お風呂で体を洗うボディタオル、どれくらいで交換してる?替え時の目安と清潔に保つポイント【専門家】
みなさんは、どれくらいの頻度で入浴時に使うボディタオルを買い替えていますか?「たまひよ」アプリユーザーのアンケート結果とともに、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんのアドバイスをお届けします。
1ヶ月に1回替える人から2年使っている人まで…
まずみんなのアンケート結果とともに、その理由について紹介します。
Q:お風呂で体を洗うときに使う、ボディタオルやスポンジはどれくらいの頻度で交換しますか?
1ヶ月に1回 4%
2~3ヶ月に1回 14%
半年に1回 25%
1年に1回 27%
その他 30%
「半年に1回」「1年に1回」を合わせて半数以上という結果になりました。交換の頻度はあまり高くなさそうです。
◾️1ヶ月に1回
「菌が繁殖しそうで怖いので、1ヶ月に1回ぐらいの頻度で替えています」(もかちゃん)
◾️季節ごとに
「2、3ヶ月に1回、なんとなく季節ごとに交換しています」(おとみ)
◾️ボロボロが目安
「ボディタオルがボロボロになるので、年に1回交換します」(おりん)
◾️元の形から変形したら
「丸まったネットタイプを使っているで、元の形よりだいぶ変形してきたタイミングで、半年に1回くらいで交換しています」(おとみ)
◾️替え時に悩むことも
「まだまだ使えるので、替え時がわからないです」(ペー)
◾️衛生面を考慮
「丈夫な物を使用していることと、1年以上経つと衛生面で心配なので、半年くらいで交換しています」(あーちゃん)
◾️捨てられない
「使えるのに捨てるのはもったいないので、破れたら買い替えています」(おたまちゃんはは)
◾️気にしていませんでした
「泡ソープでほとんどボディタオルを使わないため、年に1度くらいで頻繁に替えるという発想がなかったです」(manamama)
◾️年に1度
「新しい物で新年を迎えるために、1年に1度買い替えています」(まぴ)
◾️2年以上使っています
「1週間に1回、オキシ漬けして洗濯しています。2年くらい使っちゃっています」(さーちゃん)
ボディタオルの替え時と、綺麗を保つお手入れとは?
ここでは、本橋ひろえさんにボディタオルの替え時と清潔に保つポイントを聞きました。
「ボディタオルの買い替え時期は、素材や使用頻度によって変わります。ナイロン素材などの化学繊維、綿や麻などの天然繊維、化学繊維と天然素材の混紡などいろいろあるからです。
また、ボディソープなど泡立てるためにボディタオルを使う人もいれば、ボディタオルを使って体をゴシゴシ洗う人もいるので、使い方によっても替える時期は異なります。
一概には言えませんが、ナイロン素材は長持ちするので半年から1年に1回くらいが目安。
綿や麻の素材は、ナイロン素材に比べて長持ちしないので、生地のニオイや劣化を目安に交換するといいのではないでしょうか。
ボディタオルを清潔に保つポイントは、浴室内にボディタオルを干しっぱなしにしないことです。濡れたままのボディタオルを浴室内に干しておくと雑菌やカビが繁殖しやすく、生乾き臭が発生しやすいからです。
また、ボディタオルの浴室内干しは湿度を高める原因になり、浴室のカビの繁殖につながるので注意が必要です。
使用後のボディタオルはお湯でよく濯ぎ、早く乾くように浴室の外に干してしっかり乾かしましょう。ナイロン素材は比較的早く乾きますが、綿や麻などボディタオルは、ナイロン素材に比べて生地が厚く乾きにくいので、特に注意が必要です。
できれば、入浴後は毎回、洗濯機で洗濯して、よく乾かすのが理想です。バスタオルと同じ扱いで、ボディタオルは使ったらすぐに洗濯してみてはいかがでしょう。ほとんどのご家庭は浴室近くに洗濯機があると思いますので、習慣にしてしまえばそれほど手間はかからないのでオススメです。
難しい場合は、2、3日に1回洗濯し、しっかり乾かすとボディタオルを清潔に保つことができます。洗濯機でボディタオルを洗う場合は、他の衣類をいためたり、巻き込んだりしないために、小さめのネットに入れて洗濯しましょう。
そして、浴室内はできるだけ湿ったままのものは置かないことです。これはボディタオルだけでなく、スポンジやブラシなどの掃除道具や、シャンプーボトルも同じです。湿ったままの掃除道具やシャンプーボトルの底のぬめりは、カビや雑菌の温床になるからです。
道具類も使ったらよく乾かし浴室外で保管し、シャンプーボトルなどは浮かせる収納にすることで、浴室内のカビ予防になります」(本橋ひろえさん)
浴室にボディタオルを干すことは避けたほうがいいのですね。浴室内に湿ったままのものを置きっぱなしにしていたことを反省。極力ものは置かない!ですね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)
本橋ひろえさん
PROFILE)
ナチュラルクリーニング講師。北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、各地でチュラルクリーニング講師になり、テレビや雑誌などで活躍。ナチュラルクリーニングとは、環境&手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン&楽しきちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)などがある。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。