帰省時の思い出に!じいじ・ばあば&子どものベストショットを撮る方法
年末年始の帰省は、両親・義両親と子どもの思い出写真を撮る大チャンス。孫と一緒にいるじいじとばあばは、普段より表情豊かですよね。
とはいえ、人見知りしている子どもと、撮られ慣れていない両親を一緒に撮影するのは大変。たくさんの家族写真を撮影している『たまひよの写真スタジオ』豊洲店・店長の渡邉祐二さんにコツを教えてもらいます。
人見知りの子どもを、じいじ・ばあばと一緒に撮るコツ
――初めてだったり、久しぶりにじいじ・ばあばに会った子どもを撮影するときに、気を付けることはありますか?
「なるべくお子さまがおじいさま・おばあさまに慣れてから、自然なシーンをカメラにおさめるのがいいと思います。おばあさまがお子さまにごはんを食べさせているところや、おじいさまがお子さまをあやしているところなど、自然なシーンを切り取れます。目線をはずした写真も雰囲気が出て素敵ですよ」。
――人見知りして泣いてしまう場合は?
「おじいさまに抱っこされると泣いてしまうこともありますよね。泣いてしまうあいだは、無理やりご両親に抱っこさせないで、ママかパパが抱っこして撮影しましょう。『おじいさま・おばあさまとお子さまだけ』の写真を撮るときは、ママかパパがお子さまを抱っこしたままご両親のそばに寄って、お子さまを抱っこしているママ・パパの頭は構図に入れないようにします」。
3人で撮るときは、逆三角形の構図がプロっぽい!
――じいじとばあば、子どもの3人で撮るときの、ベストな構図は?
「3人が三角形になるように撮ると、かっこいい写真が撮れます。お子さまを真ん中にした逆三角形が自然です。バストアップの場合は、おじいさまかおばあさまのどちらかが抱っこして、お子さまとの身長差をなくしましょう。顔を近づけるのも忘れずに。4人以上の場合でも同じです」。
――顔を近づけると、子どもが泣いてしまうこともあると思います。
「人見知りが落ち着いても、急にグッと顔を近づけるとこわがってしまうので、徐々に近づいていくといいですよ。最初はお子さまと目線を合わせないことです。遊びながら徐々に距離を縮めていき、目線を合わせていきましょう。真新しいおもちゃをあたえて、おもちゃに興味がいっているあいだに、おじいさまかおばあさまに抱っこしてもらって撮るのもいいですよ」。
パパ・ママの思い出がある場所で、じいじ・ばあば&子どもを撮る!
――帰省したときに、こんな写真を撮っておくといいというものはありますか?
「帰省したときならではなのが、実家の居間やお庭、近所の遊び場など、ママ・パパの思い出に残っているところで撮影できることです。また、外での写真なら、人物に寄った写真だけではなく、風景を大きく構図に入れるとかっこいいですし、実家近辺の風景も残せます。とくにご両親とお子さまの手をつないで歩いている様子は、思い出に残りますよ」。
――場所見知りしてしまう子どもには、どう対応したらいいですか?
「いつもと違った場所がこわいお子さまもいますよね。いきなりご両親と一緒に連れていかず、まずはママと2人で行ってみるといいと思います」。
――家の中では、どういった環境で撮るときれいですか?
「家の中なら、窓際がおすすめです。レースのカーテンを閉めて、逆光で撮るのがポイントです。部屋の照明はつけず、カーテン越しの太陽光だけで撮影します。光がやわらかくなって、カーテンは白飛びさせているので、ボケみのあるかっこいい写真が撮れますよ。顔が影にならないように気を付けてください」。
キメ顔の、“THE・記念写真”といったものだけでなく、じいじ・ばあばと一緒に遊んでいる自然な笑顔も残しておきたいですよね。ママ・パパの子ども時代と同じ構図で撮影するのもおもしろいですよ。ビフォー・アフター的に場所の変化もわかるので、ご両親にも喜ばれます。帰省したときは、実家だからこそ撮れる写真をたくさん撮りましょう。
『たまひよの写真スタジオ』では、家族全員で撮影したフォトブックプラン「家族アルバム」も人気です。
※『たまひよの写真スタジオ』プラン一覧
取材・文/木村美穂
【今回教えてくれたのはこの方!】
渡邉祐二さん
『たまひよの写真スタジオ』豊洲店・店長兼スーパーバイザー、カメラマンでもある渡邉さん。急に寝転がったり、すぐに起きて上から撮ったりと、赤ちゃんの動きに合わせた臨機応変な撮影で、ベストショットを逃しません。
たまひよの写真スタジオ公式サイトはこちら
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。