山田ローラ、子どもたちの日本語を学ぶ力に日々感心、でも英語も忘れてほしくない!
7才の双子、3才の女の子、2022年9月には4人目を出産した4児のママであり、たまひよONLINEの連載が人気の山田ローラさん。現在は、九州のチームでプレーするラグビー元日本代表の山田章仁選手とともに福岡県での新たな生活を満喫中の山田ファミリー。
今回は、英語を中心に生活していた山田家が福岡に引越してからの子ども達の言葉について教えてくれました。
まるで乾いたスポンジのよう!子どもたちの吸収力に驚愕
英語と日本語が普段の生活から飛び交っている山田家。
子ども達もハワイと日本を行き来している中で自然と両方の言葉を喋れるようになっていました。特に双子のお兄ちゃんとお姉ちゃんは、年の半分は日本の幼稚園、もう半分はハワイでの生活で運良く同時に英語と日本語を使い分けられるようになっていました。そして、次に読み書きの壁にぶち当たったのです。
現在小学1年生の双子は4月から福岡の学校に通っています。リスニングと話す分には問題はないようですが、ひらがなはあやふや。カタカナ、そしてこの先漢字を覚えてくれるかも心配でした。最初からクラスメイトと比べて遅れをとってしまっているのではないか、方言が話せない、覚えている日本語の単語の少なさなどでクラスに馴染めるかどうかも親としては不安でした。最初はやっぱりちょっとよそよそしかったのですが、ある日突然、家の中で博多弁が飛び交っているではありませんか! お友達と話すことで乾いたスポンジのように全てを吸収してくる双子。生まれてからずっと福岡ですか?っていうくらい、自然に方言がでていて、むしろ私がわからなくて聞き返す時もあります。笑 今ではひらがなの読み書きはばっちりマスター。カタカナはまだたまにわからないところがあるけど、漢字もクラスメイトと同じスピードで学んでいるみたいでホッとしています。
不安と戦っていた二女にも博多弁が!
現在3歳になった二女は生まれてからコロナ禍ということもあり、習い事も中々行けなかったので、ほぼ英語だけの生活を送っていました。4月に初めて日本語だけの環境へとうつり、保育園に通い始めた彼女に異変がありした。赤ちゃんのころから指しゃぶりなどしたことがなかった二女が、いきなり指をくわえたり、必要以上に唇を舐めてしまい肌荒れを起こしてしてしまったり。彼女なりに不安と戦っていたみたいです。そこで、普段家では英語だったのを日本語多めに話をしたり、絵本やテレビ番組を日本語のものを主に見せたりしてみてました。そしたら徐々に保育園に行く時の表情が明るくなったのがわかりました。お友達や先生とコミュニケーションが取れるようになったのが楽しみになったようです。二女も双子と同じように博多弁が出てくることが多く、子どもの学ぶ力に日々感心しています。
しかし、ここで家での会話を日本語ばかりにしてしまうと逆に英語を忘れてしまうのではないかという心配もあります。ある程度二女が日本語に馴染めた時点で、また家では英語で喋ったり、英語のテレビをみることをはじめています。するとやはり二女も英語と日本語を使い分けるタイミングを掴み始めたのか、とても上手に切り替えられるようになりました。
そして、三女。まだ「ママ」と「どうぞ」しか言えない三女が今後どうなるか楽しみにしています。私自身や子どもたちの経験から環境によって学ぶ言語が左右されると感じているので、赤ちゃんのころから日本にいる時間が長い三女はバイリンガルに、そして混乱せずに2言語を話せるようになるのかとても楽しみにしています。
文・写真/山田ローラ 撮影/ENO 構成/たまひよONLINE編集部
●記事の内容は2023年12月の情報で、現在と異なる場合があります。