「もう走り出しそう!?」10カ月でひとり歩きを始めた娘。成長を感じつつ驚きも【丸山桂里奈・本並健治】
元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(40)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(59)夫婦。2023年2月に生まれた長女はまもなく生後11カ月を迎えるところです。もう外で歩けるようになりファーストシューズデビューもしたのだとか。丸山さんに、娘さんの最近の様子などについて聞きました。連載「GK夫とFW妻の育児奮闘記」第12回です。
家族でゆっくり過ごせた年末年始
年末年始は少し長めにお休みをもらって、家族そろって別荘へ行ってのんびり過ごしてきました。そのお休みの間に、仕事関係の人たち10人くらいと食事に行く機会があって、「ぜひ娘さんも」と言ってくださったので、娘も連れて行きました。知らないおじさんが10人もいたら泣くかな?と思っていたんですが(笑)、娘は終始ニコニコ。1回も泣きませんでした。人見知りをしてぐずるときもあるけど、私や本並さんが一緒だと安心するのかもしれません。すごくご機嫌でした。
先日受けた9〜10カ月健診では、娘は身長76cm、体重11.8kgでした。ちょっと大きめかな?体格がいい娘を抱っこするのは少しずつ大変になってきました。15㎏ぐらいまではいけるとは思っているんですが・・・。本並さんはヘルニアがあるので、座っての抱っこはするけれど、抱っこして外をずっと歩くようなことはできないんです。だから外出先で抱っこするのは私の担当。筋トレのいい負荷だと思って抱っこしています。でも年末年始にお出かけをして、娘をずっと抱っこしていた日の翌日は腕が筋肉痛になりました(笑)
ファーストシューズで、あんよデビュー
娘は先月くらいに伝い歩きするようになったと思ったら、もう1人で歩けるようになりました。立ったりしゃがんだりしてスクワットみたいな遊びもしているし、足がかなり強そうです。家の中で何歩か歩くようになってから、いずれ外で靴を履けるように、プレファーストシューズのような底がやわらかい素材のルームシューズを履かせて練習をしていました。
ある日、買い物にいったショッピングモールの屋上に子どもが遊べるスペースがあったので、急遽ここで靴をはいて歩かせてみよう、ということに。モール内のベビー用品店で靴を選んだんですが、娘は足幅が広くて、足の長さが合う靴だときつくて入らなかったんです。そこで、足幅の部分に伸縮性のある素材の靴を購入しました。
実際、ショッピングモールの屋上で靴を履かせてみたら、嫌がりはしなかったけど不思議そうな表情をして、しばらく立ったままだった娘。周囲で遊ぶ子どもたちの様子を見つめ、そのうちにトコトコと歩くことができました。それが娘のファーストシューズデビューに。
家の中でも、庭でもよく歩くので、本並さんは「もうちょっとしたら走り始めそうだな」って言っています。もうすぐ11カ月になるところなのに、成長の早さに驚いています。
芝生や小さなほこりも手でつかんで食べちゃう・・・
最近あんよが楽しそうだから、家の庭で娘を歩かせて遊んでいるんですが、困ったことに娘がおしりをついたときに庭の芝をつかんで口に入れて食べちゃうんです。室内でもベビーマットについてる毛玉をむしって食べているのを、父が「なんか食べてるよ!」と気づいてくれました。よく様子を見ると、ちいさ〜い毛玉みたいなほこりみたいなものを、手で器用につまんで口に入れていました。
「これは食べたらダメなんだよ」と教えるんですけど、好奇心がおう盛なのか、気づくと食べようとしていて、それはちょっと困っています。
離乳食も、自分で手づかみして食べたがるようになりました。小さいおやきを作ったり、バナナやいちごを小さく切ったのを持たせると自分で食べるし、食べるときにテーブルに落ちたおやきを慎重に手でつかんで食べることも。ずいぶん手を使う動作ができるようになった娘の様子を見て、こんなに短期間で人間ってこんなに発達するんだ!って驚きます。
コミュニケーションの面でもずいぶん成長を感じます。母に抱っこされた娘に「おばあちゃんはだあれ?」って聞くと、母のほっぺをトントンとたたいて、「ママはどこ?」って聞くと私のほうを見て腕を動かすようなしぐさをします。
私や本並さんが仕事に行くしたくを始めると、気づいてぐずったり泣いたりするようにも。だから母には「“いってきます”は言わないでそっと仕事に行ってほしい」と言われます。私がしたくをしようと立ち上がると、どこかへ行こうとしていることが気配でわかるようで、私の腰に「行かないで」と言わんばかりに飛びついてきたりするんです。そうするとやっぱり切ない気持ちになりますね。
感染症対策は、マスク、手洗い!
感染症が流行する季節ですよね。年末年始の休みの期間で、私と本並さんも風邪をひいてしまいました。娘にうつらないようにマスクをつけて対策しました。娘が風邪をひくと、両親にもうつってしまうから気をつけています。
感染症対策として外出から帰宅したら、娘も一緒に洗面所で手洗いをするようになりました。ショッピングモールで買い物をするときには、10カ月から座らせられるベビー用カートに乗せるんですが、カートのいろんなところを触るんです。だから帰宅したらすぐ手洗い。本並さんが洗面台のところで娘を抱っこしてくれるので、私が石けんをつけて「手を洗うよ〜」と声をかけ、しっかり手洗いしています。
【今月の本並さん】年男・厄年・還暦の今年。健康第一で家族と過ごしたい
今年は還暦を迎える年で、厄年でもあるから「家族で厄払いに行こう」と話しています。やっぱり年齢の節目だし、体調も崩しやすくなるのかな、とも思うから、より一層健康には気をつけたいと思っています。妻は「塩分控えめの食事にしたほうがいいんじゃない」と。「だしや素材の味をいかして、離乳食みたいにする?」と、冗談なのか本気なのか(笑)
妻とは去年の時点でそろそろ妊活をしたいと話していましたが、結局なかなかタイミングが合わず・・・。年末年始でゆっくりする中で「やっぱりもう1人子どもが欲しいな」と話をしているので、2024 年は夫婦で妊活も少しずつチャレンジしていきたいな、と思っています。
お話・写真提供/丸山桂里奈さん、本並健治さん 聞き手/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部
娘さんが歩けるようになり、いろんなものを触って口に入れてしまう、などさらに目が離せなくなってきた様子。でも、コミュニケーションがよく取れるようになってきて、ますます娘さんとの時間が楽しそうな丸山さんでした。
●記事の内容は2024年1月の情報であり、現在と異なる場合があります。
丸山桂里奈さん(まるやまかりな)
PROFILE
1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。
本並健治さん(ほんなみけんじ)
PROFILE
1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。