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【薬剤師監修】子どもとの安全おでかけマニュアル。カバンに入れておく救急セットはこれだ!

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子どもと一緒に遠出もしやすい季節になってきましたね。おでかけは楽しいイベントですが、ケガや急な体調不良などが起こることも。もしもに備えて事前準備をしておくと、安心しておでかけすることができますよ。

今回は、子どもとのおでかけに欠かせないアイテムや事前把握事項、おすすめスポットなどについて解説します。

子どもとのおでかけ必須アイテム

はしゃぎすぎてケガをしてしまったり、発熱してしまったりなど、おでかけ時には想定外のことが起こる場合もあります。しっかり準備してからおでかけしましょう。

カバンに入れておきたい救急セット

万が一のときに役立つアイテムは以下の通りです。

<救急セットの内容>
・解熱鎮痛薬
・処方薬(小児喘息やアトピー性皮膚炎など、慢性的な症状がある場合)
・消毒液
・ばんそうこう
・ピンセット(とげぬき用)
・体温計
・お薬手帳
・母子手帳
・健康保険証
・子ども医療証(自治体によって名称や助成対象の年齢が異なります)

薬は1〜2日分程度持参しておくと、交通トラブルなどで帰宅が遅れた際にも薬を切らす心配がありません。

また、いざというときに医療機関を受診するため、お薬手帳と母子手帳、健康保険証、子ども医療証(県外で医療機関を受診した場合は、後日医療費をお住まいの自治体に申請する必要がある場合があります)は必ず持参してください。とくに、お薬手帳は子どもの服薬歴や薬のアレルギーを確認するための重要な情報源なので忘れずに。
また、お薬を処方するとき体重を聞かれるので、子どもの体重を把握しておくといいでしょう。

カバンに入れておきたい常備アイテム

おでかけ前に、次のリストをチェックしましょう。

<常備アイテム>
・水分
・おやつ
・着替え 1~3セット(季節や月齢により調節)
・タオル 
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・除菌用アルコール
・ビニール袋(ゴミをまとめる)
・抱っこひも(必要な月齢の場合)

電車やバス移動の場合は絵本や自由帳、色鉛筆などの飽き対策グッズもあると便利ですよ。また、迷子対策に、迷子札や位置情報を把握できるGPSを身に着けさせておくと安心です。

乳児がいる場合はオムツやおしりふき、哺乳瓶、粉ミルク、調乳用のお湯、離乳食(必要な月齢の場合)、おしゃぶりなども持参しましょう。

荷物が多くなってしまうときの裏技

子どもを連れてのおでかけは、どうしても荷物が増えてしまいがちです。少しでも軽量化するために、以下のことを試してみてください。

・お薬手帳はスマホアプリで管理する
・母子手帳は必要なページ(出生時の記録や予防接種歴など)だけ写真に撮っておく
・水分補給は折り畳みができるシリコン水筒や処分しやすいペットボトル飲料を活用する
・抱っこひもは折り畳みができる軽量タイプのものを活用する
・自由帳や色鉛筆はスマホアプリを活用する
・ミルクはお湯と哺乳瓶が不要な乳首付液体ミルクを活用する
・離乳食は処分しやすいレトルトタイプを活用する
・使用頻度の低い荷物は、おでかけ先のコインロッカーを活用する

おでかけ前に把握しておくこと

以下では、いざというときに備えて、おでかけ前に把握しておきたいことについて解説します。

近隣の小児科

おでかけ先の市区町村での小児科を、事前に把握しておきましょう。クリニックの電話番号や住所、行き方などをメモしておくと安心です。
また、休日や祝日におでかけする場合は、休日・祝日の当番医情報を「市区町村名+休日当番医」とインターネットで検索するか、自治体のホームページを確認するなどして把握しておくと◎。

ケガや体調不良などが起きてからスマホで検索しようと思っても、調べるのに手間どってしまったり、不馴れな土地のために辿りつくのに時間がかかったりするおそれがあります。事前にきちんと調べておき、必要なときにすぐ参照できるようにしておきましょう。

いざというときの連絡先

「子どもが頭をぶつけたが、受診したほうがいい?」のように判断が難しいときや、海で事故が起きたときなど、いざというときの連絡先を覚えておきましょう。「意識がない」「出血が止まらない」など緊急性が高いときは、迷わず119で救急車を呼んでください。

<緊急連絡先>
・子ども医療電話相談:♯8000
子どもが休日や夜間にケガや体調不良を起こしたときに、医療機関を受診すべきかなどの対処方法を相談できる全国共通の電話番号です。

・救急安心センター事業:♯7119
急なケガや体調不良を起こしたときに救急車を呼ぶべきか相談できる電話番号です。ただし、この電話番号は一部の地域では未実施であるため、使用地域によってはつながらない可能性があることを覚えておきましょう。
対象地域は、総務省消防庁「救急車の適時・適切な利用:♯7119実施エリア」をご確認ください。

・全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」
消防庁が提供しているスマホアプリです。救急車を呼ぶか迷った際に、画面上で症状を選択すると必要な対応が表示されます。おでかけに限らず、緊急時に役立つためダウンロードしておきましょう。

・iOS版

・Android版

・ウェブ版

・海上保安庁:118
海難事故の場合は、海水浴場の監視員やライフセーバー、海上保安庁に救助の要請を求めましょう。

乳幼児と楽しめるおでかけスポット

ここからは、小さい子どもと一緒に楽しく遊べるおすすめのおでかけスポットを紹介します。

行楽スポット

<さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト(神奈川県相模原市)>
遊園地や温泉、バーベキュー場などを備えた、大人も子どももたっぷり遊べるレジャー施設です。水遊びを楽しんだり、イルミネーションを楽しんだり、季節によって異なる楽しみ方を見つけることができるでしょう。

粉ミルクの販売はありませんが、粉ミルクを調乳するお湯が必要なときは、レストランでスタッフに頼むともらうことができます。なお、紙オムツは売店で売られています。(2023年9月現在)

<アドベンチャーワールド(和歌山県西牟婁郡)>
動物園と水族館、遊園地が一体になった複合型レジャー施設です。湯沸かし器のあるベビーケアルーム(男性利用可のスペースあり)や女子トイレ内のオムツ交換台などの設備があるのもうれしいポイントです。(2023年9月現在)

お財布にやさしいスポット

<葛西臨海水族園(東京都江戸川区)>
小学生以下が無料の水族園です。大人の入園料も700円とお手頃なので、出費をおさえて楽しむことができます。600種類を超える海の生物が展示されており、東京近郊から世界の海まで、さまざまな環境の生物について学べますよ。
幼児用補助便座やオムツ交換台、授乳室もあるので小さな子ども連れでも安心です。(2023年9月現在)

<神戸市立六甲山牧場(兵庫県神戸市)>
動物とのふれあい体験やバターの手作り体験など、牧場ならではの体験ができます。未就学児は無料、大人は季節により400〜600円とお手頃価格で入場できます(手作り体験などは別途料金が必要)。
授乳・オムツ交換は、牧場内の2箇所で可能です。広大な自然の中で、子どもと一緒にかわいい動物とふれあってみてはいかがでしょうか。(2023年9月現在)

幼児向け遊具がある公園

<国営昭和記念公園(東京都立川市)>
「こどもの森」や「わんぱくゆうぐ」など、さまざまな年齢の子どもが思い切り遊べる施設が豊富な公園です。園内に7つのレストランやカフェがあるので、子どもを休ませたいときにも安心。ベビーカーの無料貸し出しや紙オムツの販売、赤ちゃん休憩室もあるのでとても便利です。(2023年9月現在)

<花博記念公園鶴見緑地(大阪府大阪市)>
1990年開催の「国際花と緑の博覧会」の跡地にできた公園です。3〜12歳向けの大型複合遊具で遊べる「子どもの森」や、「バーベキュー場」、「キャンプ場」など、家族で1日たっぷり楽しむことができますよ。(2023年9月現在)

準備万端にして、子どもとのおでかけを楽しもう!

子どもとおでかけするときは、予期せぬケガなどのトラブルに備えて救急セットを常備しましょう。着替えやおやつなども忘れずに。いざというときすぐに連絡できるよう、受診可能な医療機関や子ども医療電話相談などの電話番号をメモしておくことも欠かせません。

事前準備をしっかり整えて、子どもとのおでかけを思いきり楽しんでくださいね!

PROFILE

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211332f2tmhy00010039

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