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【連載】EXITのりんたろー。がパパに! 妻の出産後、病院近くの公園で大号泣。その理由とは…!?

更新

りんたろー。さんによる新米パパ連載2回目。妻・本郷杏奈さんは、23年11月に、第一子をご出産。インタビューしたのは、杏奈さんが退院してすぐのこと。初の夜泣きや、相方・兼近さん流の出産祝いなどについて語ってくれました。

37年間、いろいろなことを経験してきました。 でも、パパは1年生です

――― まずは、ご出産おめでとうございます。初めての赤ちゃんとの対面は、どのような感じでしたか。

誕生直後、助産師さんに「赤ちゃん、元気に泣いています!」と言われて、「ワッ」となりました。涙もろいので、赤ちゃんを見た瞬間に涙が出るかなと思っていましたが、実際は、「これが僕の子どもなんだ」という、うれしさと安心が入り混じったわりと落ち着いた感情に。保育器に入っているのを見たときは、「こわれちゃいそうだな」と思いました。その後、抱っこすることができましたが、どこをどう触っていいか、わからなかったです。
しばらくして、病院の近くにあった公園に行って、今の気持ちを残そうと、散歩しながら動画を自撮りしました。そうしたら、子どもが無事生まれてきてくれたこと、妻・両親・相方・自分にかかわってくれたすべての人への感謝が込み上げてきて…。ここで初めて号泣しました。きっと、周りから見たら朝から公園で大泣きしているヤバい男だったと思います。

――― 杏奈さんに、動画を見せましたか?

はい。爆笑していました(笑)。

――― 入院中、面会には?

ほぼ毎日、会いに行きました。なんとか面会時間に間に合うように調整し、差し入れをしたり、洗濯ものを持って行ったり、持って帰ったり。杏ちゃんの脚がパンパンにむくんでいたので、病室でマッサージもしました。

――― 産後、杏奈さんに変化はありましたか?

パパ友からは、「産後のママは、心のバランスが崩れやすいよ」と聞いていましたが、杏ちゃんはむしろ余裕が出て、落ち着いているように見えます。頼もしくなったというか…。退院後、赤ちゃんの夜泣きで眠れないときも、杏ちゃんは「明日も仕事だから、寝てて」と、僕を気づかってくれるんです。結局、杏ちゃんがミルクを作っている間に僕が抱っこであやしましたが、運命共同体で「ワンチーム感」が増したと思っています。また、入院中は、これを1人でやっていたのか、と驚きました。

――― 赤ちゃんのお世話はいかがですか?

瞬間、瞬間が驚きです。例えば、沐浴では「赤ちゃんの胸にガーゼをかけると安心します」と教えてもらい「そうなんだ!」と納得。あとは、海苔の佃煮みたいなうんちが出て驚いたことも。ただ、僕には介護経験があるので、おむつの替え方などは割と慣れているようで、看護師さんに「お父さん、初めてですか?」と聞かれました。育児中は、毎日、新しいことが起きます。37年間、いろんなことを経験して大人になりましたが、パパは1年生。もう一回、人生が始まっている感覚です。パートナーと、「こうかな?こうかな?」と試行錯誤しています。赤ちゃんのしゃっくりが止まらなくて心配したら、筋肉が未発達だから心配しなくても大丈夫らしいとわかり、ホッ。「ブタっぱなでブヒブヒいっているけれど、呼吸器系は大丈夫かな?」と心配していたら、看護師さんに「小さい子はみんなこうですよ」と教えてもらい、胸をなでおろしたり。パパママ、みんなこれを経験しているなんて、すげーな!と、思います。

産後の妻に新たな発見が。 前向きな言葉選びが、夫婦がうまくいくコツ

――― 杏奈さんとのコミュニケーションで気をつけていることは。

先日、夜中、一緒にお世話をしていたら「寝なきゃいけないのに、起きてくれてありがとう」と杏ちゃんから言われたんです。いやいや、「こちらこそ、ありがとう!」ですよね。また、子どもには、ケンカの声も聞こえちゃうとイヤだなと思うようになりました。なので、どうすればお互いが揉めないか、イヤな気持ちにならないかを考えています。「病院で、本当に全部1人でやっていたの?すごいね」など、前向きな言葉をかけるようにしています。

――― 杏奈さん自身の変化も、感じますか。

「僕が知らないパートナー」の一面を見ているように思います。杏ちゃんのおっちょこちょいな部分に、僕がツッコミを入れて、それが楽しくて、こんな関係をずっと続けていけたらいいな~と思っていました。でも今は、頼もしさも感じますし、引っ張ってもらっている部分があります。まさか、こんな瞬間がくるとは思いませんでした。彼女にこんな一面もあるんだな、と。母は強しです。

――― 赤ちゃんが生まれて、ご自身の中で変わったことは。

赤ちゃんは、毎日、表情が変わるので、見ているだけで愛おしいです。優先順位も、全部変わったと思います。また、街中で妊婦さんとパートナーと赤ちゃんを見かけたときに、想像できる部分が増えたように思います。

名づけ親は、相方・かねち! 兼近さん流のお祝いも

――― お子さんの名前は、どうやって決めたのですか?

実は、かねちが名づけ親なんです。YouTubeを撮影しているとき、グローバルで通用して、性別にとらわれない名前がいいな~という話をしていたんです。りんたろー。のたろーがつくのがいいなど、いろいろなアイデアがありましたが、最終的には、かねちがくれたアイデアがとってもよくて。字画も最強でした!

――― そうだったんですね。何かお祝いの言葉などはありましたか?

かねちは、結婚するときに、彼なりの主張があって、ご祝儀をいっさいくれなかったんです(笑)。でも、「出産はおめでたいから、豪快にいきますよ」と言っていました。なので、高いベビーカーでも買ってもらおうかなと。そうしたら、それを上回る、ビビるくらいのお祝いをくれました。いや、こんなにはいいよと言いましたが、「半分は子どもに、半分は杏奈さんと、りんたろー。さんで使って。必要なものも多いだろうから」と。そんなこともあって、名づけ親になるのも仕方ないねとということで落ち着きました(笑)。

撮影/藤原 宏(Pygmy Company) スタイリスト/畠山美保子 ヘア&メイク/井上好美 取材・文/小竹美沙、たまごクラブ編集部

杏奈さんの新しい一面、兼近さん流のサプライズなど、顔をほころばせながら語ってくれたりんたろー。さん。また「大変なことは笑いに変換していきたいし、パートナーと、一瞬、一瞬を楽しんでいきたい」とも、話されていました。パパになったりんたろー。さんの視点や考えを、定点観測で追っていきます。

●記事の内容は、2023年11月の情報で、現在と異なる場合があります。

りんたろー。さん
PROFILE
1986年生まれ、静岡県出身。吉本興業所属。2017年に兼近大樹さんとお笑いコンビEXITを結成し、以降、バラエティ番組を中心に活躍。特技はサッカー、フットサル、介護。趣味は、美容、ジム、お酒、カラオケ。2022年8月にタレントの本郷杏奈さんと結婚。2023年11月、第一子が誕生。

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