休日返上でこっそり家事しても気づいてもらえない!鶴の恩返しの法則『ふうふう子育て #5』
夫婦で仲良く子育てしたいから気遣いあっているはずなのに、お互いにバタバタしていると、どうしてもすれ違いがち。ある日、パートナーが子連れでお出かけしたとき、ゆっくりしようと思った青鹿さんがふと振り返ると部屋が散らかっていて……。
言い争いの原因は「鶴の恩返し」の鶴だった⁉︎
娘はとってもかわいいけれど、ずーっと一緒にいると全く休めなくて、娘本来のかわいさが見えなくなってきてしまいます。そこで、我が家では「相手が家でゆっくり過ごせる時間」を作るために、どちらかが娘を外に連れ出す日を設けていました。行き先は、だいたい公園です。
赤子のいない贅沢な時間! さぞかしリフレッシュできるだろうと思ったのですが、冷静に部屋を見渡すと、やり残した家事が気になる……。あるあるですよね。「赤ちゃんがいないほうがはかどるし、ここは一つ私が頑張って家事をやっつけちゃいますか!」とこっそり片付けたのですが、そんな日に限って、夜だらだらしていると、夫に「もっと家事したら?」と言われることがあり、もめるようになりました。
娘と外出してくれるのは嬉しいけど、ちゃんと家事もしているのに嫌味を言われると、あんまり休まらない。とうとうカチンときて「昼間は家事してたよ!」と言い返したところ、「娘と外にいたから気づかなかった……てっきり休んでいたとばかり……」と夫。
……確かに。見てないから知らないよね。夫の見えないところで頑張っていた私は「まるで、あの昔話の鶴みたいだね」と言いかけて気づきました
もしかして、「鶴の恩返し」の「鶴」が我が家の言い争いの元なのでは……?
漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。
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http://aoshikayu.com/
※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。