「トイレはまとめて流す?!」「ノンアルビールが常温」「遊びに来てと言われたのに不在…」衝撃でした!でもあるある?義実家の風習や親族のビックリ言動
「たまひよ」アプリユーザーに聞いた、我が家とは全然違って驚いた!義実家や親族のエピソードを紹介します。家族・夫婦問題などについての相談に多数のってきた佐々木陽子さんに、義実家との距離感などについて聞きました。
自分の育った環境との差にビックリ!
最初に、ビックリしたエピソードからご紹介します。
「遊びに来いと誘われて予定を決めて行ったのに、誰もいなかった。義父は寝ていて全く起きず、家にいるのも気まずいので駐車場で待ちましたが、誰も帰ってこない。箱菓子だけ置いて帰ってきた…」(雨だぞ)
「産後3ヶ月、義実家でお世話になっていた時に、洗濯物に毎回黒いゴミのようなものが付いていて、数日後に洗濯槽のカビだと気づきゾッとしました。赤ちゃんのスタイやガーゼ、バスタオルにも付いており、口に入るものだから心配で、しばらくは全部ネットに入れて洗ってました」(はるか)
「うちの実家は、帰省するとご馳走などでもてなしてくれますが、義実家はそのような風習はなく、いつも通りの食事、振る舞いです」(M)
「毎回ブランド物の子ども服をもらうけど、すぐサイズアウトするし汚れるし、もったいなく感じる。いっそ現金の方が…と思ってしまう」(たま)
「気を遣ってたくさん話すようにしたら、静かな方がいいと夫から後で言われたこと。『早く言ってよ、喋らないから』って思いました」(はなまる)
「授かり婚で、義母に妊娠報告をした時、とても喜んでくれたのですが、裏で夫に『本当に自分の子?』って聞いていて、それを知った時はドン引きでした」(もちもちこ)
「義妹といまだに一言も話したことがありません。他の家族も全くそれを気にすることもないので驚きです。私も距離感が分からず、そっとしています」(まゆ)
「賞味期限を気にせずに、ものをくれる」(たろち)
これらは、風習の違いでしょうか。
「親戚がみんな集まって、盆や正月を祝っていること。叔父叔母、従兄弟まで集まるので、親戚付き合いが大変です」(かまぼこ大好きの妻)
「肉まんに醤油をつけて食べること(東北では多いようです)。来客や赤ちゃんが家に来る場合でも、家の中を片付けないし、散らかっている…」(こっこ)
「義叔母一家が来ていて、トイレから出てきた義叔母が、トイレの前からリビングにいる自分の息子に向かって大声で『トイレ入る? 入んないなら流しちゃうよ』と言っていたのが衝撃的でした。いつも家でまとめて流してるの?人の家でそれやる?と、頭の中がハテナだらけでした」(マーミー)
「飲み物が全て常温。私はキンキンに冷えている飲み物が好きなのですが、義実家に行くと全て常温で出てきます。私を気遣ってノンアルコールビールも用意してくれているのですが、常温なのが辛い。『美味しいです!』と必死に飲んでいます」(コポー)
義実家で「よかった!」話もありました。
「毎晩、6、7品のおかずを作ってくれます。ありがたいですし、素晴らしいと思うのですが夫がそれで育っているので、私も毎日奮闘しています」(あゆ)
「むしろ自分の実家より歓迎してくれ、毎回とても良くしてくださる」(ねね)
「お正月に行ったらお年玉をくださり、すごくびっくりしました!」(ちぃ)
いろいろな実話がありましたね。感謝やビックリな経験はいいですが、「ちょっと嫌だな」「変だな」と感じると、そのほころびが大きくなってしまう可能性も。そこで、助産師・看護師であり、心理師でもある佐々木陽子さんに、義実家といい距離感でいられる方法や、ストレスをためずにすむ考え方などについて教えていただきました。
「それぞれの生き方や考え方を否定せずに、受けとめ認めることが大事」と専門家
「家族の数だけ、文化や価値観、生活習慣に違いがあり、良い面でも悪い面でも、ビックリエピソードが出てきたり、戸惑いや、モヤモヤしてしまうような出来事がありますよね。
でも、結婚すると、切っても切り離せないのが義実家とのお付き合い。最初のうちは小さなことだと思っていても、知らず知らずのうちに『ネガティブな感情』が心のタンクに蓄積され、溢れ出してしまうことがあるので要注意です。
気づいたら、突然キレやすくなったり、涙が止まらなくなってしまったり、自分を責めるようになったり…。そんな自分をどうにかしたいと、抱えきれない思いの相談から、実は義実家との関係に悩んでいたということが明らかになることも多くあります。
その前に、『ちょっと嫌だな』『変だな』と思った気持ちは、できるだけ早く、安心できるパートナーや他の誰かに話して、吐き出してみてください。ノートに気持ちを書き出してもいいかもしれません。
しっくりこない自分の気持ちが言語化できるだけでもすっきりしていきますし、何より、誰かに『そうだよね、わかるわかる』と認めてもらえるだけでも、気持ちがスーッと落ち着いていくものです。
人に話すときの注意点は、できるだけ受け止めてもらえそうな相手を選ぶこと。そして自分自身でも否定せず『ちょっと嫌だなと感じたよね』『変だなと思っちゃったよね』と、ただそのまま、認めていくことができると、ネガティブな感情は小さくなっていきます。
『この家族はこういう人たちなんだ。一方、私はこういう人だよね』などと、それぞれの生き方、考え方を『否定せず』『そのまま受けとめ認めていくこと』ができるようになると、相手も自分も否定された感じを受けないので、お互いに安心して付き合うことができるようになります。
ただ、時には深刻な悩みもあると思いますので、そうしたケースでは、心の距離をとるだけでなく、物理的な距離もとるようにしましょう」(佐々木陽子さん)
ネガティブな感情は、自分の中にためておきたくないものです。自分も相手も否定せずに、そのまま受けとめることがスタートなのですね。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
佐々木陽子さん
PROFILE
助産師・看護師・心理師として妊娠・出産・育児の悩み、家族・夫婦問題などに対応してきたカウンセラー。助産師・心理師として約20年、医療の最前線で、妊娠・出産を契機に生じるメンタルヘルスの問題だけでなく、それ以前から抱える個々人の生きづらさや、性格、家族問題、夫婦問題(パートナーシップ)など、多くの悩みや問題に向き合っている。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2023年9月の情報で、現在と異なる場合があります。