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最新研究による新事実!生まれてすぐからの肌ケアが、食物アレルギー予防に!

更新


赤ちゃんが離乳食を始めるときに、ママが気になることといえば "食物アレルギー" ではないでしょうか?

現在、食物アレルギーの研究が世界中で行われています。
日進月歩で新しい事実がわかってきていますが、最近では2016年12月に発表された、国立成育医療研究センターのチームの研究結果が話題に。
日本人の赤ちゃんを対象とした、「卵」を用いての研究は、とても画期的なものでした。

卵を6カ月から与えたグループのほうが、発症を抑えられた!

「卵」は、日本の赤ちゃんが食物アレルギーを起こす食品の中で、最も発症頻度が高い食品です。

国立成育医療研究センターの研究チームは、
「卵の食べ始めを早くすれば、食物アレルギーを予防できるのでは?」という仮説のもと、
「赤ちゃんが6カ月のころ」から、
「ごく少量のかたゆで卵(全卵・粉末)を与えたグループ」と「与えなかったグループ」に分け、「1才時点での卵アレルギーの発症率」を調べました。

その結果、「卵を6カ月から与えたグループのほうが、与えなかったグループに比べ、発症を約8割抑えられた」のです!
※すでに卵アレルギーと診断されている赤ちゃんに卵を食べさせる場合は、必ずアレルギー専門医に相談してください。

アトピー性皮膚炎の場合は、食物アレルギーのリスクが高い!?

この研究でポイントとなるのが、調査対象の赤ちゃんを、生後4~5カ月の時点で、アトピー性皮膚炎を発症している子に限定したこと。

なぜ、アトピー性皮膚炎の子が対象になったかというと、「生後1~4カ月で皮膚にアトピー性皮膚炎を発症すると、食物アレルギーのリスクが上がる」と考えられているからです。

この研究では、卵を与えた子もそうでない子も、アトピー性皮膚炎の治療が並行して行われました。
ステロイド薬や保湿剤を用いて、皮膚を湿疹のない健康な状態にキープできた子は、6カ月から卵を与えても卵アレルギーにならなかったのです。つまり、

・アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが、卵の食べ始めを遅くすることは、卵アレルギーの予防にはならない
・食物アレルギーの予防には、皮膚を健康な状態に保つことが重要


ということがわかってきたのです。

生まれてすぐからのスキンケアが大切に…

食物アレルギーの予防については、さらに研究が進んでいるところ。
はっきりとした結論はまだ出ていませんが、どうやら食物アレルギーの予防には、スキンケアも大切なよう。

おふろでは、洗浄料を使って汚れをしっかりと落とし、おふろから上がったら早めに保湿剤を塗ることが、湿疹などの肌トラブル対策になります。
赤ちゃんの肌が乾燥しないように、こまめに保湿剤を塗ることもおすすめです。

赤ちゃんの皮膚を健康な状態に保つには、スキンケアが大切。
生まれてすぐからのスキンケアが、いろいろな病気の予防になるかもしれません。ぜひ、毎日のスキンケアを習慣にしましょう。(取材・文/ひよこクラブ編集部)

監修/大矢幸弘先生

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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