LINEのグループ、自分から抜けたことある?「面倒…」「関係ない話題ばかり」とモヤっとする人も。スマートに抜けるには?
今回のテーマは「LINEグループ」についてです。便利なLINEグループ機能ですが、自分に関係のない連絡が来ることもあり、面倒に思う人も多いようです。
そこで「たまひよ」アプリユーザーに聞いた声をご紹介するとともに、ITジャーナリストで成蹊大学客員教授の高橋暁子さんに上手なLINEとのつきあい方についてお聞きしました。
面倒に思う人が予想以上に多いよう
最初にみんなの声から紹介します。
Q:それまで良好な関係を保っていた人たちとのLINEグループから抜けたことはありますか?抜けると決めた理由や、抜けた後のグループメンバーからの反応などを教えてください。
「幼稚園時のママ友LINEは抜けた。その時だけのつきあいのため」(おちびママ)
「(やめたグループは)部活をしてたメンバーだったけど、途中から面倒くさくなって卒業とともにグループ退会しようと思ってたし、縁も切ろうと思ってた」(なーさん)
「前の職場のグループLINEから抜けました。職場を辞めた後もみんなで仕事のことなどを話していたが、その度にわからないし読む必要もないかなと感じたため」(デコピン)
「やり取りがなくなったため」(mwa)
「身勝手な人がいたため」(しちゃん)
「関わりが減るタイミングで脱退した。その後、影響なし」(KW)
「義家族LINEに入っていました。今の夫と付き合っていた頃から入っていて、結婚後も続けていましたが、義妹から『連休中、新幹線の駅まで車出して!』と家族LINEに連絡がきてモヤっと。個別LINEでお願いされるならともかく、義家族LINEで嫁の立場の私に今後もこんなお願いが続くのかと思うと断りづらくなると感じ、やんわりと連絡を入れたのちにグループを退会しました」(かまぼこ大好きの妻)
「機能していないグループから抜けたので何も言われないし、なんの支障もない」(ちょこた)
「返信が面倒だと感じたり、無駄な時間だなと感じたり、その子と関わってたら嫌な気持ちにばかりなりだしたので…」(あんこもち)
「たくさんある。そもそもグループLINEが大嫌いなので、イベントが一区切りしたかな、というタイミングで勝手に抜ける」(かわさき)
グループを抜ける前の一言挨拶で印象をやわらげよう
LINEは多くの人が日常的に使うようになりましたが、あまりに頻繁に使うので、使い方や使うペースが違う相手とのやりとりは時折ストレスにもなりますね。今回は特に「LINEグループ」上のマナーや「LINEグループ」から抜ける際のスマートな対応などについて、スマホの使い方に詳しい高橋暁子さんにお伺いしました。
「LINE上だけでやり取りするのは、文章だけでのやり取りになるので難しく、トラブルに繋がりやすいもの。お互いの表情が見えず、声が聞こえないため、どんなつもりで送っているかがわかりづらいのです。
しかし、普段からの人間関係ができていれば、多少のことは多目に見てもらえます。
『いつも返事が遅くてごめんね。子どもが小さくてすぐに返事できないけど、なるべく早く返事するね』など、会った時に悪気がないことを伝えておくのも手。こちらの事情もそれとなく伝えておくといいでしょう。
LINEは特に多くの人がプッシュ通知オンの設定にしているので、早すぎる時間や遅すぎる時間に送ると迷惑になることも。
相手が受け取っても迷惑ではない時間帯、固定電話をかけられるくらいの時間を意識して送るといいでしょう。具体的には9時〜21時くらいが目安です。
グループ内で一部の人しか関係のない話題が続くと、その他の人にとっては気持ちのいいものではありません。そのような話題になったら、個別LINEで対応するといいでしょう。
グループ内のやり取りで、何らかの返事が必要なことはあります。しかし全員から『承知しました!』などの返事が続くと煩わしいもの。
そんな時は、該当メッセージを長押しして『リアクション』をすると、投稿者にはメッセージを確認したことが伝えられる上、他の人に通知がいくこともないので、おすすめです。
なお『LINEグループ』では、そのメンバーとその後も顔を合わせたり、付き合わなければならない場合、招待を断ったり、勝手に抜けたりはしないほうが無難かもしれません。
グループから抜けると、グループのメンバーにも抜けたことがわかるので、人によっては不快に感じる人も。
そのLINEメンバーとの関係を切ってもいいようなら、抜けても問題はなさそうですが、今後のことを考えるのなら、一言挨拶してもいいでしょう。
『これまでありがとうございました!なかなかお返事できないので一度抜けますね。また会った時にはよろしくお願いします!』など、ポジティブな印象を与える挨拶をしてから抜けるとスマートです」(高橋暁子さん)
確かに、LINEグループが増えすぎて煩雑になることもありますね。人それぞれでしょうが、LINEグループから抜けたいけれど人間関係が気になる場合は挨拶戦法がよさそうですね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
高橋暁子さん
PROFILE)
ITジャーナリスト。SNS、10代のネット利用、情報モラルリテラシーが専門。スマホやインターネット関連の事件やトラブル、ICT教育に詳しいITジャーナリスト。成蹊大学客員教授。東京都で小学校教諭、Webの編集者 などを経て独立、現在に至る。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナー、講義、委員などを手がける。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『できるゼロからはじめるLINE超入門 iPhone&Android対応』(インプレス)など著作は20冊以上。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年9月の情報であり、現在と異なる場合があります。