0才児ベビーの10月の様子&お世話ポイントを月齢別に解説
お誕生月別に10月の赤ちゃんの様子&お世話ポイントをご紹介!
1月生まれちゃんから順にご紹介します。お子さんのお誕生月の情報をチェックしてくださいね。
1月生まれ赤ちゃん(生後9カ月)
どんどん行動範囲が広がり目が離せなくなる「生後9か月」の1月生まれ赤ちゃん。ママが大好きで「後追い」が始まる子も。
栄養のメインがおっぱい、ミルクから離乳食に入れ替わります。上手にモグモグして飲み込めるようになってきたら、離乳食を1日3回にしましょう。舌でつぶせないバナナくらいのかたさのものを口の中で左右に移動させ、歯ぐきでかんで食べるのが目標です。また、鉄分が不足しやすくなる時期です。レバーや赤身の肉や魚、卵、青菜や納豆、ひじきなどを取り入れましょう。
早寝早起きの生活習慣が整っていない場合は、生活リズムを立て直したい時期です。19時までには3回目の離乳食が終えられるように1日の過ごし方を見直しましょう。
2月生まれ赤ちゃん(生後8カ月)
大人の行動に興味をもつようになるため、大人が使う道具に触れたがります。リモコン、電話、キッチン用品など、おもちゃではないもので遊ぶことを好む子も。また、触ると音が出たり変化したりするものが大好きで、既成のおもちゃだけでなく、生活用品も興味の対象になります。ティッシュペーパーを箱から次々に引っ張り出したり、紙をビリビリ破ったりすることもあります。おもちゃにしてはいけないもの、危険なものはその場で「ダメ」とはっきり伝え、遊んでもいいものを与えるようにしましょう
赤ちゃんの衣類は大人よりも1枚少なくを心がけましょう。赤ちゃんの手足が冷たいと心配になりますが、暖かい室内では靴下は必要ありません。靴下をはかせると、はいはいなどの動きの邪魔になることもあります。
10月はボディ肌着の上に長袖Tシャツとズボンなどで心地よく過ごせる季節です。ただし、まだ紫外線が強いので、外出時は帽子を忘れないようにしましょう。
3月生まれ赤ちゃん(生後7カ月)
離乳食は1日2回が定着してきたら、舌でつぶして食べる練習を。ヨーグルト状のものを唇を閉じて飲み込め、1回におかゆとおかずを合わせて子ども茶碗半分くらい食べられるようになったら次のステップへ。そろそろ舌と上あごでつぶしてモグモグする練習を始めます。水分の少ない、いものマッシュや、やわらかく煮てみじん切りにした野菜や魚などに挑戦を。
このころは、離乳食からとる栄養が30~40%。離乳食のあとには母乳やミルクを欲しがるだけあげましょう。
話しかけると、ジッと口元を見つめたり、一生懸命聞くようになります。これまでは要求があると泣いて訴えていましたが、「アーアー」などと声を出して、泣かずに訴えるようになります。離乳食を食べさせるときに、「モグモグしようね」と言いながら、ママやパパもモグモグと口を動かすと、赤ちゃんも口元を見て、まねをするように。意味はわからなくても、繰り返していくなかで、動作と言葉が少しずつつながり、やがて意味のある言葉になっていきます。
4月生まれ赤ちゃん(生後6カ月)
手の使い方が上達し、ものを持ち替えたりします。「いないいないばー」が大好きで、手足をバタバタさせて笑い声をあげることも。
寝返りが上達し、脚で勢いをつけなくても腰をひねってクルリと回転できるようになります。寝返りを始めたら、家中の安全対策を。階段の上と下やキッチンの入り口に柵を取りつけたり、ベランダの出入り口にロックをつけたりして。また、おふろの浴槽に落ちておぼれることがあるので、浴室のドアに鍵をかけ、湯を抜く習慣をつけましょう。
早寝早起きの生活リズムを定着させたい時期です。離乳食は様子を見ながら2回食へ。2回目の離乳食は1回目から3~4時間あけて、夜遅くならないようにします。
昼間はお散歩や体を使った遊びで活動的に過ごし、夜はおふろで体をよく温め、湯冷めしないように早めに寝かせましょう。夜中の授乳は自然に減っていきますが、赤ちゃんが欲しがったときは、湯冷ましや麦茶を飲ませて寝かしつけるなどの工夫をしてもいいですね。
5月生まれ赤ちゃん(生後5カ月)
早い子は寝返りを始めます。腰をひねって脚を交差させ、その勢いで体を回転させますが、下側の腕が抜けなくなったり、うつぶせからあおむけに戻れないこともあるので、そばで見守りましょう。脚の力が強くなり、ひざの上に立たせるとぴょんぴょん跳ねます。
そろそろ離乳食を始めます。生まれたばかりの赤ちゃんは口の中にものを入れると、舌で押し出す反射があります。この反射が残っているようだと、スプーンで食べるのは難しいので少し様子を見て再チャレンジを。生後6か月の間には始めましょう。
まずは、トロトロ状のものを飲み込む練習をします。1日1回、なるべく午前中の授乳の時間を離乳食にあて、10倍がゆをなめらかにすりつぶしたものから始めます。初めて食べさせるものは1さじから始め、徐々に増やします。自分で離乳食を取り込み、唇を閉じて舌で奥に移動させ、飲み込むことが目標。皮膚やうんちの様子をみながら、いも、野菜、絹ごし豆腐などの裏ごしも試していきましょう。
6月生まれ赤ちゃん(生後4カ月)
身近なものに手を伸ばしてつかもうとします。にぎにぎやガラガラを取ろうとして手を伸ばしたり、プレイジムで一人でも遊べるようになります。
いつもお世話してくれるママやパパを、「特別な人」として認識するようになります。このころ、あやされると声を上げてよく笑いますが、ママやパパにはとくによく笑顔を見せたり、ママやパパの顔を見るだけで、あやされなくても自分からほほえみかけるようになります。
言葉がわからない赤ちゃんに、絵本はまだ早いと思われがちですが、耳や目で楽しめる絵本もたくさんあります。やさしく抱っこしてママやパパの声をたくさん聞かせてあげましょう。このころは色が鮮やかで、リズミカルな言葉が繰り返し出てくる絵本がおすすめです。
10月の服装は、日中は短肌着とウェア1枚、ねんねのときはコンビ肌着1枚でもよいでしょう。過ごしやすい季節ですが、外出時は、はおりものを持ち歩いて。
7月生まれ赤ちゃん(生後3カ月)
このころの赤ちゃんは夕方になるとグズグズ泣くことがあります。これは「たそがれ泣き」「3カ月コリック」などと呼ばれるもので、原因はよくわかっていません。生後5~6カ月ごろには自然におさまることが多いので心配しないで。
夕方の赤ちゃんのたそがれ泣きは、忙しい時間帯だけにママやパパの方が泣きたくなることも。思い当たる原因を解決しても泣きやまない場合は、抱っこして軽くユラユラしたり声をかけたりしてあげるとよいでしょう。そのためにはママやパパの心のゆとりも大切。夕飯の準備などの家事は昼のうちに済ませておくのも方法です。
少しずつ握る力がついてくるので、にぎにぎ遊びが楽しめるようになります。やわらかくて軽いにぎにぎは、握る力がついてきた赤ちゃんにピッタリのおもちゃです。布製のシンプルなもの、なめても安心で、取れやすい付属物のないものを用意しましょう。他にも、やわらかいガーゼハンカチ、タオルなどを赤ちゃんの手に触れるように近づけ、握らせて、ママやパパと赤ちゃんで引っ張りっこする遊びも楽しめますよ。
8月生まれ赤ちゃん(生後2カ月)
おっぱいやミルクを飲むことが上手になり、満腹の感覚がわかるようになります。おなかがいっぱいになると飲むのをやめるようになるので、一時的に飲む量が減ることがあります。ママと目が合うと、そちらに興味が向き、吸うのをやめてしまうことも。「泣いたらおっぱい」はそろそろ卒業して、泣く理由を探して解決するようにしていきましょう。
うんちの回数が減る赤ちゃんが多くなります。とくにミルクの赤ちゃんは減る傾向にあります。毎日出なくてもその子のペースで出ていて、おっぱい・ミルクを機嫌よく飲むようなら心配ありません。なかなか出ないときは、朝起きたときやお風呂のあとなどに、おへそのあたりを「の」の字を描くようにマッサージをしてみて。4~5日出ないときは綿棒で刺激しても。綿棒で刺激するときは、綿棒の先をベビーオイルでぬらし、肛門に1~2cm入れてやさしく回します。
9月生まれ赤ちゃん(生後1カ月)
視力や聴覚が発達してきます。ママやパパが近づくとジッと見つめたり、光を見つめるように。泣いているときに声をかけたり、音の出るガラガラなどを振ると、泣きやんだり、ジッと聞いているような様子がみられます。
生後1カ月を過ぎたら、外気浴をスタート。天気のいい、風のおだやかな日に窓を開け、赤ちゃんを外の空気に触れさせることから始めましょう。直射日光に当たらないように気をつけて、庭先や玄関へ赤ちゃんを抱っこして出るのもいいですね。最初は5分くらいから始め、毎日少しずつ時間をのばしていきましょう。
1カ月健診でOKが出たら、ママやパパと一緒に家のおふろに入れます。お湯の温度はぬるめの38~39度にし、時間も短めにしましょう。遅くても20時ごろまでに入浴するように。おふろの前にバスタオル、着替えなどを準備しておきます。パパの協力が得られない場合は、ベビーバスでの入浴がいいかもしれません。
10月生まれ赤ちゃん(生後0カ月、新生児ちゃん)
ねんねしたと思ったら泣いておっぱいを飲み、うとうとしたらまた泣いて、おむつを替えてまたねんね。退院してしばらくの間はこんな毎日が続きます。
赤ちゃんは抱っこされると、そのぬくもりを心地よく感じ、安心します。抱き癖を気にせず、たくさん抱っこしましょう。首がまだぐらぐらしているので、首とおしりを支えて横抱きにするのが基本スタイル。ママやパパの心臓の鼓動が伝わるように体を密着させるのがポイントです。ゆっくりしたリズムで揺らしながら、やさしく声をかけてあげましょう。
ベビーバスで1日1回、沐浴をします。なるべく決まった時間に入れるようにしましょう。お湯の温度は39~40度くらいにします。手のひら、首、耳の後ろ、わきのした、股などは汚れがたまりやすいので、石けんできれいに洗います。あがり湯をかけ、バスタオルでやさしく押さえるようにふきます。
体温調節がまだうまくできないので、1か月健診のころまでは室内で過ごしましょう。朝夕、冷えるときは暖房を入れて室温が下がりすぎないようにします。ただし、時々窓を開けて空気を入れ換えましょう。湿度は50~60%くらいに保ちます。空気が乾燥しているときは、ぬらしたタオルを部屋に干すなどして加湿しましょう。
11月生まれ赤ちゃん(生後11カ月)
指先が器用になり、親指と人さし指で小さなものをつまんだり、ふたの開け閉めができるようになります。また、手や腕もよく動くようになるので、手近なものを何でも投げます。拾ってあげると喜んで、また投げます。
前歯が上下4本ずつ生えてきたら、夕食を食べてから寝るまでの間に歯磨きをして、汚れを落とすようにしましょう。まだ遊び感覚でいいので、自分で磨いてからママやパパが仕上げ磨きをする流れを習慣にするのもいいですね。むし歯の予防には、決まった時間以外に飲んだり食べさせないこと、甘いものを控えることも大事です。
お出かけをする場合は、赤ちゃんに無理のないスケジュールで。目的地での滞在時間は、長くても5~6時間が目安です。移動時のぐずり対策のおもちゃ、おむつや着替えなども多めに用意していくと安心です。はいはいや伝い歩きなど、じっとしていない時期。普段と違う場所では、まずは周囲の安全確認をし、目を離さないようにしましょう。
12月生まれ赤ちゃん(生後10カ月)
つかまり立ちが上手になり伝い歩きを始めるこの時期は、おむつを替える間もじっとしていなくて大変。つかまり立ちが上手になったら、パンツ型紙おむつに切り替えてもよいでしょう。赤ちゃんが立ったままで替えられるパンツ型が楽になります。ただ、うんちがゆるい場合はテープ型の方が替えやすいようです。時間帯やうんちの状態で使い分けてもいいですね。
はいはいや伝い歩きで行動範囲が広がる赤ちゃん。小さなけがが増えてきます。けがの応急処置用に消毒薬、脱脂綿、綿棒、滅菌ガーゼ、包帯、包帯留めテープ、絆創膏、はさみ、ピンセット、毛抜きなどを用意しておきましょう。発熱したときに備えて体温計、水枕、熱冷却シート、解熱薬(かかりつけ医に処方してもらったもの)があると安心。救急箱は赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
ママやパパと同じ食卓で離乳食を食べる機会も増えてきます。食卓でのやけどにも注意しましょう。赤ちゃんが手の届く範囲に熱い大人の料理は置かないように。
(文:たまひよONLINE編集部)
参考:『1月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)他
●赤ちゃんの発達には個人差があり、必ずしも記事どおりでない場合もあります。