パートナーに元カレ・元カノの話をしたことある? むしろ円満になる裏ワザ
みなさん、パートナーと元カレや元カノの話をしたことはありますか?
「たまひよ」アプリユーザーに聞いたみんなの声とともに、家族問題の中でも特にパートナーシップのパイオニアである岡野あつこさんに、以前の異性関係の話をする際に気をつけるといいことなどをお聞きしました。
元カレ・元カノの話をしたことがある人は約70%
最初にアンケート結果からご紹介します。
Q:パートナーに元カレ・元カノの話をしたことがありますか?
元カレ・元カノの話をしたことがある人が多いようですね。実際にどんな感じで話をしたのか、聞いてみましょう。
「話の流れで、お互いの過去の話をサラッとするときがある」(あさみそら)
「バツイチなので元夫の話を少ししました。『これだけは辛かったから絶対にしないでほしい』と頼みました」(悠姫)
「何気なくパートナーと恋バナになった時に、元カレの話をしたことがあります。パートナーは『僕と結婚して良かったね!』って言ってました(笑)」(こじか)
「結婚する前に今までの事を話しておこうと思い、話したことがあります。付き合っている時は嫌そうにされましたが、結婚してからは夫が一番であることを理解してか、嫌な顔をしなくなりました」(るるん)
「私は出会ってすぐ離婚歴を話して、その流れでトーク。でも彼は私が妊娠してから離婚歴を話してきたー!籍を入れるか入れないか、迷うくらいの出来事でした」(ぴょん)
「過去の恋愛での辛い思い出や、うまくいかなかったエピソード、こういうのが理想だ、というのを口に出して話すことで、距離が縮まりました」(まーちゃん)
「元カレはファッションにこだわりがありまくりで、自分の趣味じゃない服装だと『その格好は微妙!俺が選んだ服に着替えてって言うような、めんどくさい人だったよ』って夫に言ったら、『まじか!ないわー。俺はファッションにこだわりないから大丈夫よ!』って言ってた。私もこだわりないから、すごく楽になった」(さぼてん)
「夫は元カレの話を嫌がります。私としては昔話の1つですが、嫌がるのでしないようになりました。逆に、夫の元カノ話を聞くのは、今との違いを発見できて私は楽しいのですが、本人は嫌がってなかなか聞かせてくれません」(かいちー)
「夫が過去の女性歴全を部知っていてほしいとのことで、今まで好きだった人やお付き合いした人の写真とエピソードを全て見聞きさせられました(笑)。私は過去あってこその夫だと思ってるのでなんとも思わなかったのですが『知ってて!』という夫が可愛かったので、一通り聞きました(笑)」(さば)
「夫は私の恋愛遍歴を聞きたがる人です。聞いた後は何故か『負けない!』という気持ちになるそうです。もう過去の人たちなのに(笑)」(ひっちゃん)
「夫と出会う前、外国人の方とおつきあいをしていたので、それに夫が興味津々で、根掘り葉掘りと聞いてきます。例えば、『喧嘩する時はどっちの言語?』とか『ご飯は日本食?』などです」(エミ)
いろいろなケースがありましたね。そもそも、結婚相手に元カレや元カノの話をすることは、2人の関係上よいことなのでしょうか。オススメの伝え方や気を付けるポイントについて、夫婦問題研究家の岡野あつこさんに聞きました。
「過去があったからこそ現在があるのだと伝えて」と専門家
「結婚相手に元カレや元カノの話をすることで、相手がいやな気持ちになる可能性は0ではありません。また、相手が悪口を言っていれば『自分も言われるのかな』と思うし、相手をほめれば比べられてるようで嫌な気持ちになるかもしれません。
だから過去のことは言わず、『想像に任せる』ほうがミステリアスで、ちょうど良いと思います。
過去のことを伝えても問題のないのは、『失敗から学ぶ』ような人や過去の恋愛体験を自分たちの未来への改善に役立てようと思える人、つまり受容力、包容力、人間力のある人で、こういった人に元カレや元カノの話をしても、トラブルには発展しないでしょう。
ちなみに、話したほうがいいケースもあります。相手の想像が“妄想”へと膨らみ、誤解されかねないような場合は、さりげなく『自分の未成長な時の経験』という形でさらりと話したほうがいいと思います。
逆に、自己肯定感の低い人や嫉妬深い人には言わないほうがいいでしょう。
相手への伝え方のオススメは、『過去の恋愛は未熟な私の成長のためにあったのだと思う』などといった言葉です。現在の恋愛は必然なのだと印象づけられます。
さらに『今の恋愛が最高になるように過去の恋愛体験があったのだと思う』などと付け加えると相手の満足度が高まります」(岡野あつこさん)
なるほど。伝え方次第で、相手を納得させられる方法もあるのですね。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子)
岡野あつこさん
PROFILE)
夫婦問題研究家、公認心理師、パートナーシップアドバイザー。33年間で4万件以上の離婚相談を手がけてきた夫婦相談のパイオニア。テレビ・ラジオ・講演など幅広く活躍中。NPO日本家族問題相談連盟理事長。著書に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』など。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年8月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数363人)
※記事の内容は2023年10月の情報であり、現在と異なる場合があります。