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「男の子脳・女の子脳」を理解すれば子育てがもっと楽しくなる

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iStock.com/Nadezhda1906

「教えていないのに男の子は電車が好き!」「おしゃべり好きなのは女の子だから?」――それぞれ個性はあるけれど、子育てしている中で、赤ちゃんの性別“ならでは”の違いを実感したことは一度ならずあるのでは。実は、それは脳の違いに裏付けられているんです。脳科学の専門家・黒川伊保子先生に聞きました。

脳の性差をつかさどる右脳・左脳をつなぐ“脳梁(のうりょう)”

「人の脳には右脳・左脳があり、右脳は感じたりイメージをする、左脳は考えたり言葉にするときによく働くといわれます。右脳・左脳は脳梁という神経線維でつながれていて、性差は脳梁の太さと密度の違いが大きく関係しています。女の子はこの脳梁が男の子より太めに生まれてくるため、生まれつき両脳連携がよく、育つにつれて連携密度も高くなります。このことが、ものの見方や感じ方に大きく影響しています」

では、具体的にどんな特徴がみられるのでしょうか? 主な特徴を、「男の子脳」「女の子脳」の順に見ていきましょう。

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視野が広く、空間認知が得意な「男の子脳」

「男の子は脳梁の密度が女の子ほど高くなく、右脳と左脳があまり連携していないため、思ったことを言葉にするのが苦手。その代わり右脳・左脳、それぞれの処理能力が高く、物事を俯瞰(ふかん)で見たり、合理的に考えることが得意です。さらに以下のような特徴があります」

特徴1:視野が広く、距離を測りながら移動します

「男の子は視覚から情報を得る傾向があり、奥行きをイメージする感覚に優れています。男の子がよく動くのは、目に見えたいろいろなものを触って確認しつつ、距離を測りながら動いているから。ママは赤ちゃんがおもちゃを散らかしても片っ端から片づけず、ものの位置関係を測る快感を尊重して、存分に空間を思い描かせてあげましょう」

特徴2:空間認知能力に優れている

「物事を俯瞰(ふかん)で見ることにすぐれた男の子は、8カ月ごろには3メートル上空から見た地上を想像する力があると言われています。3~4才ごろ絵を描かせたとき、公園などの風景を上から見た絵を描く子がいるのもそのためです」

特徴3:構造があるものが好き

「電車や車など、動くもので、機械構造があるものが大好きな男の子。電車や車のおもちゃをひっくり返して裏側を見たり、のぞき込んで車輪を見ようとしたり、組み立てるより分解するのが好きなのは、構造に興味があるからなんです」

感じ、考え、言葉にすることにたけた「女の子脳」

「脳梁の密度が高い女の子は、左右の連携が男の子の何十倍も頻繁。右脳で『何となくおかしい』と察知したことは即座に左脳に伝わり、左脳で深く考え、言葉にすることにたけています。そんな女の子脳の特徴は、『共感』が共通のカギとなっています」

特徴1:共感し、共感されることで脳が安定

「女の子は人と同じことをして仲間意識を感じたり、共感することで脳が安定し、外部の情報を取り入れやすくなります。赤ちゃんがにこっとしたらママも笑顔を返したり、手を振ったら振り返す、その繰り返しで『つながっている』と安心感を得られます」

特徴2:目の前の物を観察する力がすごい

「共感を大事にする女の子は、近くのものを観察する力に優れ、ささいな表情の変化に気づくことも得意です。とくにいちばん近くにいるママのことは、写し取るように見ています。言葉が早い傾向にあるのも、親の口の動きをよく観察し、まねしているためでもあります」

特徴3:感受性が豊かで思いを上手に言葉にできる

「感じることにたけている女の子。そのため、まわりが『どうしてそんなことを気にするの?』ということにこだわることも。言葉がたっしゃで、思いを人に伝えるときも、男の子より雄弁な傾向があります。女の子が何かを主張したら、まずはいったん受け止めてあげましょう」

子育てをしている中で、同性だから、異性だからこその戸惑いはたくさんあります。でも「脳の違いのためなんだ」とわかれば、より子育てが楽しく、日々の発見も多くなるのではないでしょうか。

「男の子」「女の子」の育て方についてもっと知りたいママは、「ひよこクラブ」2018年4月号(3月15日発売予定)を要チェック! 脳の特徴や性器のお世話、10才までの成長とかかわり方など、くわしく紹介しています。(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/黒川伊保子先生
人工知能研究者、脳科学コメンテーター。世界初の語感分析法が注目を浴び、感性研究の第一人者に。近著にご自身の子育てをベースに執筆した「母脳―母と子のための脳科学」(ポプラ社)があります。

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