夫「そんな怒らなくても……」妻「怒るわい!」家事育児の段取りを見える化してみた『ふうふう子育て #16』
パートナーに家事や子育ての何かをするよう言われて「いいよ」と返事したのに、なかなかやらなかったら怒られた、なんてことありませんか? 頼んだ方は段取りよく効率的な流れを組もうとしているのに、放置したら「ムカッ」とされても仕方がないかも。青鹿家では妻が夫に、その「流れ」を詳しく説明することに。
妻がこんなに怒っている理由
家事や子育ては「すごろく」みたいなもの
家事や子育てって、1日にやるべきことが山ほどあるので、優先順位を考えて段取りよく流れを作り、効率的に進めていく必要があるんです。例えばですが、洗濯乾燥機をまわしてから朝食を作れば、ちょうど朝食を食べ終えて食器や部屋を軽く片付けたころに洗濯・乾燥が終わっていて、服をたたんで収納できますよね。そういう工夫をしないと、1日分の家事や子育てのタスクが終わらないことがあるんです。
夫は子育てこそしっかりやっていたものの、家事は私のほうが多く負担していたので「家事や育児に流れがあって繋がっている」ことがあまり見えていなかったようです。だから、すごろくに例えて「ここがストップすると、こっちもスムーズに進まない」などと説明しました。
しかも子育て中の家事は、赤ちゃんの状況によってストップしがち。だからこそ、同じ大人が家事や子育ての流れを止めてしまうと困ります。そう説明したところ、目から鱗だったようで「僕が悪かった」とわかってくれました。私は、今度からは特に指定しない家事や子育てはすぐやってほしいこと、すぐは難しかったら教えてほしいことを伝えました。
そして、私自身も「どんな時も効率のよい家事・子育ての流れを守らなければならない」と思い過ぎないようにすることを話しました。自分が疲れないためにも、家事や子育てのタスクを溜めないためにも、なるべく流れを守りたいのですが、無理な時もありますもんね。
人間は疲れている時だってあります。何もかも嫌になる時もあります。家事をやりたくない時もあります。
時には流れをゆるめて、サボることも大切ですよね!
漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。
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http://aoshikayu.com/
※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。