大切な一瞬を忘れないために 1歳から始める育児ダイアリ―
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育児日記、付けていますか?誕生から1年を対象とした物が多く、育児日記といえば0歳の時のものというイメージが強いかもしれません。でも、子どもの成長はあっと言う間。今は当たり前の日常も、1年、2年過ぎると忘れてしまうことも多いもの。日々忘れていきがちなちょっとした感動を、日記という形で残していくのはいかがでしょう。特別なことではなくても、日常の1つ1つが後から振り返れば宝物になりますよ。今回は育児の記録におすすめの日記帳を幼児教育の専門家監修のもと、ご紹介します!
しみずみえ
子どもの遊びと親子の関わりに詳しい。玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の創業等の仕事を経て、子育て支援や遊びプログラム開発などに携わる。
著書『あそびのじかん』英治出版。こども×おとな×しごとプロジェクト代表。
育児の記録「専用」ダイアリー
初めてご飯をおいしいと言ってくれた日、初めて歌を歌った日…
日常の中で、残したいと思う瞬間がたくさんあるはず。そんな育児記録に特化した専用のダイアリー「ならでは」の工夫が凝らされています。
こちらは手軽な一行日記。前半は2年分の一行日記、後半は詳しく書きたい出来事があったときに使える「できごとページ」の二部構成です。前半の一行日記は1ページにひと月分の記入欄があり、年・月はフリー記入。一行日記といっても二行分程度はスペースがあります。後半の「できごとページ」には、日付・できごとの概要・場所に加えて、「直前の状況」や「周囲の反応」欄があるのも育児記録用ならではの面白いポイントです。A5サイズ。
同じ日付の記入欄が三年分横並びであるから、「去年の今頃はこんなことしていたんだなあ…」と子どもの成長ぶりが感じられて、後から見返すのもさらに楽しくなりそう。毎年の季節の行事の記録にもなるので子どもの成長がわかりやすいかも。記入欄は大きすぎず続けやすさも◎。日付は自分で書き込むタイプなのでいつから始めてもOKです。シール付き、B6サイズ。
ママの手帳にピタッ!お手軽メモタイプ
毎日日記を書くのはちょっと大変だけれど、「あ!この出来事は記録しておきたい!」と思ったときだけ使える、こちらのタイプも便利です。
メモサイズは、高さ60mm×幅86mmとちいさめ。普段使っているスケジュール管理用の手帳や家計簿などにペタッと貼って使います。一冊に25枚入りで厚くないので、手帳のポケットに差し込んで持ち歩けます。
一般的な日記帳なら、家族のぶんもまるごと記録
育児記録専用だと、一冊に対して一人の子だけの記録を付けることを想定して作られているものも多く、子どもが二人以上の家庭ではを育児記録専用のノートを二つ作らなくてはいけなくなり、ちょっとハードルが高いかも。一般的な日記帳タイプなら、複数子どもがいてもOK!子ども以外の家族のことでも何でも気にせずに記録できます。装丁が綺麗なものもたくさんあって選ぶのも楽しいですね。
同じ日付の記入欄が1ページに3年分並んでいる、3年連用タイプの日記帳。ケース入りで高級感のあるデザインです。1日の記入欄は6行なので、気負わずに続けられそう。1月1日~12月31日の日付があらかじめ印字されています。B6 変型サイズ。
気軽に続けられる、日にち印字無しタイプ
日にちの印字があるタイプだと、始めづらいし、「毎日続けなきゃ!」というプレッシャーがキツいです…という方には一般的な日記帳の中でも日付の印字がないタイプがおすすめです。書けない日があっても後ろめたさゼロです。
1日分の記入欄のはっきりとした区切りがない、新しいタイプの日記帳です。「書きたい日に、書きたい分だけ」の自由さが嬉しい。いままで日記を続けられずに挫折した方にもおすすめです。A5サイズ。
1歳になるまでは育児日記を付けていた方も、低月齢のときだけ付けていた方も、産院でもらった育児日記を途中で挫折してしまった方も、一度やめてしまうと再開はなかなかハードルが高いものですが、キリの良い日ではなくても、思い立ったが吉日!育児日記、ふたたび付け始めては?
(文・シマサキアヤ/監修・しみずみえ)