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0~7・8才は脳発達の重要な時期!「はじめの100か月」が生涯の幸せを育てるって本当?こども家庭庁に聞きました<PR>

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取材はこども家庭庁内、「こどもまんなかひろば」で実施。【写真左から】大豆生田啓友先生(玉川大学)、小山 静さん&あおくん(2才)、八木佳代さん&建翔くん(7か月)、野村宇宙さん(こども家庭庁)

「はじめの100か月の育ちビジョン」を知っていますか? 初耳!という声があちこちから聞こえてきそうですが、こども家庭庁が、子育てしやすい社会をめざすための“羅針盤”とするべく 昨年12月に策定したものです。こどもの生涯の幸せに関係する、大切なビジョンらしいけれど、どんな内容? ママたちが、こども家庭庁に突撃取材しました!

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この記事について、妊婦さんやママ・パパの声を大募集中。ぜひ、最後までお読みください。

実は知らない…こども家庭庁って何するところ?

今は「知らないし、聞いたこともない」が90%以上…でも、こども家庭庁がめざす“未来”がそこにある

2024年5月~6月、子育て中の3149人に実施したアンケート※1によると、「はじめの100か月の育ちビジョン」を「知らないし聞いたこともない」と答えたママ・パパは91.7%という結果に。

まだまだ認知されていないことを受けて、ママ2人と編集部がこども家庭庁を訪問。策定に携わった大豆生田(おおまめうだ)啓友(ひろとも)教授、こども家庭庁の野村宇宙(そら)さんに話を聞きました。

マメ先生、教えて!「はじめの100か月の育ちビジョン」って?

元幼稚園教諭で玉川大学教育学部、乳幼児発達学科教授の大豆生田啓友さん。「はじめの100か月の育ちビジョン」策定メンバーの1人で、プライベートでは三児の父。

八木ママ(八木佳代さん) 大豆生田先生、今日はマメ先生と呼ばせてください! 私は男の子を2人育てていますが、「はじめの100か月の育ちビジョン」を知りませんでした。これは子育て指南書みたいなものなのでしょうか?

マメ先生(大豆生田先生)  いいえ、指南書ではないんです。
「はじめの100か月」は、妊娠中から小学校1年生までのおおよそ100か月間を指します。とくに乳幼児期は、脳発達の面から見ても環境の影響を非常に受けやすい時期です。人格の基盤ができるこの時期に、心と体、それを取り巻く環境のすべてがウェルビーイング、いわゆる「幸せ」であることが、その後の、生涯にわたる幸せにつながっていくとされているんです。そこで、乳幼児期までの育ちについて議論を行い、「親だけでなく、社会全体で、この大切な時期のこどもと親を支えて、応援しよう」という考え方を、5つのビジョン(めざすべき姿)にまとめました。それが「はじめの100か月の育ちビジョン」です。

小山ママ(小山 静さん) 乳幼児期の幸せな経験が、のちの人生の幸せにつながるんですか?

マメ先生 はい、世界的にそういう研究がされていて、調査報告もあります。八木さんと小山さんは、子育てにおいて心がけていることはありますか?

八木ママ 笑顔で接するように心がけていますが、余裕がないときもあります。でも、長男が「ママ~」と寄ってきたら、ギュッってするようにしています。

小山ママ うちは男の子2人で毎日バタバタで。公園でたくさん体を動かす遊びをしたり…それくらいでしょうか。

マメ先生 それで十分です! 「乳幼児期の経験が重要」と聞くと、特別なことをしなきゃ!と、誤解する方が多いんですが、こどもが笑顔で楽しい時間を過ごすという当たり前なことが大切なんです。

「はじめの100か月」は生涯の幸せを育てる?詳しくはコチラ!

みんなが同じ方向へ進むための「羅針盤」となる“ビジョン”

【左】小山さんは男の子2人のママ。今年4月に在宅メインで職場復帰し、家事と育児の両立でがむしゃらに頑張っています。【右】八木さんも男の子2人のママ。フリーランスで働いていますが、今は育児優先で仕事をセーブ中。


小山ママ なぜビジョンという言葉を使ったのでしょうか? 制度や政策とも違うんですよね?

野村さん(こども家庭庁・野村宇宙さん) こども家庭庁で「はじめの100か月の育ちビジョン」を担当している野村です。

まずは、ビジョンができた背景をご説明しますね。みなさん、アニメの『サザエさん』はよくご存じだと思います。かつて日本は大家族で子育てをしてきました。両親、祖父母、親戚、そしてご近所の方がみんなでこどもを見守ることが当たり前で 、こどもは両親だけでなく多くの人とかかわりをもちながら成長していました。

けれども今は少子化となり、核家族化し、地域のつながりも希薄。とくに0~2才の約6割は就園しておらず、 意識しないと、こどもや親が孤独になってしまう社会です。

そこで、こどもの育ちにとって大切な「はじめの100か月」の時期に、誕生から入園、小学校入学と、かかわる機関が変わっても、親子を切れ目なく、国を始めとした社会全体で支える必要があるとして、ビジョンを策定させていただきました。

小山ママ なるほど! 少子化もますます進んでますし、子育て環境も変わりましたもんね……。

野村さん そうなんです。2024年6月、国会で「子ども・子育て支援法」などが改正され、国としても大きな転換期を迎えました。こどもや子育て世帯への支援拡充を「法律」に書き込み 、予算もしっかりとれるようになったんです。

ただ「こども家庭庁は、どこをめざしているの?」と、思われる方がまだまだ多く……。子育てに直接かかわりのない方も、ぜひ一緒にこどもの成長を支えていただきたい、 そのためにはめざす方向性を知ってもらう必要がある、ということで制度、政策ではなくビジョンとしています。

八木ママ 子育てに直接かかわりのない方にも 、ですか?

野村さん はい。もちろん保護者も大事ですが、地域の方々など、これまでこどもに直接かかわりのなかった方にも広く考えを共有することが 、「はじめの100か月の育ちビジョン」の重要なポイントの一つとなっています。

こども家庭庁・成育局成育基盤企画課・指針係長(文部科学省から出向)、 野村宇宙さん。社会人6年目で、若者世代としてリアルな声を政策に生かしたいと思っているそうです。

マメ先生 野村さんが話されたように『サザエさん』の時代は、こどもや赤ちゃんがたくさんいて、身近にいるおじいちゃんおばあちゃんが育児のノウハウを自然に伝授してくれました。
でも今は、「出産で初めて赤ちゃんを抱いた」というママもたくさんいる時代です。

八木ママ 私がそうです! 私、赤ちゃんを抱っこした初体験は、わが子なんです。おむつの替え方も、産院で習って初めて知りました。

小山ママ 私も! 私の育児は、助産師さんに「すみません、本当に何もわからないです」と言うことから、スタートしました(笑)

マメ先生 何もわからないまま、1人で育児を背負うママは少なくありません。でも『サザエさん』の時代に戻ることはできないので、5つのビジョンを軸に、子育てを社会で応援し、支えることが大切と考えています。


親だけでなく、社会全体でこどもを支える世の中に


マメ先生 では、ここから中身についてお話していきますね! 「はじめの100か月の育ちビジョン」では、こどもの育ちにおいて大切にしたいことを、5つの基本的なビジョンとしてまとめています。

【5つのビジョン】

① こどもの権利と尊厳を守る
② 「安心と挑戦の循環」を通して、こどものウェルビーイングを高める
③ 「こどもの誕生前」から切れ目なく育ちを支える
④ 保護者・養育者のウェルビーイングと成長の支援・応援をする
⑤ こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す


マメ先生 みなさん、知りたい部分はありますか?

小山ママ う~ん…2番目が気になります。「ウェルビーイング」がまだよくつかめなくて

マメ先生 “心と身体が満たされている”、“まわりから支えられて社会的にも幸せな状態”、これらをまとめてウェルビーイング(Well=よい being=状態)といいます。

小山ママ 「安心と挑戦の循環」ができると、満たされた状態につながるんですか?

マメ先生 例えば、こどもが初めて公園へ行ったら、不安でママやパパから離れないことがありますよね。これはママ・パパ=安心できる場所、という信頼の証です。こどもは安心が確保できると「新しいことに挑戦してみようかな?」となります。思いきって砂場へ行ってみる。ただ、大きな子に「じゃま」と言われるかもしれない。でも、そばにママやパパ という安心できる場所があると、めげずに挑戦を繰り返すことができるんです。

まず、しっかりした「安心」があって、自分から「挑戦」を繰り返す、そして「できた!」という経験をする。これが循環で、こどもはぐんぐんと自分の世界を広げていきます。大人もそうですが、挑戦ってワクワクしますよね。ワクワクで心を満たすとウェルビーイングにつながります。

小山ママ なるほど! よくわかりました。

やさしい動画で簡単解説!「はじめの100か月」なぜ大切?


八木ママ 3番目の「こどもの誕生前」から切れ目なく育ちを支える、というのは?

マメ先生 先ほど、こども家庭庁の野村さんがお話したように、こどもの成長とともに環境が変化しても、育ちの「切れ目」が生まれないよう、関係機関が連携したり、専門家が伴走して親子を支える仕組みをつくっていく、ということです。

八木ママ そういえば、出産前は産科医や助産師さんに定期的に相談することもできたけど、出産後「もし、何かあったら、どこへ相談したらいいの?」と、すごく不安になった覚えがあります。専門家が伴走して支えてくださると、心強いです。

マメ先生 今の子育てしにくい環境は、こどもとかかわりをもたない人が増えたことが原因の一つと考えられます。けれど、こどもにとっては、周りのすべての人が育ちを応援してくれる大切な存在です。地域全体でこどもを支える環境整備が今後ますます進められていくと思います。

小山ママ 子育てにかかわらない人も、みんなでこどもを支えることが、巡り巡っていい社会になるというビジョンなんですね! 世の中みんなで子育てしていこうよ、という雰囲気になると、とても安心します。

今日はお話いただき、ありがとうございました!

※1【アンケート名称】
たまひよ×サンキュ! 合同企画 
『子育て支援、どう思う? こども家庭庁にあなたの声を届けよう』に関するアンケート
【実施期間】2024年5月31日~2024年6月14日
【回答者数】3149人


●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
提供/こども家庭庁

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