意外と知らない!? 赤ちゃんのつめ切り・耳掃除でやりがちなNG5選【保健師が解説】
0~3カ月ごろの首すわり前の赤ちゃんは小さくてふにゃふにゃで、触れるのが怖いと感じることありませんか。新米ママ・パパなら初めての経験でドキドキかもしれません。赤ちゃんのつめ切りや耳掃除など体のお手入れ(グルーミング)について、ママ・パパがやりがちなNG行動について、ベテラン助産師の中村真奈美先生に聞きました。読んで頭に入れておけば安心です。
【グルーミングの基本】お手入れのタイミングは沐浴・入浴後や気になるときに
全身の保湿などのスキンケア、耳や鼻のお手入れ・おへその消毒は沐浴・入浴後にするといいでしょう。目は、目やにが気になるタイミングで、その都度ふきます。つめは、伸びていることに気がついたときに切ればOKです。赤ちゃんの小さいつめを切るのはとても緊張するもの。赤ちゃんの動きが少ない睡眠中にするのがおすすめです。
【やりがちNG・耳掃除】耳の奥まで綿棒を入れる
耳あかは自然と排出されるため、奥まで綿棒を入れて強くこする必要はありません。耳の粘膜を傷つける恐れもあります。耳のお手入れは、外から見える汚れが気になったタイミングで行います。
【やりがちNG・耳掃除】耳の裏をふかない
耳の裏側は見えにくいため、ケアを忘れがちです。くぼんでいる部分があって、結構汚れがたまりやすいところでもあります。おふろで洗うように心がけつつ、洗い残したらおふろ上がりに毎回ガーゼでぬぐいましょう。
【やりがちNG・つめ切り】おふろのあとにつめ切りをする
おふろ上がりの赤ちゃんのつめはやわらかくなっています。大人ならやわらかくなっているときに切るのもいいですが、赤ちゃんは違います。やわらなくなっているときにつめを切ると、深づめしやすいので避けましょう。寝ているときに切るのはOKです。
【やりがちNG・つめ切り】つめを切らずにミトンをつける
赤ちゃんは、手のひらでも体温調整をしています。また、手を動かしていろいろなものをつかんだりすることで手の動きが発達していきます。ですから、ミトンはつけないほうがベターです。指で顔に引っかき傷をつくってしまう場合は、ミトンを使うのではなく、こまめにつめを切ることで対処をしましょう。
【やりがちNG・目鼻耳のお手入れ】お手入れが怖いからといって放置する
赤ちゃんの目、鼻、耳はとても小さく、力加減がわからず、お世話をするのが怖いことも。でも、目やに、鼻くそ、耳の汚れなどのケアをおこたることで、目やにで目が開かなかったり、鼻くそが詰まることにより母乳やミルクがうまく飲めなかったりと、赤ちゃんの健康に影響が出ることも。放置はNGです。
監修/中村真奈美先生 イラスト/やまなか韶子 取材・文/ひよこクラブ編集部
いかがでしたか?初めは、赤ちゃんが痛くないか心配になったり、加減がわからなかったりと誰でも怖いものです。しかし、何回かお手入れをしていけば、すぐに慣れてきます。
参考/『初めてのひよこクラブ』2023年夏号別冊付録「0~3カ月 ママ&パパ用 育児&お世話の教科書」
●記事の内容は2023年6月の情報で、現在と異なる場合があります。
『初めてのひよこクラブ』2023年夏号には、赤ちゃんのお世話でつまずきがちなポイントを詳しく解説した別冊付録「0~3カ月 ママ&パパ用 育児&お世話の教科書」があります。