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夜の授乳がつらいママに朗報!生後5カ月から始められる「夜間断乳」にトライ

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Massonstock/gettyimages

昼間の授乳は続けながら、夜の授乳について、やめたり回数を減らしたりするのが「夜間断乳」。夜間断乳をすると、朝まで起きずに眠るようになる子が多いようで、夜の断乳は赤ちゃんの眠りの質をよくすることにつながるのでは、という考え方もあります。そこで今回は、夜間断乳の進め方について、母乳ケアルーム「マミィポート」代表、助産師の依田順子さんに伺いました。ぐっすり眠って寝起きもよくなり、朝から元気に活動できるようになるかも!

夜間断乳の進め方の基本

夜間断乳は、できるだけ赤ちゃんにもママにも負担なく進めたいもの。まずは、無理なくトライできる基本のポイントを教えていただきました。

5カ月以降、離乳食が始まってからがスムーズ

「5カ月未満は、夜間のおっぱい・ミルクが必要な赤ちゃんも多い時期。夜間断乳はあまりおすすめできません。1回に飲める量が増え、離乳食が始まる5カ月ごろだと、ママの言うこともなんとなくわかってくるのでトライしやすいでしょう」

夜泣きや夜間の頻回授乳でママがツライときがトライしどき

「夜間断乳は、夜間の授乳が頻繁だったり夜泣きが激しくて、ママがツライ…というときが始めどき。夜間の授乳や夜泣きを負担に感じていない場合は、無理にしなくてもいいでしょう。おっぱいを卒業するギリギリまで、夜間に1~2回授乳をしているママもいます」

トライする前にパパや家族に相談して

「夜間断乳では、夜間に赤ちゃんが泣いても授乳は控えるので、赤ちゃんの泣き声が気になる場合も。夜間断乳を決意したら、パパや家族に相談し、理解と協力を得て。家族のサポートを得やすい週末や連休が狙い目です」

夜間断乳の進め方の基本:その2

夜間断乳ができると、ママの睡眠不足によるストレスでおっぱいの出が悪くなったり、イライラすることが減ります。赤ちゃんとの生活がもっと楽しく!

夜間の授乳を減らすだけでなく、生活リズムも整えて

「夜間断乳では、就寝前にたっぷり授乳し、夜間に赤ちゃんが泣いてもすぐには授乳をせず、体をトントンしたり抱っこをしてあやしたりして対処します。でも、夜間の授乳を減らすだけではなく、1日の生活リズムを整えることも重要。1日の生活リズムを整えることで、夜間の授乳のリズムが整い、夜間断乳に成功しやすくなります」

眠りとおっぱいが結びつきやすい、添い乳は控えて

「添い乳は、寝ることとおっぱいがセットになってしまい、おっぱいがないと寝られなくなりがち。夜間断乳を決意したら、日中でも添い乳は控えて。就寝前はスキンシップタイムをたっぷりとって、抱っこで授乳を。赤ちゃんは安心し、夜の眠りが深くなります」

赤ちゃんにも伝えて心の準備をさせてあげて

「5カ月ごろになると、日常的な言葉はなんとなくわかってくるようになります。日中に『そろそろ夜のおっぱいやめようね』、就寝前の授乳時に『おっぱいもねんねするからね』などと伝えて、赤ちゃんに心の準備をさせてあげて」

トライしたら3日間は我慢して

「初日は赤ちゃんが泣いて大変なことが多いですが、『大丈夫だよ』と声をかけ、体をトントン、抱っこでゆらゆら、水分補給などの方法を試し、3日間我慢して。個人差もありますが、3日目を超えると変化があります」

うまくいかなかったときは…

頑張ってやってみたものの、どうもうまくいかないということもあります。そんなときの対処法を伺いました。

途中で断念してもOK。時間をおいて再トライしても

「夜間断乳に挑戦してみたけれど、赤ちゃんが大泣きしてかわいそうになってしまうこともあるでしょう。そんなときは無理しなくてOK。少し時間をおき、ママがまたトライしようと思ったときに、再び試してみましょう」

自然に解決することも。あせらずにゆったり構えて

「夜間の頻回授乳や夜泣きに悩んでいても、数週間したら自然に解決することもあります。今は夜間断乳にトライする時期ではなかったのかも。ママはひと息ついて、あせらず赤ちゃんの成長を見守りましょう」

こんなときは夜間断乳はNG!

□健診などで、赤ちゃんの体重の増えがよくないと指摘された
□ママの母乳の分泌量が多く、おっぱいトラブルを繰り返している
□赤ちゃん、またはママの体調が悪い

「赤ちゃんの体重増加が心配なとき、ママがおっぱいトラブルを繰り返している場合は、トライする前に小児科医や助産師に相談を。また、親子ともに体調がいいときに挑戦してください」

夜間の頻回授乳や夜泣きでへとへとのママには、夜間断乳はとっても魅力的。でも夜間断乳を頑張り過ぎてしまうと、そのせいでへとへとになってしまうこともあるので、気をつけましょうね。(取材・文/四辻深雪、ひよこクラブ編集部)

■監修/依田順子さん
母乳ケアルーム「マミィポート」代表。助産師。ママたちのおっぱいの悩みにアドバイスをするほか、地域の赤ちゃん訪問や母親学級の講師、ウパウパハウス岡本助産院の助産師としても活躍。2人のお子さんのママです。

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