最初は不安で震えてた…。おだやかな雰囲気で進んだ計画帝王切開。これから手術に挑む人に伝えたい【たまひよ 出産体験談】
こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、なつさんの出産体験談をお届けします。
【出産レポ】
・筋腫手術歴による計画帝王切開
前日から入院し当日、弾圧ソックスを履いて徒歩で移動。
手術室に入るとき、人が思ったより多くて少し怖かった。
シャワーキャップに素っ裸のコンプラに引っかかりそうな出で立ちで台に寝かされたあと、ビニールに覆われる。こんなに面白い格好なのにかなり怯えてた。まな板の上の鯉状態。
最初に背中に麻酔入る瞬間はずっと震えてたし、ぞっとした。前の手術は点滴からくる全身麻酔だったからほぼ記憶がなくて、全裸で丸まって腰に刺される経験は初めてだったけど、実際そんなに痛くなかった!
のでこれから腰に麻酔を受ける人は安心して欲しい。
手術中はずっと歯がカチカチいてたから寒かったのかもしれないし、緊張していたのかもしれない。それより麻酔が入って手足が暖かくなったところから、もうどうなってもいいや、的な気持ちが強くて、それより赤ちゃんの無事を祈ってた。
頻繁に気持ち悪くないか、呼吸は大丈夫かの確認をしてもらえたから、割と安心感があった。
途中でお肉が焼けるような匂いがして、思わずニオイの元について執刀医の方に尋ねると、これはレーザーのメスによる匂いだと言っていて、そのあと、「そうか僕らはもう慣れてしまってるから」と笑っていた。
手術室から美味しそうな感じの匂いがすることもあるのはちょっと面白かった。良い言い方をするとステーキ臭が近い。
落ち着いて手術室内で耳をすませると、オルゴールのSMAPの「世界に一つだけの花」が流れていることに気づく。
なるほど、そういえばよく聞くバースプランの話は一度も聞いたことがなかったから、適当な曲がかかってるんだな、と思ったけど、よくよく聞いてると一曲がループしてる。1回目気づいた時は懐かしいな、と思ったけど、何周も狂った様にかかる「世界に一つだけの花」を聴いていたらだんだん面白くなってきてしまった。なぜこの一曲だけ無限に流すことにしたのか聞きそびれたのだけが残念。
これから帝王切開や陣痛に挑む人は、他の人にもコメントしたけど、是非好きな曲のリクエストをすることを提案する。
手術開始からしばらくして、赤ちゃんの元気な鳴き声がきこえて安心した。
「赤ちゃんを少し綺麗にして来ますね、」の声の後、白い胎膜にうっすら包まれた赤ちゃんが運ばれて来て、おもわず「本当に入ってたんだねぇ」とつぶやいた。
さっきまでずっと一緒に毎日過ごして来たおなかの中にいた命が急に目の前に具現化した感じ。
そりゃ10ヶ月あんなにおなかで暴れてた子なんだから無事に決まってる、とは思ったものの、やっぱりほっとした。
あかちゃんはふにゃふにゃした人間の第一段階みたいな顔をしていて、指を出すとギュッと握ってくれた。大変可愛い。よく見ると香川照之に似てる気がしたが、もしかしたら香川照之が赤ちゃんに似てる可能性もあるな、と思った。
後日かなり顔が変わっていたので、赤ちゃんがむくんだら香川照之になる方がやはり近いのかもしれない。
これから大変だなーとニヤニヤしながらできるだけ天井のライトの反射で自分のおなかの中が見えないように気をつけながら、真上を眺めて終わるのを待った。
赤ちゃんが取り出されたあと処理や縫ってもらっている間うとうとしていたら、寝ていると判定されたのか、行って良かった海外の国やこれから行きたい旅先の話が始まりとても楽しそうだった。
なんなら話に入れて欲しかったけど、おなかを縫われてる本人が加わるのは絵面的にシュールすぎるな、と思って静かに話を聞いていた。
終わった後安心しすぎて、スタッフの方それぞれに「おめでとうございます」と声をかけられ、都度ありがとうを返すBOTになりながら部屋に到着。人生でこんなにおめでとうを言われるのは結婚式と出産くらいだと思うので、貴重な経験をした。
麻酔のおかげで当日は全然痛くなくて、本当に良かった。あっという間の1時間半。
部屋に帰ってからはこの日はご飯もないから、赤ちゃんの処置が完了するまで天井だけ見てぼーっと過ごしていた。
その後、赤ちゃんと夫が登場して、記念撮影をしたり、これからについて話したりしてなんかすごくいい感じの時間を過ごした。
あとは1週間程度痛みに耐えながらゆっくり入院してご飯食べて、赤ちゃんをお世話するだけだ。
あっという間に回復できる、今の医療がある日本で子供を産めたのはかなりついてると思った。
計画帝王切開なだけあって、かなりおだやかな雰囲気で進み、実際初日は全く痛みを感じず、翌日からじわじわ痛いけど、個人的には全然耐えれる程度だったのでこれから手術に挑む人は安心して欲しい。
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メモがこんな感じで残ってたので、ちょっと修正して共有させていただきました。
かなり呑気な人間なので比較的怖さとか、痛みとかあまり感じてないのかもしれないですが、それにしても計画帝王切開を経験して、2回目があってもこれならいけるぞ!って思いました。笑
ちなみに病院食が美味しいだけで本当にメンタルが回復した気がします。
また、助産師さんに死ぬほどお世話になってるので、スタッフの方に本当に助けられて生きてます。母乳以外でも全力で頼れて、ほんとうにこの病院でよかったなぁと…。
個人的に手術が部分麻酔で経験できたのはとても面白かったです。
以上レポというか、帝王切開の感想でした。
対して参考にならないと思いますが、七月ルームや出産レポにはとても助けられたので投稿してみます。
これから出産に挑まれる方への応援を込めて。
いかがでしたか? たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」では、もっとたくさんの「出産レポート」を読むことができます!また、同じ出産予定月の人と情報交換ができる「同期ルーム」もありますので、ぜひ活用してみてくださいね。
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●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2024年7月の情報で、現在と異なる場合があります。