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元テレ朝アナ・竹内由恵、2人目は無痛分娩で「にゅ~っ」と赤ちゃんが出てきて感動MAXに。立ち会いするはずの夫は、まさかのおつかい中でパンの買い出しに!?

更新

竹内さんと息子さん、お出かけ先でのツーショット写真。
竹内さんと息子さん、お出かけ先でのツーショット写真。

元テレビ朝日アナウンサーで、現在はタレントとして活躍する竹内由恵さん。結婚を機に、夫の勤務先である静岡県に移住し、現在は3歳の男の子と1歳の女の子のママとして忙しい日々を送っています。2人のお子さんの出産エピソードや、10月2日に発売される竹内さんの初書籍『なんとかなるさ!ヨシエのとほほ、くすくす日和』について聞きました。
全2回インタビューの後編です。

▼<関連記事>前編を読む

1人目は自然分娩、2人目は無痛分娩。それぞれに違う感動があった

1人目の出産直後の、竹内さんとご主人。
1人目の出産直後の、竹内さんとご主人。

――息子さんと娘さんの妊娠中や出産時で、思い出深いエピソードはありますか?

竹内さん(以下敬称略) 2人の妊娠中どちらも、つわりのときに唯一食べられたのが、ツナマヨおにぎりだったんです。もともと、そこまで好きでもなかったんですけど、不思議とそれだけは食べられたんですよね。だから、コンビニなどでツナマヨおにぎりを見ると、妊娠中を思い出しますね(笑)

記憶にしっかり残っているのは、初めての授乳ですね。とにかく感動的で、一生忘れられない感覚です。赤ちゃんはだれにも教わってないのに、本能でグッと吸いついてきてくれて、本当に神秘的でした。これは、娘のときにも感じました。

1人目のときは自然分娩だったので、陣痛の痛みがかなり強かったんです。自分も必死すぎて、気づいたら「わ〜、出てた〜」という感じで。生まれた感動よりも、終わった安堵感のほうが大きかったです。涙が出る余裕もなかったですね。出産はとにかく大変ではありましたが、助産師さんたち、夫、そしておなかの赤ちゃんと共に闘い抜いたという充実感はあって、それはよかったですね。

2人目のときは無痛分娩だったので、赤ちゃんがにゅ〜と出てくる瞬間もしっかりと目に焼きついていますし、涙があふれ出てくるぐらい感動できました。実は、2人目も途中までは自然分娩でと思っていたんです。でも、前回の強烈な痛みがいまだに記憶に刻まれていて、「もう嫌だ〜!これ以上は無理!」と全身が叫んでいるのを感じました(笑)それで、無痛分娩に切り替えたという感じです。無痛分娩に切り替えたことで、赤ちゃんが出てくるときの痛みはほとんどなかったですね。

ちなみに、産後の自分の状態も、1人目と2人目ではかなり違いました。1人目のときは、しばらくはおしりが痛すぎて歩けなかったんですが、2人目のときは本当にピンピンしていました。娘が寝ている間に、ちょっと仕事をしたり、イラストを描いたりもできたんです。

――夫さんは立ち会い出産されましたか?

竹内 1人目のときに立ち会い出産をして、壮絶な現場だったので(笑)、2人目のときは夫が「今回は、生まれてくる直前に病室に入りたい」と希望していて、夫婦で話し合ってそう決めていました。

ただ、無痛分娩に切り替えて麻酔が効き始めたころに、「パンが食べたいから買ってきて」とお願いして夫が買い物に出たんです。そうしたら、夫が出かけてすぐにあっという間にお産が進んでしまって!夫が帰ってきたときは、もう娘が出てきていました(笑)。そんなこともあって、結果的に2人目は立ち会うことはできなかったんですよね。

その経験を踏まえて思うのは、やっぱり立ち会ってもらったほうがいいなと。出産中、パパにできることは少ないかもしれませんが、それでも、いるといないとでは全然違うと感じました。とくに、2人で出産を乗り越えた感は得られると思います。

――産後はどうでしたか?夫さんは育休を取りましたか?

竹内 育休は取らなかったのですが、産後に合わせて夏休みを取ってくれました。また、2人目の出産で入院している最中も、夫が息子と一緒に過ごしました。

今でこそ、ワンオペにも慣れてきましたが、2人目の出産直後は、「これ、1人でどうやってやるの?」と途方に暮れていました。とくに難しかったのが、寝かしつけ。上の子も私と離れたくないし、下の子もお兄ちゃんの声で眠れないし・・・。「もう、どうすればいいの?」という感じで。息子もそのころは、イヤイヤ期と赤ちゃん返りが入り交じって、とても繊細な時期だったので、何時間もかけて寝かしつけをする日もありました。

2人目の出産後しばらくして、夫が仕事から少し早く帰れるようなシフトに変わったこともあって、それからは子育てのペースもつかめてきました。

子育て中に嫌なことがあっても、「1つネタができたかも!」とプラス思考

息子さんと竹内さん。
息子さんと竹内さん。お弁当を持って公園へお出かけしている様子。

――今回出版されるエッセイについて教えてください。

竹内 静岡に移り住んでからの4年間で、コツコツ漫画を描き続けていて、自分のインスタグラムで投稿していたんです。こんなイラスト、だれが見るかな〜なんて思いながら投稿していたのですが、意外にも、まわりの友だちに「漫画見てるよ」「面白かった!」という声をもらって。そういう声がうれしくて、描き続けてこれたんだと思うんです。

漫画を描いていたのが、妊娠や出産、その後の子育ての中での葛藤があった時期だったので、「描きたい!」という意欲がすごくあって。この気持ちをどこかに記録しておきたいと思ったんです。イラストに残せたことは、自分にとってよかったと思っています。

――小さいころから、漫画などを描かれていたんですか?何か描き始めたきっかけがあったのでしょうか。

竹内 小さいころは、友だちと一緒に漫画を描いたりして遊んでいた程度で、本格的に描いていたわけではないんです。

漫画を描き始めたきっかけは、自分が妊活中に励まされたイラスト漫画です。自分の年齢のこともあって少しあせっていたので、ダメだったときにはかなり落ち込んだりもしました。そんなときに、ほかの方が描いたイラスト漫画を見て、「自分だけじゃないんだ」「こうやって取り組んでいるんだ」などと勇気づけられたんです。そういう経験もあって、自分も描いてみたいなと思って始めてみました。

子どものイヤイヤ期も、「あれは嫌だ、これは嫌だ」と言われたり、食べ物を投げたりされるとイラッとしてしまうんですけど、それを漫画に描いてみると、「なんか面白いな」と思えちゃうんですよね。何かものを「バン!」と投げつけられて、私がぼう然としている表情をイラストにするとか。

子育てって、いいことばかりじゃなくて、イライラしたりモヤモヤすることも多いじゃないですか。でも、自分の中で、そういう気持ちを笑いで消化してみたり、面白おかしく描くことで、子育てを少し俯瞰して見られるようになったかなと思います。

それからは、子育て中にイヤなことがあっても、「これ、1つネタができたかも!」という感じで、プラスにとらえられるようになりました。

子育ての葛藤やどんな思いで子育てをしていたか、子どもたちに残したい

竹内さんが描いているイラスト漫画。
竹内さんが描いているイラスト漫画。娘さんは「お豆ちゃん」、息子さんは「おでこちゃん」として登場。

――どんな方に、書籍を手に取って欲しいですか?

竹内 私のイラストを見て、子育て中の方が共感してくれたらうれしいですし、これから子育てをしたいなと思っている人にも手に取って楽しんでもらえたらうれしいですね。
母親が私をどんなふうに育ててくれたのか、どんな出来事があって、どんな思いを持っていたんだろうとかって、母親も忘れてしまっているし、それを私は知る術がないんですよね。そうすると、そのままわからずじまいですよね。

でも、こういうイラストや漫画を描くことで、将来子どもたちが「お母さんはこういう思いで育ててくれたんだな」とか「こんな葛藤があったんだな」「自分たちの小さいころはどんな子で、こうやって成長したんだな」とわかってくれたらいいかなと思います。

――イラスト漫画を見て、家族の反応はどうですか?

竹内 子どもたちにはまだ、きちんとイラストを見せていないのですが、3歳の息子は少しわかるかもしれないですね。今度、見せてみようと思います。

夫は、「この子どもたち、そっくりだね。けっこういいんじゃないか?」とか、「僕はこのイラストの雰囲気、好きだな」と言ってくれます。ただ、自分のイラストには「適当に描いてない?」と、少し気にしていました(笑)

自分自身の中で、一番思い出深いイラストは、下の娘が生まれたときのイラスト漫画。息子が「寂しい」と言った気持ちを描いているのですが、これは、自分でも泣きながら描いていました。

あとから見返してみると、「この時期にこんなことあったな〜」なんて思い出します。育児のことって、本当に忘れていることが多くて。こうやって書き留めることで、思い出すことができるのかなと思います。

お話・写真提供/竹内由恵さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE

イラスト漫画を描き続けたことで、今まさに育児をしている人と共感できたり、自分の中で大変な子育てを俯瞰してみることができたという竹内さん。2人の子育てのペースが少しずつ整いつつある今、「ママはこういう仕事をしているんだよと、自信をもって言えるような仕事をしていきたい」と、タレント活動のほかにも、大好きなコーヒーをいかした仕事をすることも計画中。今後は、新しいことにも挑戦していくようです。

竹内由恵さん(たけうちよしえ)

竹内由恵さんのプロフィール画像

PROFILE
1986年、東京都生まれ。2008年に慶応大学法学部卒業後、アナウンサーとしてテレビ朝日に入社。『ミュージックステーション』『やべっちF.C.』『報道ステーション』などを担当し、2019年に退社。現在はタレントとして活動。退職後は、夫の勤務地である静岡での暮らしをスタートさせ、2021年に第子である男の子、2023年には第2子となる女の子を出産。

竹内由恵さんのInstagram

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年9月の情報で、現在と異なる場合があります。

『なんとかなるさ!ヨシエのとほほ、くすくす日和』

竹内由恵さんの書影

竹内さんが趣味としてSNSに投稿していた「ゆるく、シュールなイラストがほっこりする」と話題になった漫画イラストをまとめた書籍。結婚、退職、妊娠・出産など、一気に押し寄せた人生の岐路をイラスト+エッセイで描いている。竹内由恵著/1650円(祥伝社)

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