まさか、家事に幸せを感じるとは![ハハのさけび #12]
1歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
まさか、家事に幸せを感じるとは![ハハのさけび #12]
妊娠中、子どもの服を水通しした時のワクワクは、忘れられません。とても小さな服が風に揺れているのを見ながら、こんなに小さい子がお腹にいるのかという感動や、子どものために洗濯をしてあげたという満足感、間もなく会えるのだという幸福感に、包まれていました。今でも、小さな服を干したり畳んだりする時、自分が小さな子と暮らしているのだと、ひしひしと実感し、幸せを感じます。
子どもが寝た後に、散らかったものを片付ける瞬間も、私は結構好きです。自分でオモチャを出せるようになったばかりの時は、一つ一つのオモチャが、子どもの意思を反映した作品のように感じられて、感動したものです。オモチャをしまいながら、「これまた出してる。好きなんだなー」とか、「この絵本、棚から出したんだ、すごい!」とか、思ってしまう。最近では一人で遊んでいることも増えましたが、子どもがそれを取り出したり遊んでいる時の様子を想像して、微笑ましくなってしまうのです。と同時に、想像しながら、もっと相手してあげればよかったな、とも思ってしまうのですが。
離乳食が進み、卵もクリアして、大好きなフレンチトーストを作って一緒に食べた時は、本当に嬉しかった!同じものを分け合って食べる喜びって、なんとも言えません。「お母さんと一緒だねー、おいしいねー!」なんて言いながら、子どもと一緒に美味しいものをモグモグ食べる休日の朝食は、幸せの極み。
家事の得意でない私にとって、ただの作業でしかなかった、洗濯・掃除・料理。でもそれが「子どもとの接点」になることによって、好きじゃない家事にも、幸せを感じるようになりました!
とはいえ、日々の育児に仕事に疲れているときは、そんな風に思える余裕がなくなります。この、初めて家事に幸せを感じた時の気持ちを忘れないでいたくて、この気持ちをしたためたのでした。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した34歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@haha_waguri)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。