【1歳】「一緒に読めば、必ず笑っちゃう」絵本って?
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あんよが出来るようになったり、ごはんも少しずつ食べられるようになったり、出来ることがぐんと増える1歳の頃。まだしゃべる言葉は少しだけど、嬉しいと笑ってくれるし、主張があれば大泣きもする。ママが一番目を離せない時期でもあるけど、可愛くて仕方がないですよね。
「ああ、もっと沢山会話が出来れば、喜んでもらえるのに!」
そんなもどかしさを感じているママも少なくないはず。でも、絵本を通してコミュニケーションを取る方法があるみたい。どうやって…? そんな疑問に、日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集長・磯崎 園子さんが答えます。
磯崎 園子(絵本ナビ編集長)
日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」
★「この絵本を読めば、必ず笑っちゃう!?」
1歳の頃になると、絵本を読んでいても、赤ちゃんの頃よりもずっと反応が大きくなってきますよね。指をさしてみたり、笑い声が出たり、真似してみたり。もちろん、まだまだ言葉の理解は少ないけれど、気に入れば何度だって読みたがります。その理由はさまざま。好きな食べ物や動物が出てきたり、リズムが気に入ったり、探して遊ぶ絵本だったり。その子によって全然違うでしょう。でも、その中に「読めば必ず笑っちゃう」鉄板絵本が1冊あれば、ママの楽しみも増えますよね。がんばって特別面白いことを言わなくたっていいのです。
・絵本を読んで、からだを一緒に動かそう
例えば、こんな方法なら簡単です。 読みながら、ママと一緒にからだを動かすのです。絵本の動きを真似してみたり、おててをたたいてみたり、こちょこちょしてみたり……!? すでに小さい子どもたちの間で大人気となっている絵本があるので、ご紹介しますね。
・すぐに真似ができちゃう絵本が大人気!
1『ぺんぎんたいそう』
(齋藤 槙/作、福音館書店刊)
ペンギン体操がはじまります。
想像してみてくださいね。
「いきをすって~ はいて~」
「くびをのばして~ ちぢめて~」
「おなかと あたまを ぴったんこ!」
「おしりを ふって~ また あした」
これを大きな声で言いながら、ペンギンさんが体操をする様子を。
そして、それを小さな子どもたちが一生懸命真似をする姿を。
……なんて可愛らしいのでしょう。
元気の出る黄色一色の画面に浮かび上がるのは、大きさの違う2匹のペンギンのみ。(小さいほうケープペンギン。大きい方がキングペンギンだそうですよ。)だけど、その2匹が号令に合わせて動き出せば、そのユニークな動きに目が釘付けになってしまうのです。さすが動物園・水族館の人気者です。何回繰り返してみても飽きることはありません。「ペンギンたいそう」は保育園や幼稚園のお遊戯会や運動会でも大活躍。もちろん、おうちでも可愛らしいお遊戯会が繰り広げられているのでしょうね。その時は、是非親子一緒に挑戦してみてくださいね、言葉にできない幸せな時間が流れていくはずです。
※レビューより
1歳になったばかりの孫は とても元気なので、ペンギンの動きが
可愛い「ぺんぎんたいそう」の絵本は、喜ぶこと間違いなしだと思い
選びました。
案の定、絵本が届いたよと言う連絡と共に、「パタパタと動いて
体操して喜んでるよ。」と、嬉しい報告でした。
(リーバーさん 50代・ばあば 男の子1歳)
2『こちょこちょさん』
(おーなり由子/文 はたこうしろう/絵 講談社刊)
「くるよ くるよ こちょこちょさん」
表紙にはお顔のついた「おてて」。このおててが一体なにをするのでしょう。読む前からワクワクしちゃいますね。現れたのはこちょこちょさん。…さあ、きた!
「こちょ こちょ こちょ こちょ」
「あしを のぼって とこ とこ とこ とこ」
ああ、可愛い! くすぐったい!わかっていたって、大喜び。読んでいるあかちゃんの喜んでいる顔だって、すぐに想像できますよ。さらにこちょこちょさんは、まあるいおしりを追いかけて…。
絵本を読みながら、思いっきりスキンシップを楽しんでくださいね。
※レビュー
赤ちゃんとこちょこちょ遊びをする絵本です。本を読みながら同じようにこちょこちょしたら、息子が笑いました。スキンシップにもなる絵本です。
こちょこちょを手だけで表すのって斬新だと思いました。面白いですね。
(じっこさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
3『パンダおやこたいそう』
(いりやま さとし/作 講談社刊)
子どもたちが大好き!ママだって大好きなパンダが登場する人気シリーズです。
大小の親子パンダがいっしょに体操します。
ひざをまげて、両手を上げて、空に向かってぐーんと伸びて…たけのこの体操!
立ち上がったままぎゅーっとだっこで、ゆらゆら、左右にゆれる…ふりこの体操。
さくらんぼ、はなび、いもほり…の体操ってどんな体操!?
のびたりちぢんだり、おしりをくっつけたり、いっしょに転がったり…。
すぐにでも真似してみたい、かわいい親子体操がいっぱいです!
「体操やこちょこちょ遊びをするなら、絵本なんていらないんじゃない?」
いえいえ。絵本には、楽しい時間のきっかけ作りになる大事な役目があるのです。それが証拠に子どもたちがこの遊びを気に入ったら、きっと絵本を持ってきておねだりしてくるはずですよ。
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