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ママ友との会話、たまった家事…。気にするのをやめたら生きやすくなったこと。ママたちの声

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屋内で飲み物を飲みながら会話をするアジアの若い女性
koumaru/gettyimages

今回のテーマは、自分の中のモヤモヤについてです。日常生活の中で生まれる気持ちのモヤモヤ、困りますよね。どうやって、それと付き合ったり、手放したりしたらいいのでしょうか。
「たまひよ」アプリユーザーに聞いたみんなの経験談とともに、心理療法家の川畑のぶこさんにアドバイスいただきました。

「人との関係」「周りからの評価」「こうでなければ…」と、私たちを取り囲むモヤモヤ

最初にみんなのモヤモヤ経験談を紹介します。

Q:普段の生活の中で「気にしない!」と決めたら、ラクになったりモヤモヤが減ったりした経験はありますか?

「仲良くない人との関係」(まこちゃん)

「LINEの既読スルー」(ぽんし)

「他人の目や他人からの評価を気にしない!!」(つみち)

「服のブランドや流行。自分が気に入った色や形、材質なら、心地良く過ごせることに気がついた」(たはゆ)

「日々のやらなきゃいけない物事を前までは全てこなそうとして『アレができなかった、コレもできてない…』と落ち込んだりしたが、『50~80%でいい!』と思って朝に1日のやることの優先順位を決めて過ごしたら心にも余裕ができ、子どもとの時間も増やせて結果オーライです♪」(にこにこにゃんこ)

親ならではの葛藤もありました。
「子どもにテレビを見せたくないと意地になっていたが、時間やルールを決めて見せるようにした」(あい)

「若いうちに子どもができたので、Instagramのストーリーで友人がお出かけしたり飲みに行ってるのを見ると、羨ましくなってしまったけど、気にしないようにしました」(つむまま)

「子どもの食べムラ」(さとママ)

「子どもが離乳食を食べないことにイライラしていたけど、食べたいときに教えてくれるだろうと思って過ごすようにしたら気持ちがラクになった」(huey)

「他の妊婦さんと比較するのをやめました。個人差がめちゃくちゃあるし、気にしすぎると検索魔になり不安になるので…」(はるたつ)

「ママ友との複数人の会話で自分が入っていけずにモヤモヤするときがあったが、まぁ別に喋らなくても良いかと思って聞くようにしたら、モヤモヤしなくなった!」(おもち)

また、家事についてのモヤモヤもたくさん寄せられました。
「部屋の汚さとか家事!今は赤ちゃんのことと自分の休息重視にした!」(sまま)

「多少散らかっていても気にしないようにした」(デコピン)

「ゴミの捨て忘れ、洗濯物がたまってしまったとき…」(アン)

「料理しないこと。エンゲル係数は高いけど、うちは子どもがある程度1人で自分のことをできるようになるまでは無理をしないことにした。特に日本食を作るのがそもそも面倒‼」(luka)

「夫が洗った食器に洗い残りがあっても、洗ってくれただけで感謝と思うようにしたら関係が良好になった」(はゆママ)

「仕事が残っていても、優先順位を確認し問題なければ無理に終わらせて帰るのをやめました。そうすると、そんなに焦ってしなくても良いこと、自分だけで抱え込まなくてもいいことがわかってきました。家庭・育児との両立には大事なコツだと思います」(ゆずき)

「『適度に、私なりに、我が子なりに』というマインドを大切にしてみて」と専門家

いろいろなモヤモヤと、それとの決別の声が集まりました。そもそも自身のモヤモヤとした気持ちとはどう付き合って、どうスッキリさせればいいのでしょうか。心理療法家の川畑のぶこさんに聞いてみました。

「モヤモヤの心理は心の抑圧から生じます。すなわち、本来の自分から離れてしまったことを教えてくれるサインです。
思っていることを言えない抑圧かもしれませんし、したいことをしない抑圧かもしれません。いずれも、自分のニーズが棚上げされているときに起きます。

子育てに正解はなく、それぞれの正解があると頭ではわかっていても、ついつい私たちは『他のご家庭は?』とか『フツーは?』と比較してしまいがちです。
とりわけ、初めての子育てともなると、その不安は大きくなるでしょうし、自分の親の子育てスタイルを無意識なうちにモデルとしている人も多いことと思います。

でも、子どもと自分は異なる人格ですから、過去の親の私に対する関わり方が機能するとは限らず、そもそも親と私の関わり方自体が機能していなかったケースなどもあるわけです。

ですので、比較はあくまでも参考にする分にはよいですが、外に絶対的な正解を求めすぎると苦しくなります。

昨今では多様性やインクルーシブネス(包摂性)が謳われるようになりましたが、人は人、自分は自分、我が子は我が子という『自分軸』の姿勢を確立することは、モヤモヤをスッキリさせるのに役立つことでしょう。

私たちの感情をスッキリ整理するのに効果的なのは、思いを書き出してみることです。そして、その思いの合理性を確認してみます。大抵の場合、私たちは現実的でない、非合理的な思い込みによって自分を苦しめていることが多いのです。

アンケートでは人の目を気にしなくなったらモヤモヤが晴れたというコメントが多く見られましたが、人の目を気にする心理は、周囲から好かれたり評価を受けたりしたいという心理により生じるものです。

もちろん、私たちは社会的な動物ですから協調性は大切ですし、関係性を円滑にするためにも相手の気持ちを慮る姿勢は必要なものです。ところが常に相手や周囲に合わせてばかりで自分の気持ちを抑圧していると、やがて関係性も病んできますし、心身が病むこともあります。

相手に合わせる姿勢も過不足なく行うことは大事なのですが、『常に』『みんなから』自分や我が子が好かれなければならないという意識が働くと(多くの人は無意識のうちにそのように振る舞っています)、苦しみが訪れます。

そもそもみんなから常に好かれることは不可能なのですから、そうであれば、心を『みんなに好かれたり評価されたりすることは不可能だし、みんなに好かれる必要はない』『それでも私の人生も我が子の人生もそれなりに機能する』という健全な信念を育んでみることが大切です。

子育ても仕事も完璧というのはありません。完璧を捨てて、『適度に』『私なり、我が子なりに』を大切にしてみてください。

人生に失敗はつきもので、そこから多くを学び、人生を豊かに切り拓けるということを信頼してください。失敗に対してオープンな心をぜひ育んでください」(川畑のぶこさん)

オープンな心と健全な信念。みんな、心の底ではわかっていても、つい気にしがちですが、こうやってあらためて「信頼してください」と言われると、勇気が出ますね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

川畑のぶこさん

川畑のぶこさん

PROFILE)
心理療法家、断捨離アンバサダー。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、通訳・コーディネーターとして活動。2002年に日本帰国後、複数の医療機関において、メンタルケア、心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。また片付けを通した心と気持ちの整え方などのセミナーなども行う。著書に、『「心のガラクタ」を捨てる生き方:「自分は自分」と言い切る強さをつくる本』(三笠書房)、『モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ』(同文館出版)などがある。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年4月の情報で、現在と異なる場合があります。

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