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アラフォーの老け見えあるある「白髪」「薄毛」の対処法を医師に聞いてみた

更新

不安を感じて鏡を見ているストレスのある女性
nicoletaionescu/gettyimages

今回のテーマは「アラフォーの悩み」についてです。「たまひよ」アプリユーザーに聞いた実体験とともに、クレアージュ東京エイジングケアクリニック院長の浜中聡子さんにアドバイスをいただきました。

20代の頃と比べて、差を感じる日々…

最初にアンケート結果から紹介します。

Q:アラフォーになって悩んでいること、ツラいことはありますか?

「疲れやすくなった。首周りのシワも…」(ともんぬ)

「一晩寝たくらいでは疲れがとれない。日々蓄積されていきます…」(あーと)

「赤ちゃんを抱き上げるときに身体がミシミシする。児童館でも他の若いママと違って、ワンテンポ遅い」(笹)

「抱っこの耐久時間が20代前半の人とは遥かに違っていたり、突然走り出す子どもを追いかけるのが大変だったりと、体力面がかなりしんどいです。さらにダイエットをしても、20代と比べて全く落ちなくなりました」(とも)

「体力が落ちました。20代の頃は3日くらい徹夜でもピンピンしていたのに、もう今はそんな恐ろしいことはできません(笑)。比例して頻尿になり、反比例して集中力と代謝は落ちている」(あいーだ)

「肌荒れや傷が治らない。足の小指を少しぶつけただけでヒビが入った。お腹の調子が常に悪い。ヘアオイルを使っても髪がゴワゴワ・パサパサする」(ゆちママ)

「シミがー!おばさんみたい…」(ひーちゃん)

「口内炎や風邪が長引いてしまう」(さくらんぼ)

「白髪が出てきたこと。あと、最近視力の低下を感じます(遠くのものが前より見えなくなっている)」(棚からぼたもち)

「どこが変わったかわからないけどなんとなく老けて見える。若い子の流行りのものが良いと思えなくなってきた」(なっつ)

後回しにしがちな自分のケアも大事にして

アラフォーの悩みとして、疲れがとれない、体力・視力の低下、病気やケガの治りづらさ、シミ・肌荒れ・白髪などによる老け見えの声が寄せられました。
そこで、加齢に伴う女性の悩みに寄り添ってきた医師の浜中聡子さんに、アラフォーの悩みを少しでも軽減するための、日頃からできる習慣などについてお聞きしました。

「40歳前後の世代を表す、いわゆるアラフォー世代のママさんは育児や家事などに追われて、自分自身のケアは後回しになってしまう方が多くいらっしゃるかと思います。
これらは、身体のだるさや体力の低下、そして、シミや抜け毛などの肌や髪の不調にも繋がってしまいます。

今回は、老け見えに繋がる薄毛や白髪の話をメインに、日常的なケア方法を紹介していきます。
基本的には、睡眠、食事、運動の3つを心掛けてください。

睡眠中には細胞の酸化を防ぎ、免疫力を高めて新陳代謝を促すメラトニンというホルモンが分泌されます。このメラトニンに加え、女性ホルモンや成長ホルモンなど、睡眠中にはさまざまなホルモンが分泌されます。
睡眠は量より質が大切なので、忙しい方は短時間でも深い良質な睡眠を取るようにしてみてください。

睡眠の質を上げる習慣として、寝る前のアルコールやカフェインを避けることも大切です。どうしても、忙しくて夜型の生活になりがちだと思いますが、できるだけ朝型の生活を心掛けるのも良いと思います。

食事はきちんとバランスよく、3食食べることを心掛けましょう。たんぱく質、色とりどりの野菜、ミネラル、ビタミンをバランスよくとること。塩分過多にならない和食メニューもおすすめです。

薄毛ケアのための食事としては、上記のものに加え、髪の成長を助ける亜鉛や、頭皮の新陳代謝に欠かせないビタミンB群、血液循環を促すビタミンC、Eなども、髪にとって必要な栄養素となります。

食事からとった栄養は心臓や肝臓など生命維持のために必要な臓器へと優先的に運ばれ、その余剰分が髪に届けられます。お子さまの食べ残しで食事を終わらせてしまうというお話も聞きますが、しっかりとバランスよく栄養をとることが重要です。

適度な運動は血流をよくし、ストレスを解消してくれます。運動についてはなかなか自分自身の時間を作ることが難しい方が多いと思います。
家でのストレッチ、お子さんと一緒に歩くなど簡単に始められること、そして無理をしないことが重要です。ウォーキングは1日20分を目安に少し汗ばむ程度の速さで行うと良いでしょう。

もしも時間の余裕があるのであれば、ヨガやピラティスに挑戦してみるのも良いでしょう。大切なことは運動を日々の習慣にして、“毎日続ける”ことです。

これらは髪の毛だけでなく、健康な体づくりにとっても重要です。
その他のホームケアとしては、薄毛であればシャンプー方法を見直しましょう。しっかりと泡立てて指の腹で洗うのが基本。忙しいと思いますが、お風呂から上がったらすぐに乾かすことも重要です。育毛剤で今ある髪の抜け毛予防をすることも大切ですが、ある程度地肌の透け感が気になったら頭髪治療クリニックの治療を頼るのも1つの手です。

白髪に関しては、抜いてもまた白髪で生えてきてしまう、もしくは髪が生えてこない可能性があるので根本からカットすると良いでしょう。
気になる場合は、ヘアカラーをすることも良いと思いますが、頻度が高いと頭皮の負担になってしまうのでカラーマニキュアなどをうまく織り交ぜることも大切です。

ここまで髪のケア方法についてお伝えしましたが、睡眠、食事、運動は、疲れや肌荒れ、病気の回復などにも効果のあるものです。

まずはご自身の健康状態をしっかりと把握することがとても大切です。年齢のせい、子どものせいにして、自分自身のことは後回しになりがちですが、必ず最低でも年に1回は健康診断を受けて、ご自身の健康を大切にしてください。まずは、お母さんが元気でいることが、お子さんの健康にも繋がります」(浜中聡子さん)

確かに子育て中は、鏡を見る機会がほとんどなかったり、自分のことは後回しになりがちですね。親も心身ともに健康でいられるよう、少しの時間やゆとりを持ちたいと思いました。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

浜中聡子さん

濱中聡子さん

PROFILE)
クレアージュ東京エイジングケアクリニック院長。医学博士。国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)、更年期など、加齢に伴って多くの女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする懇切丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得ている。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年11月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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