Benesse

オンラインショップ

会員登録

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 【医師監修】予防接種の最新知識5 産後、予防接種の準備はいつから何をすればいいの?

【医師監修】予防接種の最新知識5 産後、予防接種の準備はいつから何をすればいいの?


赤ちゃんを感染症からもっとも効率よく守るため、現在、予防接種を2カ月の誕生日にスタートすることが広く推奨されています。その理由は2回目「『生後2カ月スタート』『同時接種』をすすめる理由」で詳しく説明してあります。
生後2カ月に予防接種を始めるには、出産後すぐに情報収集などの準備することが必要です。小児科医院の探し方からスケジュール管理まで、神奈川県川崎市の「かたおか小児科クリニック」院長の片岡正先生にお聞きしました。

【記事監修】

【小児科医】片岡正 先生

かたおか小児科クリニック

Profile

東京大学医学部小児科、都立府中病院小児科、日本赤十字社医療センター小児科などを経て、1996年に神奈川県川崎市にて「かたおか小児科クリニック」を開設。
NPO法人「VPDを知って子どもを守ろうの会」理事。

出生届を提出したら、まずは小児科探しを始めよう

――予防接種を受けるためには、出産後、まず何から始めたらいいでしょうか?

「出生届を提出したらすぐに小児科探しを始めると、2カ月からの予防接種デビューがスムーズです。予防接種はほとんどの小児科医院で受けられます。
小児科医院には予防接種以外にも、発育・発達の相談や風邪などの病気などいろいろお世話になる機会があり、これから長いつきあいをしていくことになります。長期的な視点で探すようにしましょう。
特別な持病がないのであれば、ムリなく通院できる距離の医院がおすすめです。行政からもらう医療機関一覧表などから家の近くの医院をピックアップし、ネットで詳しく調べて決めるのがいいでしょう」

――同時に予防接種の情報も集めたいとき、何かいい方法はありますか?

「1カ月健診は出産した病院に行かれる人が多いと思いますが、小児科医院で受けることもできます。1カ月健診を小児科医院で受けて、予防接種の相談をしてみるのも一案です。
もちろん産科でも予防接種の情報提供をしてもらえると思いますから、産科で1カ月健診を受ける場合も、おすすめの小児科医院はあるか、予防接種の情報はどこで得られるかなど、相談してみましょう」

スケジュール管理はかかりつけ医にやってもらっている、が過半数



※画像クリックで拡大表示可


――予防接種は種類が多く、スケジュール管理がたいへんです。上のグラフは2016年夏にベネッセコーポレーション「たまひよ生活リサーチ」が、0歳~1歳6カ月未満の子を持つ女性約300人に実施した、予防接種に関するアンケート結果の一部。過半数のかたが、スケジュール管理は小児科医院にやってもらっているという回答でした。

「最初の1回目の日程は自分で決める必要がありますが、それさえ決めればあとは医師との相談で自動的に決まっていきます。スケジュール管理というとたいへんに感じますが、実はとても簡単なんです。病院によって休診日や予防接種をやっていない日などがありますから、医師と相談してお互いの都合のよい日程を決めましょう。
最初の予防接種は、生後2カ月になったらすぐ、ヒブ、小児用肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎ウイルスの4つを受けることをおすすめします。この4つを同時接種するのが、赤ちゃんを病気からしっかり守るベストな進め方です(4つ同時接種をすすめる理由は、2回目「『生後2カ月スタート』『同時接種』をすすめる理由」を参照ください。

“VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子どもを守ろう会”の情報もチェック!

――スケジュールを自分で管理したい場合、簡単にできる方法はありませんか?

「今は予防接種のスケジュール管理ができるスマホアプリがありますから、それを活用するのが手軽でしょう。私がおすすめしているのは、“NPO法人VPDを知って、子どもを守ろう会”がつくった無料アプリ“予防接種スケジューラーアプリ”です。アプリの中にはスケジュールのコツなどもわかりやすく解説されているので便利です」

――“VPDを知って、子どもを守ろう会”とはどんな団体なのですか?

「VPDとは“ワクチンで防げる病気”のこと。“VPDを知って、子どもを守ろう会”は、日本の子どもたちをVPDから守るために活動をする、小児科医を中心としたNPO法人で、私も役員の1人です。
日本では今でも毎年、多くの子どもがワクチンで予防できるはずの病気(VPD)に感染して苦しんだり、後遺症を持ったり、死亡したりしています。ぜひとも、予防接種をしっかり受けて、子どもたちを守ってあげたいものです。
〝VPDを知って、子どもを守ろう会〟のホームページ“KNOW★VPD!”には予防接種の最新情報やワクチンの詳しい情報、会員になっている全国の小児科医師の名簿なども一部公開していますので、情報収集の参考にしてください」

予防接種には集団接種と個別接種があります。集団接種は市区町村ごとに決められた日時と場所に集まって受けるもので、定期接種のみ。個別接種はかかりつけ医などで個別に受ける予防接種で、任意接種も同時に受けられます。最近は個別接種が主流になりつつあるようです。ご自分と赤ちゃんがもっとも受けやすい方法を選んで、しっかり予防接種を受けたいですね。
次は最終回、「予防接種当日に注意すべきこと」をお届けします。お楽しみに。

(取材・文 かきの木のりみ)

◆参考サイト
たまひよ生活リサーチ
http://women.benesse.ne.jp/research/

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

初回公開日 2017/09/11

育児中におススメの本・アプリ

最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。

Amazonで購入

アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数や生後日数に合わせて、赤ちゃんの成長や、専門家からのアドバイスなど、妊娠日数や生後日数に合った情報を“毎日”お届けします。妊娠育児期にうれしいおトクなクーポンもあります。

ダウンロード(無料)

赤ちゃん・育児

更新

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事

赤ちゃん・育児の人気テーマ

新着記事

ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。