【4~7カ月ごろ】そろそろ寒くなる季節…。ワンオペおふろ、ママ達はどう工夫してる?保健師がアドバイス
はいはいやつかまり立ちなど、赤ちゃんの動きが活発になってくるとますます大変になってくるのが「ワンオペおふろ」。そろそろ寒さ対策も必要になってくるころだから、できるだけ手際よく入れたいですよね。ここでは、先輩ママたちの入れ方・手順をご紹介。保健師の先生による「ここだけは気をつけて」ポイントも知っておくと安心ですよ。
ママたちが実際によくやっている「ワンオペおふろ」の手順は…
読者アンケートでワンオペおふろの手順を聞いたところ、「脱衣所で赤ちゃんを待たせ、その間に大急ぎで自分の体を洗っている」というママが多くいました。
その中でもとくに多いのは、上のイラストのように、服を着せたままの赤ちゃんを脱衣所で待たせ、そのあと一緒に入って上がるパターン。少数派でしたが、赤ちゃんを先に洗って、服を着せてから脱衣所で待たせ、その間に自分の体を洗うというママもいました。
とはいえ、赤ちゃんを待たせるのだって、なかなか大変ですよね。「機嫌がいいうちに自分はダッシュで洗う」「グズグズしたら自分の体を洗うのは強制終了」などという声も聞こえてきました。
赤ちゃんに少しでも機嫌よく待ってもらえるよう、ママたちがしている工夫も紹介します。
おふろを待つとき限定のおもちゃで遊ばせる
「バウンサーに乗せて、床置きのメリーで遊ばせています。おふろのときしか出さないからか、15分くらいは夢中になって遊んでくれます」(5カ月の女の子のママ)
ドア越しに、ひたすらママが歌う
「待たせている間グズグズしないよう、自分の体を洗いながら童謡を歌っています。息子は『とんでいったバナナ』がお気に入り。ちょっと長めで、ちょうどいいんです」(7カ月の男の子のママ)
テーブルつきチェアで動画を見せる
「ワンオペだとぐずって困ることも。離乳食用のテーブルつきチェアに座らせて、スマホスタンドを使って動画を見せるとゆっくり体を洗えました」(2才の男の子のママ)
保健師・平田かおり先生がアドバイス「大変だけれど、ここだけは気をつけて」
ワンオペではいはいのころの赤ちゃんとおふろに入るのはとても大変なことですが、入浴中の事故やケガには十分に気をつけて! 保健師の平田かおり先生から、ワンオペでも守りたい、事故防止のための注意点を教えてもらいました。
湯船では赤ちゃんをしっかり抱っこして
赤ちゃんを1人で湯船に入れるのは×。大人が抱っこして入れましょう。つかまり立ちをしたがるときは、必ずそばで支えるように。首浮輪などを使って湯船の中で待たせるのは、短時間でもNG!おぼれる危険性があります。
一瞬でも赤ちゃんを不安定な場所に寝かせないで
おふろのふたや洗濯機の上に赤ちゃんを寝かせたり座らせたりすると、転落の危険があります。タオルでふくときや着替えるときなどの一瞬でもNG。床の上にマットを敷く、バウンサーを使うなど、安全な場所を用意して。
ママが体を洗うときもなるべく目を離さないで
ママが体を洗うときも、バスチェアやバスマットに寝かせている赤ちゃんから、できるだけ目を離さないようにしましょう。赤ちゃんは予想外の動きをすることがあるので、油断しないで。
監修/平田かおり先生 イラスト/ゼリービーンズ 取材・文/渡辺有紀子、ひよこクラブ編集部
ママたちがしている「ワンオペおふろの手順」や、「脱衣所で待たせる工夫」は参考になりましたか? 脱衣所や浴室は、思わぬ事故も起こりやすい場所。保健師さんからのアドバイスは、赤ちゃんの命を守るためにも、心にとどめておいてくださいね。
●記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。
参考/『中期のひよこクラブ』2023年秋号「寒くなる季節のワンオペおふろ みんなはどう乗りきった?」