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ママの中に潜む「育児監視員」が余計なことをー!? 『ふうふう子育て #2』

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赤ちゃんが生まれると幸せなはずなのに、なぜかパートナーと衝突してしまう! 夫の子育てが雑に見えてつい注意していた青鹿さん。すると夫は「監視されてるみたいで気分悪い」と……。「ならもう何も言わない!」と相手に任せることにしたら……青鹿家はどうなった?


私! めちゃくちゃ監視しとるわーーー!!!












子育てにダメ出しされて、むくれた夫に腹をたてた私は「もう何も言わない」と宣言。その次の日の夫の子育ては、それはそれは手際の悪いものでした。だから、私は内心ちょっと意地悪な気持ちで「それみたことか」と思っていたのですが……数日経つと、夫は自ら編み出した効率の良い方法でお世話するようになっていました。

……私のやり方とは違うけど、結果は同じ方向に向かっている。何よりも娘が困っていない……。

私は、1度決めたやり方や、自分にあったやり方を夫に押し付けすぎていたのかも……と反省したのですが、そのすぐあとに「あ! そのやり方は……」と声が出そうになってびっくり!

私! めちゃくちゃ監視しとるわーーー!!!

脳内に育児監視員がいるかのごとく「あれはダメ」「これはなってない」とイライラが募ってくるんです。これはよくない! しかも、この育児監視員は自分自身にもダメ出しをしてきて一つも褒めない鬼教官です。

こんなものに私も夫も監視をされていたら、たまったもんじゃない。でも目の前で夫の子育てを見ていると、どうしても育児監視員が出てきてしまう。

なので、夫が主に娘の世話をしている時間は、積極的に外を散歩したりお茶をしにいったり「物理的に見ない」を努めました。見てないものにはダメだしも何もできないので、私の脳内の育児監視員も落ち着き、夫ものびのびと自分で試行錯誤が出来てめきめきと子育てスキルをあげていきました。

「よかれと思って……!」で夫に向けていたまなざしが、育児当事者に向けるものでない目線だったことに気づき、ちょっとぎょっとした出来事でした。

(編集協力:大西まお)

『青鹿ユウの夫婦でふうふう子育て』をすべて読む

漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール

漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

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http://aoshikayu.com/

※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。

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