保活のエキスパートに聞く!2024年4月に1才児クラスに入園するための“戦略的保活”のポイント4
保育園の1才児クラス入園は、0才児クラスと比べて募集園児の枠が狭い上に応募人数が多く、倍率が高くなりがち。2024年4月、1才児クラス入園を勝ち取るためのポイントを、子育て支援企業の代表で、保活のノウハウをメソッド化した著書も多数ある山下真実さんに聞きました。
認可園の申し込み・選考方法は?
認可園の場合、年度が替わる4月での入園は、前年の11~12月ごろを入園申込期間としている自治体がほとんどです。つまり。2024年4月入園を目指している人は、23年11~12月ごろに役所へ申し込む必要があります。
申し込みは、各自治体へ「保育の必要性の認定」の申請書と一緒に入園申込書類を提出します。選考は、各自治体が独自に定める「指数」の高い人順に、内定(=承諾)が出ます。
認可外園の申し込み・選考方法は?
認可外園の入園申し込みは、認可園の場合と異なり、直接各園で行います。園ごとに選考があり、先着順や抽選、面談による選考などさまざま。気になる園は早めに見学&申し込みをしましょう。
保活激戦区に住んでいる場合、確実に2024年4月入園をしたい場合は認可園と認可外園の保活を同時進行で!
とくに激戦区の1才児クラスで入園をねらう場合は、認可園とセットで必ず認可外園の保活も進めることが必須です。そのうえで知っておきたい“戦略的保活”のポイントをチェックしておきましょう!
「指数」に合った園を選ぼう
認可園の保活でカギを握るのが「指数」です。自分の「指数」とかけ離れた園ばかりを希望してしまうと、入園できない可能性が。自分の「指数」に合った園の中で、入園させたい園を見極めることが大事です。また、自己判定の「指数」は見落としがあることもあるので、役所で確認してもらうと安心です。
新設園をねらおう
新設園は0才児クラスからの持ち上がりがなく、クラス定員数=入園可能人数(募集人数)となるため入りやすい! また、上の子がすでに別の保育園に通っている家庭は、新設園を避ける傾向があります。そのため、きょうだい加点がついている申込者が比較的少なく、入りやすさが、既存の園よりも高め。ただし、見学ができないことが多く、園舎の中や保育士の様子が見られないデメリットはあります。
役所でこまめに情報をチェックしよう
保育園の空き情報や新設園の情報など、最新の情報は役所が持っていますが、役所のほうからわざわざ連絡してくれることはほとんどありません。自分から役所に出かけたり、こまめに自治体のホームページを確認したりしましょう。
申込書の候補枠はできるだけ埋めよう
認可園の申込書の候補枠は、通える範囲の園をできるだけ多く書き込みましょう。どこかに入れる可能性が高まります。ただ、内定後に断ることは避けたいもの。実際に通ってもいいと思える園を書くことが必須です。
監修/山下真実さん 取材・文/ひよこクラブ編集部
ここ数年で出生数が大幅に減少していることと、各自治体が保育園を増やしたことが合わさり、保育園はひと昔前よりも入りやすい状況に。ですが、心に決めた保育園の“1才児クラスへの4月入園”はまだまだ狭き門。ポイントを押さえ、心して保活に立ち向かいましょう。
『後期のひよこクラブ』2023年秋号には、保育園入園を考えているママ・パパ必見!「2024年4月1才児クラスに入るための保活最前線」特集があります。
参考/『後期のひよこクラブ』2023年秋号「2024年4月1才児クラスに入るための保活最前線」
●掲載している情報は2023年8月現在のものです。