DIY大国アメリカで砂場を手作りしてみた
子どもが大好きな外遊び、それは砂場遊び!しかし、付近の公園を調査したところ砂場は1つしかなく、ゴミが混じっているではないか...。しかも、そこは車でないと行けない。ということで、ホームセンターで材料を購入して手作りすることに決めました。普通のアメリカ人「夫」なら、日曜大工はお手の物!のはずなのですが、残念ながらウチの夫は草食男子。そんな夫を指導してもイライラすることが目に見えているので、自分で作ることにしました。原価30ドル、製作時間1時間。母の少しの汗で、息子の満足度無限大!
アイディアはPinterestから拝借
ご存知の方も多いと思いますが、Pinterestはウェブで見つけた興味のあるものを自分のボードにピンで留めて、ブックマーク化し、さらにカテゴリー別に分けられるという便利なサービス。部屋のデコレーションアイディアやレシピ、アート、季節の行事、子どもの遊びなどなどアイディアを拝借するのに、真っ先に頼ります。今回は、「sandbox」「DIY」で検索。すると、作り方やサイズまでご丁寧に説明してくれているサイトがあるではありませんか!マメな人に感謝です。
必要なものは、配管用のPVCパイプとコネクター、衣装ケース、そして砂。すべてホームセンターで揃います。
何でも揃う巨大なホームセンター
どんな弱小地方都市でも絶対あるのが、ホームセンター。アメリカ人はDIYが大好きです。今すぐにでも家が建ちそうなぐらい、何でもある!実際、建てちゃうひともいるらしい。こんなのどうやって持って帰るのよ!?と思いますが、みんなトラック持ってるんです。(あ、うちは持ってないですよ。)何でもあるのはいいんですが、店が巨大すぎて探し物が見つからなーい。残念ながら場所を聞いても日本の店員さんのようにその場所まで連れて行ってくれることはなく(嗚呼、日本のカスタマーサービスが恋しい)、通路番号を頼りに自力で探します。
切って組み立てるだけ、砂場の完成です!
難しいところは、パイプをサイズ通りにノコギリでせっせと切るところ。あとは、パイプで骨組みを組み立てて、衣装ケースをのせるだけ。衣装ケースは、遊び終わったらフタができるのが良いところ。野良猫に荒らされることもないです。そして何より清潔。息子の友だちが遊びにくると、みんなでこの小さな砂場に輪になってます。好きなんだねー、砂遊び。 費用対効果バツグンの遊具の完成です。ダディーに代わり、お母さんは一家の日曜大工係として今後もホームセンターに通う事を心に誓いました。ちなみに友人宅の砂場の砂は青でした。
ちょっとギョッとしたけれど、こんな色のケーキやアイスクリームも売っているので彼ら的には普通なのでしょう。
私の海外子育ての基本姿勢は、2つ。「ないものは作れ!」と「ないものは諦めろ!」です。海外子育て最初の1年は、日本と同じにできない事にイライラしたり、同じにしようとして頑張りすぎて燃え尽きたりしました。でも最近は、頑張るところは頑張り、しょうがないものはしょうがないと受け入られるようにやや成長!?気が向いたらPinterestチェックして、次なるプロジェクトを計画します。ヒット数が増えるので、英語の検索もお勧めですよ。あっと驚くアイディアが見つかるかも!
アキコ
日本生まれの日本育ち、アメリカ南部のミシシッピ州在住。3歳の息子とアメリカ人の夫の3人暮らし。超がつく保守的なディープサウスでいかにリベラルに生きていくか、日々奮闘中。全米50州中、最下位常連のミシシッピ州。アメリカの底辺から、アメリカを、日本を、世界を見つめます。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。