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NHKでも特集された赤ちゃんの「くる病」、実は美白ブームが背景!?

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紫外線が肌トラブルの原因になるのは多くのママがすでに、「当たり前」ぐらいに広まっている話。ひよこクラブ読者が座談会や撮影協力などで来社するときにも、みなさん紫外線対策バッチリできてくれます。ところが、近年過度の紫外線予防によって、昔流行していた「くる病」が増えているんです。

戦後にはやった「くる病」が再び! 美白ブーム世代ママの行き過ぎ?

「え? くる病って戦後にはやった病気のことでしょう?」と驚かれる人もおおいはず。もうなくなって久しいと思われがちなこの病気が、赤ちゃんの間で増加中。ひよこクラブはもちろん、NHKでも特集され、ママたちに混乱を招いています。

「くる病」というのは、主に体内のビタミンDが不足することで、骨がやわらかくなり変形してしまう病気。O脚などになることでも知られています。

実は近年、「なんだか歩き方がおかしい」「よく転ぶ」などの症状で病院を訪れた赤ちゃんが病院をおとずれると、実は「くる病」だったというショッキングな事実を告げられる場合があります。骨が曲がってしまっていて、歩行にも影響がでてしまうのです。

「紫外線は絶対的にいけないと思い込んでました」と、ひよこクラブの記事を読んだママたちからも驚きの声があがっています。ちょうど今のママたちは美白ブームを経た世代。「可能ならまったく光にあてたくないぐらい」という極端な声もあがってきます。

鮭や干ししいたけからも摂取可能。母乳だけの子は注意

くる病の予防には適度に太陽の光が必要となるからです。ビタミンDは日の光をあびることで体内で合成されます。

2013年の国立環境研究所が成人について調べた研究によると、紫外線の弱い冬(12月の正午)では、那覇で8分、つくばで22分、札幌で76分の日光浴で1日に必要なビタミンDを生成できるそう。あくまで成人についてのデータですが、いかに日の光が重要かがわかります。

鮭や干ししいたけなどの食品からも摂取できますが、母乳にはほとんど入っていないビタミンD。母乳だけの赤ちゃんは行き過ぎた日焼け対策はNGです。

と、ここまで書くと「行き過ぎた日焼け対策って??」「そこが知りたいの?」という声をいただきます。

「ひよこクラブ」2016年5月号では、医師の監修のもと、日焼けしすぎるほど日光に当たるのは、大人よりも肌が未発達な赤ちゃんにはダメージが大きすぎるのでNGとし、日焼け止めを塗っていない手のひらなどが数分~数十分当たっていればビタミンDを取り入れるには十分だ、と紹介しています。

ずーっと変わらないと思われがちな育児の世界ですが、時代時代で重要な情報、最新医学による情報がどんどん変化しています。
赤ちゃんのために、育児情報もブラッシュアップがマストな時代です。

(ひよこクラブ編集部)

参考/「体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定」(国立環境研究所)

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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