【人気料理家・ぐっち夫婦の離乳食インタビュー】「離乳食を食べない」「食べ物で汚す」どうしてる?
離乳食が進んでくると、赤ちゃんが苦手な食材を食べなかったり、洋服や床が汚れたり、レシピがマンネリになったりと、気がかりなことが多くなりますね。生後6カ月で息子さんの離乳食をスタートさせたぐっち夫婦は、どうしているのでしょうか。料理家である2人が、どんな離乳食を作って、どんなふうに食べさせているのか、“初めてのひと口”から離乳中期の様子、おすすめの調理テクを教えてもらいました。
息子さんが苦手な食材を食べないとき、どうしてる?
――SHINOさん(以下敬称略) 息子の食べられる食材が増えてきたので、苦手なものも好きなものと合わせれば食べられるようになりました。
たとえばほうれん草をあげるときは、ほうれん草をのせたスプーンの先端に、大好きなヨーグルトを少しだけトッピング。そうすると口に含んだ瞬間、ヨーグルトの味がするから、その勢いでパクッと食べてくれます(笑)。
離乳食のとき、顔や洋服が食べ物まみれに…。よい対策は?
――Tatsuya 息子も動きが激しくなってきて顔や洋服、ベビーチェアなどが食べ物で汚れるようになりました。とくに保育園に行く前は何かとバタバタして時間がないのに、洋服がべたべたになったりすると、着替えたり後片づけしたりが大変です。そこで、食事のときは長袖エプロンの上からシリコンのエプロンをつけて、完全防備しています。
ベビーチェアに関しては、SHINOがネット通販でチェア用の防水カバーを見つけて購入。これが大活躍しています。
――SHINO あとは食べ物で汚れた手で顔をこすったりするので、汚れた手をすぐ手を洗えるように食卓にフィンガーボウルを用意。指の間に入り込んだ食べ物も洗い流せるので、便利ですよ。 汚れ対策の時短にもなります。
離乳初期から使える、だれでも簡単な、離乳食テクを教えて!
――SHINO わが家では、ゆで野菜と野菜スープを一度に作っています。適当に切った野菜、たとえばにんじん、キャベツ、玉ねぎをそれぞれ別々にお茶パックに入れてから一緒に煮ると、数種類のゆで野菜と野菜スープが一気に作れておすすめです。
作りやすい分量は野菜150gに対し、水600mLが目安。20分程度、弱火でじっくり煮出します。ゆでた野菜は、離乳時期に合わせてすりつぶしたり刻んだりして、食べさせます。
野菜は、ほうれん草、なす、ごぼうなどアクの出る野菜を避ければ、どの野菜で作ってもOKです。作った野菜スープはパンがゆなど洋風メニューによく合います。
離乳中期以降なら、加熱した豆乳と合わせると、クリーミーになっておいしいですよ。よかったら試してみてください。
お話/ぐっち夫婦さん 撮影/アベユキヘ 取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部
ぐっち夫婦
妻SHINOと夫Tatsuyaからなる料理家夫婦ユニット。SHINOは乳幼児食指導士、栄養士の資格を持つ。忙しい毎日でも気軽に作れて、栄養バランスにも気をつかったレシピが人気で、SNSフォロワー数は100万人以上。2023年7月に第一子が誕生。離乳食レシピサイト「はらぺこベビー」を開設するなど、各メディアで食の情報を発信している。公式YouTube ふたりごはん【料理家ぐっち夫婦の料理チャンネル】
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年4月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。