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映画「#つんドル」に見る、女性のメンタルヘルスケアとは? 大木亜希子さん、有村藍里さんスペシャルトークショー

更新

先日、東京ビックサイトで開催された「フェムテック トーキョー」。女性のライフステージにおける様々な課題を解決できるフェムテック、フェムケア企業が集結しました。
今回、「女性のメンタルヘルスEXPO」も同時開催され、その中で行われたのが、11月3日(金)から全国公開される映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(以下、「#つんドル」)の原作者・大木亜希子さんとタレントの有村藍里さんによるトークショー。大木さんの実話を元にしたこの映画に隠された、アラサー女子のメンタルヘルスについて語っていただきました。

人生に詰んだ元アイドルは、メンタルヘルス問題を抱えるアラサー女子

「#つんドル」は、仕事ナシ、男ナシ、銀行残高10万円の人生に詰んだ元アイドル・安希子が、一軒家に一人で住む56歳のサラリーマン・ササポンと同居するというストーリー。実は元SDN48のメンバーとして活躍した大木さんの実話だそうです。アラサーの主人公、安希子がササポンを通じて人生を見つめ直すこのストーリーにはアラサー女子のメンタルヘルス問題も隠されています。

司会:メンタルヘルスとは、心の健康のことを言いますが、この映画の中で主人公の安希子さんが、「自分さえ我慢すれば…」と頑張りすぎておなかを痛めるシーンがありました。これはメンタルヘルスに悩む多くのアラサー女子の共感を呼んだのではないかと思いました。

大木さん(以下敬称略):おっしゃる通りです。この映画の主人公が抱える女性の心と体の問題は、まさにメンタルヘルスとリンクするところが大きいと感じました。

有村さん(以下敬称略):主人公の安希子がいろんなことを1人で我慢して倒れたときに、同居人のササポンが駆けつけてくれるシーンがあるのですが、孤独な時に傍にいてくれる人がいるって心強いんだなと、私号泣してしまいました。

司会:そんな大木さんと有村さんが仲良くなったきっかけは?

大木:私の双子の姉が女優をしているのですが、姉が藍里ちゃんとお仕事をしたのがきっかけです。お互いSNSなどを通じて言葉を発信したり、銭湯に行くのが趣味だったりと共通点が多く、すぐに意気投合しました。

有村:私自身がファッションブランドを立ち上げたときや、美容整形をして大変だったときなど何かあったときいつも亜希子ちゃんに相談にのってもらっています。

アラサーで体験したリアルなメンタルヘルス問題

司会:メンタルヘルスに関わる女性のストレスの原因は家庭、仕事、人間関係などが複合的に混じり、また、受け止める体のライフステージによっても変わるとされています。問題が大きくなると月経不順や自律神経の失調、睡眠障害などさまざまなトラブルにつながると言われていますが、お2人は何か経験がありますか?

大木:私はPMS(月経前症候群)が酷く、仕事の締め切り前に何故か涙もろくなったり、チョコレートの一気食いをしてしまったり…。自分の体なのにコントロールできないことがあります。

有村:同じく私もPMSに悩まされます。何故か涙が出て情緒不安定になり、最近クリニックに行き始めてピルを処方されました。それでホルモンバランスが整えられたことで、心のバランスがとれるようになった気がします。

司会:メンタルヘルスを保つために精神的疲労・ストレスの緩和、精神障害の予防をサポートするのがメンタルヘルスケアです。有村さんのように専門家に相談することはとても大事ですよね。

大木:映画の中にもあるように、人生詰んでるときって早口で肩が上がっちゃって「私、大丈夫!」ってバイアスをかけてるんですよね。そんな私はメンタルクリニックの先生に出会ったことが再起のきっかけになりました。

有村:自分のSNS発信により意図が伝わらず、表現が伝わらない時があります。そんな時は亜希子ちゃんに相談します。自分の気持ちを人に吐き出すということも大事だと思いますね。

森林セラピー、何もしない、アロマ…セルフケアも大事

司会:私は大丈夫!と思っていても、メンタルはある日突然崩れることもあるようです。そんな方に向けて最近は、メンタルヘルスをチェックするアプリやオンラインの窓口もあるそうです。

大木:かつてSNSで発した言葉で炎上を招いたことがあります。その時「公園に行って緑を見よう」と思って歩いているうちに、余計な事を考えず瞑想状態になったのがすごく良くて! それから何かあった時は「森林セラピー」と言って公園に出かけます。

有村:私はつい何もしないことに対して不安になったり、もったいないって思っちゃったりするんです。でもあえて「何もしないことをする」日を設け、解放される日を作るようにしています。また、リラックスできるアロマを焚いて過ごすこともあります。

大木:この映画はアラサーの迷える女性像を描いているのですが、「あなたは何もしなくてもそのままで大丈夫!」っていうメッセージを込めています。ぜひ、メンタルヘルスという側面からも見て頂きたいと思います。

編集部:一見華やかな世界にいるお2人もリアルなメンタルヘルス問題に直面して、それぞれのケア方法をたくさん語ってくれました。映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」は11/3(金)より全国公開です。

https://tsundoru-movie.jp/

取材・文/中島博子、たまひよONLINE編集部
●記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。

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