離乳初期・中期におすすめ!ラクチン調理でタンパク質補給♪優秀食材「豆腐のレシピ」【管理栄養士】
毎日の離乳食作りは大変!とくに離乳初期・離乳中期は、すりつぶしたり、みじん切りにしたりと、手間がかかります。そこでおすすめな食材が「豆腐」。調理がラクなだけでなく、離乳初期から使えて、赤ちゃんの成長に不可欠なタンパク質も補給できます。今回は、そんな優秀食材の豆腐を使ったおすすめ離乳食レシピを、管理栄養士の中村美穂先生に聞きました。
【離乳初期】おすすめ豆腐レシピ
離乳初期は、豆腐はゆでて、なめらかにすりつぶすのが基本です。白身魚などと比較すると、火の通りも早くてすりつぶしやすく、ラクチンです。
初めての豆腐レシピに!「豆腐のペースト」
<材料>
豆腐(絹ごし)…20g
<作り方>
1.豆腐はさっとゆでる。ゆで汁はとっておく。
2.1に1のゆで汁適宜を加えて、なめらかにすりつぶす
※豆腐を初めて与えるときは、量は小さじ1にして、様子をみながら量を増やしていきましょう。
1品で1回分の栄養素がとれる!「豆腐とにんじんとチンゲンサイのおかゆ」
<材料>
10倍がゆ…大さじ2
豆腐(絹ごし)…25g
にんじん…10g
チンゲンサイ(葉先)…10g
<作り方>
1.小鍋でにんじんをゆで、やわらかくなったらチンゲンサイを加えてやわらかくなるまでゆで、さらに豆腐を加えてさっとゆでる。ゆで汁はとっておく。
2.1のにんじん、豆腐は、それぞれ1のゆで汁適宜を加えてなめらかにすりつぶす。
3.1のチンゲンサイはみじん切りにし、1のゆで汁適宜を加えてなめらかにすりつぶす。
4.器に10倍がゆを盛り、2、3をのせる。
※離乳食を始めて1カ月くらいたって、2回食になってからのレシピです。
【離乳中期】おすすめ豆腐レシピ
離乳中期は、豆腐はゆでて、5~7mm角に切ります。フォークなどで粗くつぶしてもいいでしょう。
お好みの野菜にアレンジOK!「豆腐となすのだし煮」
<材料>
豆腐(絹ごし)…30g
なす…1cm厚さの輪切り1個(10g)
だし汁…大さじ2
<作り方>
1.豆腐は5mm角に切る。
2.なすは皮をむいてやわらかくゆで、みじん切りにする。
3.小鍋に1、2、だし汁を入れ、ひと煮立ちさせる。
豆腐を洋風にアレンジ!「豆腐とにんじんのミルクパンがゆ」
<材料>
食パン(8枚切り・みみを取り除いたもの)…1/2枚
豆腐(絹ごし)…30g
にんじん…2㎝厚さの輪切り1個(20g)
牛乳…小さじ2
<作り方>
1.食パンはこまかくちぎる。
2.にんじんはやわらかくゆで、みじん切りにする、ゆで汁はとっておく。
3.小鍋に1、2、2のゆで汁大さじ3、豆腐、牛乳を入れて、豆腐を崩しながら混ぜ、ひと煮立ちさせる。
監修・レシピ制作・調理/中村美穂先生 撮影/武井メグミ、取材・文/ひよこクラブ編集部
調理が簡単で栄養価も高く、お財布にもやさしい「豆腐」。積極的に離乳食に取り入れてみてはどうでしょうか?余った分は、大人用の湯豆腐や冷ややっこなどに、手軽に活用できる点もおすすめです。
参考/『中期のひよこクラブ』2024年秋号とじ込み付録「離乳初期・中期 だれでも作れる! 簡単レシピBOOK」
●記事の内容は2024年9月時点の情報で、現在と異なる場合があります。
『中期のひよこクラブ』2024年秋号には、初めての離乳食作りにぴったりな、とじ込み付録「だれでも作れる! 簡単レシピBOOK」があります。