「もしかして天才?」将来はどうなる?うちの子自慢
●5月7日は「博士の日」
1888年(明治21年)のこの日、植物学者の伊藤圭介・数学者の菊池大麓・物理学者の山川健次郎ら25人に日本初の博士号が授与されました。
当時は論文の提出による博士号ではなく、教育への貢献を評価された名誉博士的なものでした。論文による本格的な博士が生まれたのは、それから3年後のことです。
ちなみに“博士”とは、人類が保有する教育機関の中で与えられる学位のうち最高位であり、世界の教育レベルを分類しているISCEDでは最高位のレベル8! 博士とつく人は、すごい人なんですね。
うちの子の天才自慢大会
身近に博士号をとるような人はなかなかいないものです。
でも、幼稚園や保育園に1人や2人いませんか?昆虫博士、漢字博士などの『○○博士』!ひとつのことを掘り下げて知識をいっぱい蓄えている子っていますよね。もしかしたら、あなたのお子さんも『○○博士』ではないですか?
口コミサイト『ウィメンズパーク』にも、「もしかして、うちの子天才? 末は博士?」がたくさんいました。
「3歳前に教えていなかったのに、ひらがな・カタカナ・ABCが読めてます」
「年少で、25人のクラスメイト全員の誕生日を覚えています」
これはすごい! 子どもは興味を持つと、素晴らしい記憶力を発揮します。スポンジのように吸収もしていくので、親もいろいろなきっかけを与えてあげるといいですよね。
「2歳児が急に『現在』と『過去』と言うようになりました。まだ若いのに!」
深い…将来は哲学博士?
「世界の首都を覚えていました。そして、近所にキャンベラというラブホの看板があるのですが、それを見て『ママー! キャンベラ! オーストラリアの首都ってここにあるんやね』と。返答に困りました」
高速道路のインター近くにも、ニューヨークやパリとか、いろいろな首都の看板がありそう(笑)。
「3歳の頃。ある日、バスの中でぶつぶつ言っていたので耳をすませたら『281、282…』と300までずーっと数えていました。そういえば、マリオカートにはまってポイントを気にしていたっけ」
ゲームで数字や歴史、漢字、カタカナを覚える子ども多し。やらせるべきか、やめるべきか迷うところです。
「4歳児。6,786,432など、百万の位までの数字はパッと見て読めちゃいます」
私はいまだに、「いちじゅうひゃくせんまん…」と、桁を数えてしまいます…。
「幼稚園の年中で習ったピアニカ。始めてすぐに『幼稚園で聴いた~』と給食の歌、お帰りの歌などを弾けたのにはビックリ! 夫がやっているマリオやドラクエなどのBGMも耳コピで弾いてます」
音楽家もビックリの音感の持ち主!埋もれさせてしまうのはもったいないかも?
「幼稚園では『将来は東大かな? 東工大あたりには確実に合格すると思う』と言われた天才要素満載な息子。小学校でも何かにつけて『頭がいい! 将来が楽しみ』とよく褒められました。が、今のところ普通のおたくなゲーム大好き高学年男子なだけで、特に天才な面は感じてません(笑)」
きっと大器晩成なのでしょう。
「3歳の時だったかな、世界地図に興味を持つようになり、国旗と首都を全部言えるようになり『この子、天才?』なんて思っていました。今、大学生。地理なんて全く興味がなく、首都の名前も怪しく、私が突っ込むほど。まぁ、そんなものですよね」
天才は、育て方次第なのか?
環境なのか?それとも、DNAなのか?
天才予備軍の20年後の報告をお待ちしたいと思います。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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