コロナ禍で体験したウワサの症状とは…?!【御手洗直子のコマダム日記 #167】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#167
今回は嗅覚が消える風邪(?)のお話です。
喉もそんなに痛くなかった
結局検査をしなかったのでなんだったのかはわからないのだが、風邪なんだかコロナなんだかインフルなんだかわからないものにかかって一度だけ嗅覚が消えた。けっこう最近の話である。
さて私は引きこもりなので大抵病気を拾ってくるのは娘達のどちらかなのであるが、2号(次女)が咳と熱で学校をお休みしたのでいつもの喘息の薬をもらいに行くついでに病院に行き、そこでの検査ではインフルもコロナも陰性であった。そんな高熱でもないしよかったね~~~と思っていたら順調に私も感染したのである。ぐお~~~~~大丈夫な時もあるけど今回はダメだった。大抵こういう時は初動が大事でヤバい予感1日目にしっかり寝られると次の日にはわりと回復できているのだが、今回はいろいろあって充分な睡眠をとることができなかったのだ。ものすごく順調に悪化した。わかりやすい。風邪でも休めないあなたに。とか言ってる場合ではない。
すごぉい…具合わるぅい…めちゃくちゃ熱が出てる気がするぅ…と熱を測ってみたが36.2℃であった。平熱である。ちなみにこの3年間のコロナ禍でも熱が出たことは一回も無いしワクチンでも熱が出ることはなかった。たぶん最初から免疫機能が死んでいるのかもしれない。フフ。笑っている場合ではない。
頭痛があったので痛み止めを2日間ほど飲んでいたのだが、だいぶ回復したのでごはんを作っていたところ、味見をしても味がしないのである。アレ?ン?アッ!あっコレ聞いたことある!まじか!と思い塩を舐めてみたところ普通にしょっぱかった。グァッ!すごい!しょっぱい!!騙したなァッ!誰も騙してなどいない。
作り途中の料理をいろいろ食べてみたところ、よ~~く注意してみると味はするのである。しかし匂いがまったくしないのである。先ほど味見した料理も遠くでうっすら味はする。人間の味覚がいかに嗅覚に頼っているかがよくわかる。おもしろいのでいろんな物をかいでみたが、アルコールのウェットティッシュもマニキュアも無臭だったので完全に嗅覚が消えていたんだと思う。今嗅いでみたけど匂いがする。だよね。当時は完全に無臭だったのである。
ハァ~~、なるほど。と一通り試し、一応娘達に味覚嗅覚に異常は無いか尋ねたところ二人とも大丈夫そうだったので、そんじゃひとまずは安心だからまあいっか。という感じで料理を再開した。病気をもらう時は必ず娘達の直後なので感染対策に縛られることがほぼ無くありがたい。さあ、ごはんをお食べ。
味覚嗅覚が消えた知人の話だと回復まで一か月ほどかかったらしいが、私の場合は3日ほどで嗅覚も戻ってきた。思ったより短かったのでよかった。やばい残り物を食べる時嗅覚が使えないとわからないから困るのだ。やばいおかずは捨てなさい。
結局なんだったのかはわからないが、風邪(?)は初動が大事。と改めて思ったのであった。(おわり)
※新型コロナウイルス感染と疑われる症状が出た場合、自己判断せず医療機関に相談や受診をするようにしてください。
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko