたらおそらく親は心配すると思うのだが、おそろしいことに私の母もそういったグロ映像が大好き侍だったので母も私を心配することは無かった。母は大学病院の手術室でガラス張りの窓から他人が腹を開かれ手術される様の一部始終を見ていたのだと我々に詳細を切々と語るというグロ好きだったのである。詳細を語るな。その大学もどうなってるんだ。今調べたら昔はそういった施設があったらしい。というか小学生の娘相手にそんな英才教育をするな。だがしかし私はむすめに一切そういった話をするわけでもなくむすめはグロ好きになったのでもう血としか言いようがない。血です。三代続く血。

三代続いてはいるが今のところ犯罪に走った者はいないのでグロ動画=即犯罪という訳でもないのだと思うが、ハタから見ればたぶんマイノリティーな文化だよなあ…と思いつつ遺伝ってすごいな…と思うのであった。全員血まみれの諸々をエンタメとして見ているのだ。(おわり)


御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
 御手洗直子twitter:@mitarainaoko

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