【国際結婚YouTuber・りせとルイス】お祭りで目が合ったくぎづけの瞬間から始まった2人の熱愛、愛娘“るるちゃん”が生まれてますます仲よく
YouTubeのチャンネル登録者数は43.6万人といま大注目の国際カップル、りせさんとルイスさん。りせさんが夫のルイスさんにしかけるかわいいドッキリや、ルイスさんが妻と24年4月に生まれたばかりの娘をでき愛するほほえましい姿が大人気です。今回たまひよONLINEでは、結婚生活のことから動画配信との向き合い方までさまざまな話を聞きました。
全2回インタビューの1回目です。
運命的な出会い。一瞬で恋に落ちた2人
――2人のなれそめを聞かせてください。
りせさん(以下敬称略) 大学の帰りに友だちと神社のお祭りに行ったところ、そこでルイスが太鼓をたたいていたんです。見ていたら、思いっきり目が合いました。そこから連絡先を交換することになり、おつき合いをすることになりました。私が18歳でルイスが22歳のときでした。
――おたがいの第1印象を教えてください。
ルイスさん(以下敬称略) 太鼓をたたきながらすごくかわいくて優しそうな子がいるな、あとで絶対に声かけようって思っていました。実際に声をかけたら、とても明るくて心が広そうな彼女に、一瞬で恋しました。
りせ 太鼓をたたいている人の中にイケメン外国人を見つけ、くぎづけになっていました。そして目が合ったんです。太鼓の演奏が終わったらルイスが声をかけてくれたので話してみると、自分の意見をしっかり持っている人なんだなと思いました。まだ彼のことをよく知らないのに、信頼できる人かもしれないという印象も持ちました。
――ルイスさんは日本に来てどれくらいたちましたか? そしてなぜ金沢で生活することになったのでしょうか?
ルイス 日本に来て6年が過ぎました。もうすぐ7年目に入ります。日本には最初、旅行がきっかけで訪れました。東京、大阪、京都、そして城崎温泉に行きました。イギリスに帰ってから日本のことが忘れられず、1年くらい住んでみたいなと思って、ALT(外国語指導助手)に応募したところ採用され、派遣されたのが金沢でした。金沢は自然も豊かで住みやすい街なのでとても気に入っています。
――りせさんはルイスさんと出会う前から英語は堪能だったのでしょうか。
ルイス 初めて話したとき、あまりにも上手でびっくりしました。
りせ 今ほど話せませんでしたが英語は好きな教科だったので、ずっと勉強していました。
プロポーズの言葉は「Will you marry me?」
――どれくらいの期間つき合っていつ結婚されたのでしょうか?
りせ つき合って3年目の記念日(2021年10月)に英語で「Will you marry me?」と
プロポーズしてくれました。11月22日の「いい夫婦の日」に入籍したかったんですが、国際結婚は書類をそろえるのが大変で、いい夫婦の日に間に合わず・・・。結局、つき合って3年と5カ月が過ぎた2022年2月22日に入籍しました。「2人」という意味もある「2」という数字がたくさん入っていていいねと、その日に決めました。
――お互い出会ったころから強くひかれ合って結婚することになったかと思いますが、言語や文化の違いなどためらうようなことはありませんでしたか?
ルイス 国際結婚は文化の違いなど、難しいこともあるかもしれないと思いましたが、僕たちならその都度2人で話し合って解決できると思っていたので国籍の違いが障害になることはなかったです。
りせ 私も国際結婚でよかったなって思っています。おたがいの文化がまじわる分、価値観がすごく広がり、人生が豊かになる感じがしています。自分がこれまで生きてきた世界ってすごく狭かったんだなあとも感じ、勉強になることが多くて国際結婚はメリットが多いと思います。
――おたがいの家族の反対はありませんでしたか?
ルイス 僕はつき合ってすぐに両親に話ました。両親は昔から僕の決断を尊重してくれて、僕の幸せがいちばんと思ってくれているので祝福してくれていました。でも、日本人のガールフレンドができたということは、なかなかイギリスに帰ってこないんじゃないかと寂しい気持ちもあったようです。
りせ 実は私は最初、家族には話していなくて。あるときルイスに「どうして僕はなかなかりせの両親に会わせてもらえないの?」って言われ、ドキリとしました(笑)。日本は結婚するまで親には紹介しないんだよ、とごまかしていました。なんとなく両親に反対されたらどうしよう、という気持ちがあったのかもしれません。でも、母に会ってもらったところ、ルイスの人柄を母も気に入り、私の取り越し苦労でした。今ではルイスの両親も私の両親も私たちのことをとても応援してくれています。
TikTokとYouTubeで大活躍!あっという間に地元で声をかけられる人気者に
――TikTokやYouTubeを始めたのはなぜでしょう。
りせ きっかけは私の姉なんです。姉がいろんな国際カップルのTikTokを見ていて「りせたちもやってみれば?」と声をかけてくれました。でもそのときはTikTokのアプリをダウンロードすらしていなくて、ほかのカップルがどんなふうに投稿しているのかもわからない状態でした。
――そこからどうやって“バズった”のでしょう?
りせ 2020年の6月から始めました。最初は2人でゲームをしたり、ダンスを踊ったりしている動画を載せました。いくつか投稿していくうちに私がルイスにドッキリをしかけた動画が数時間で「5万いいね」つき、びっくり。地元のイオンで声をかけられるようになりうれしくなりました。そこから2人でいろいろ考えては投稿するようになりました。
――ドッキリ企画や仲むつまじい投稿が魅力ですね。
りせ TikTokがきっかけで動画を撮るようになり、そこから現在お世話になっている事務所の方から声をかけてもらい、YouTubeも始めるようになりました。結婚してからは家族や友人も巻き込んで、娘が誕生してからも見てくれている人が楽しくなるような企画を考えて動画を撮影しています。
「僕たちのことを知らない第三者が何を言おうと気にしない」
――りせさんとルイスさんの存在はあっという間に多くの方に知られることになりましたが、これまでやめようかな…と後ろ向きに感じたことはありませんでしたか?
りせ 否定的なコメントもありますが、私は根が楽観的なのでそこまで気にしないかもしれません。ネガティブなことを考える時間がもったいないですし、ルイスが励ましてくれるので大丈夫です。
ルイス りせには「僕たちのことを知らない第三者が何を言おうと、気にしないで」と話しています。それよりも楽しみに待ってくれている人たちのために投稿は続けたいなと思っています。
――ネガティブになった時はどんなふうに気持ちを立て直していますか。
りせ 動画配信を始めたばかりのころは「絶対に別れる」といった内容のコメントが多かったです(笑)。でも結婚をして、娘も生まれてフォロワーさんから「応援しています」とか「大好きです」と、うれしいコメントをもらうことが多いので本当に幸せです。今ではネガティブな感情を引きずることなく、とにかく楽しいことを考えています。
結婚して子どもが誕生しても、気持ちはつき合い始めたころのまま
――おたがいを尊重し、笑顔が絶えないようです。仲よくいられる秘けつはどんなことでしょうか?
ルイス とにかくどんなことも話し合います。「違うな」、「嫌だな」と思ったことは我慢せずに全部話します。その場で解決することがいちばん大事だと思います。
りせ 私はルイスとつき合う前は自分の意見を言ったり、感情を表に出したりしないほうでした。でも、ルイスがどんなこともオープンに話してくれたり、私のちょっとした表情の変化もくみ取って気にしてくれたりするので私もルイスを見習うようになりました。今ではささいなこともで話し合うようにしています。
――では、けんかはあまりしないですよね。
りせ 私が一方的に機嫌を悪くすることはありますが、それをみてルイスは「怒る」という感情よりも「悲しい」という感情のほうが勝ってしまうようで、けんかにならないんです。
ルイス りせはそもそもそんなに怒らないです。でもちょっと機嫌が悪いかな?って感じるときは、どうして僕はりせをハッピーにできないんだろうと悲しくなります。
りせ よくフォロワーさんからも「ルイスが本気で怒ったらヤバそう」と言われますが、私も見たことがないので未知の世界です(笑)。でも、だれかを侮辱するような発言をしたり、人種差別をしたりする人にははっきりと自分の意見を言います。そういうところも尊敬できます。
ルイス イギリスで生活していたころも嫌だなと思うようなことはありました。でもその都度家族に話したり、友だちに話したりして解決してきたので怒りを爆発させるようなことはないんですね。
――結婚して娘さんが生まれて2人の関係性が変わったことはありますか?
りせ (ルイスと顔を合わせて)まったくないよね。むしろさらに仲よくなりました。娘を母にみてもらって2人でカフェデートをしたり、キャンドルを立ててディナーをしたりしています。ルイスはいつも花束をプレゼントしてくれるので、今もつき合ったころの気持ちのままです。
ルイス りせは娘が生まれて少し家事や育児を頑張りすぎているように思います。だからもっとリラックスしてほしいなとは思っています。(りせさんを見つめながら)僕にもっと家事をふってくれてもいいよ。
お話・写真提供/りせさんとルイスさん 取材・文/安田ナナ、たまひよONLINE編集部
インタビューの初めはりせさんがルイスさんの言葉を通訳してくれましたが、途中からルイスさんも流ちょうな日本語で自分の気持ちを伝えてくれました。終始笑顔の2人にこちらまで自然と笑みがこぼれました。
りせとルイス(りせとるいす)
りせ
1999年12月9日生まれ 石川県出身
ルイス
1996年4月29日生まれ イギリス出身
2020年より開始したTikTokが大きな話題となり、英国紳士すぎるルイスの言動とイタズラ好きなりせの可愛らしいやりとりがZ世代の女性を中心に大人気。
2024年4月に誕生した愛娘“るるちゃん”も加わり、さらに人気コンテンツとなっている。