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「分娩中に夫以外の名前を叫ぶ」「産科医が車いすで猛ダッシュ」そして、分娩室にいる全員が肩を震わせて笑いをこらえた理由とは⁉ 出産爆笑エピソード

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

「たまひよ」アプリユーザーに大人気の出産爆笑エピソードです。100人の妊婦さんがいれば100通りある出産エピソード。今回も「思ってたんと違う」「そんなことある?」という、くすっと笑えて、ちょっとシュールなエピソードが集まりました。今回はみんなが知っているようで知らない「帝王切開」について、ベテラン助産師の濵脇文子先生に聞きました。

痛すぎると人間は記憶をなくす⁉必死すぎたエピソード

「出産を終えて少し落ち着いたころに、夫が神妙な顔で『ねえ…ちょっと聞いていい?』と。ただならぬ雰囲気に何事かと思ったら『出産のとき、ずっと“ヒナタ”って名前を呼んでいたけど…誰?』。その瞬間、私はきょとん。正直、何かを叫んでいた記憶はありますが、陣痛がツラすぎて何を言ったかまったく覚えていませんでした。ちなみに“ヒナタ”は昔、飼っていたハムスターの名前です。(笑) どうやら極限状態の中で、無意識に一番安心できる存在の名前を呼んでいたみたいです。ネタばらしをすると、夫は一気に力が抜けた様子で『人じゃなくて本当によかった~』と、ポツリ。痛くてツラかった出産ですが、思わず笑ってしまった、わが家の小さなエピソードです」(まるはむ)

「出産に関して完全になめていた自覚はあるのですが、『本当になめててごめんなさい』と、ひたすら謝っていたそうです。夫が言っていましたが、記憶にありません」(みちゃん)

「促進剤を打っているのになかなかお産が進まず、陣痛のピークが長く続いて『切ってくれー』と武士のようなことを叫んでいたらしいが、あまり記憶にない…。実際にその後、緊急帝王切開になりました」(みーママ)

「隣の陣痛室から聞こえる叫び声が壮絶で、ドン引きした記憶はあるのですが、私も負けじと大きな声で泣き叫んでいたそうです。痛みに耐えるのに必死であまり記憶がありません(笑)」(はた)

「出産直後、分娩台の上で私が夫に言った言葉が『これでお寿司が食べられる』と『次は無痛だな』だったそう。まったく記憶にない。食への執着と、すでに次のことを考えてる肝っ玉ぶり(?)に、夫は驚いたらしい」(はなこ)

そんなことある⁉ってことが普通に起こるのが出産なんですエピソード

「破水して内診室へ向かっていたとき、股間に違和感があり『何か出てる、出てる、挟まってる』と、焦る私。産科医は『はい、はい。とりあえず内診台に座ろうか』と軽く流しますが、助産師さんがチラッと見たら『頭、出てます』。産科医は私を車いすに乗せて、分娩台まで猛ダッシュ(笑) 5~6人に抱えあげてもらって分娩台に乗り、30秒もかからず生まれました。全員の最初の一言が『間に合ったぁ…』でした」(あいまん☆)

「3人目出産のとき、早朝5時ごろに陣痛が始まりました。でもその日は長女次女の保育園の運動会。運動会に行きたい気持ちが強く『大丈夫』と、やり過ごしましたが、朝7時には我慢できないほどの痛みになり病院へ。すでに子宮口全開大で即、分娩台となり、病院について30分という超スピード出産でした。分娩台で休んでいるときに、なぜか『今なら運動会に間に合う』と、思った私。車いすで行かせてくれと懇願しましたが、当たり前にダメでした(笑) あれから9年で現在は4人目妊娠中。陣痛が起きたら早めに、余裕をもって病院に向かおうと思います」(ぴよちゃん)

「予定日2週間前の早朝。軽い腹痛で目がさめました。便秘もしくは下痢かな?と、トイレにこもりましたが、痛みは徐々に強くなり、おかしいと思いつつも『前駆陣痛かな?』と、なぜか陣痛を否定する私。出血があり、そこでさすがに『病院に行くか』と決意しますが、予定日まで2週間あるからと、入院バッグをまだ完璧に用意しておらず、定期的に襲う痛みにのたうちまわりながら、荷造りする羽目に。ようやく詰め終わり、病院に連絡して到着したころには、子宮口が全開大。いざ出産となるも、初めて経験する強い痛みに『痛い痛い痛い!』『もうムリ!助けて!』プチパニックで大絶叫のなか、無事に出産しました。今思うと、最初の痛みをなぜ『陣痛じゃない』と思い込もうとしていたのか謎(笑)」(おもちもちもち)

「私は助産師で、実母は産科に勤める看護師です。長女を産むため里帰りした際、初めの診察で私の学校の先輩助産師が登場。出産時、腰をさすってくれたのは母の友人。長女を取り上げてくれたのは母の後輩で、初めての沐浴で指導してくれたのは、一緒に研修を受けたことのある同学年の助産師でした。これ全部偶然なんです。本当にたまたまですが、世間の狭さに驚きました!」(ゆか)

「帝王切開でした。手術前に『何か音楽かけますか?』と、聞かれたのでヒットソングメドレーをお願いしたら、正直聞いたことない曲がダラダラと流れ始めました。ようやく聞いたことのある曲が流れ始めたなーと思っていたら、赤ちゃんの産声が聞こえ、その瞬間『今日は今までのどんなときより素晴らしい』という内容の歌詞が流れました。木村カエラさんの『Butterfly』でした。なんともピッタリなタイミングな歌詞に感動しました」(ぽっぽ)

「立ち会いに制限があり、“そろそろ生まれる”という段階で夫に連絡してもらいました。夫の職場は産院から5分。すぐに来るはずが30分経っても現れない。看護師さんがもう一度連絡すると、なんと夫はわざわざ着替えに自宅へ帰っていたそうで。赤ちゃんの頭が出かかっていたのを『もうちょっと待っててね』と抑えて、夫が着いた瞬間に赤ちゃんがスルッ。夫は心の準備もできないまま、わが子を抱いていました(笑)」(おまめ)

思わずほっこり、くすっと笑えるエピソード

「総合病院での出産でした。会陰が4度裂傷で、産科医ではなく外科の先生が縫合してくださることに。現れたのはスキンヘッドのベテランの外科医。分娩室の照明では明るさが足りないとのことで、助産師さんが手持ちのライトを持ってきました。縫合が始まり『痛い~』と、つぶやく私に『痛いよねぇ、頑張ってね』と、やさしく声をかけてくださる外科医さん。どうやらライトの位置が悪かったらしく『それだと僕の頭が光っちゃうよ!』と、笑いながら言いだして、危うく声を出して笑いそうになりました。その場にいた産科スタッフみんな笑いをこらえて、肩を震わせていました(笑)」(まかそふぃ)

「陣痛が想像以上に痛くて驚いて『痛いです!!』と、助けを求めると『まだ話せるなら大丈夫ですよ』と言われました。そのときは半信半疑でしたが、出産が近づくと本当に声も出せなくなり、出産は命がけなのだと身をもって感じました。縫合のときに『痛いけど我慢してね』と言われましたが、『陣痛に比べたら、全然平気です』と笑って答えたら、みんなに笑われました(笑)」(きりん)

「破水して深夜に入院、翌朝から誘発を行いました。順調に陣痛につながる痛みもありながらも、この程度の痛みでナースコールするのは早いかな…と思っていたら昼食タイムに。でも運ばれてきたうどんには、つゆもタレもない。ビックリしてナースコールしたら、看護師さんに『初めてのナースコールがこれ?』と、笑われました」(おうちゃんママ)

「陣痛がツラすぎて『いたーい!』と叫びまくっていました。夕方で、人がわちゃわちゃいて、静かでもない時間帯にもかかわらず、病棟に響き渡っていたそうです。夫いわく『ビブラートが効いてすごかった』らしいです」(るるぴよ)

「私は痛みに弱いです。妊婦健診で内診台に上がるたびに『痛い!痛い!』と、騒ぎ散らかしていたので、私のカルテには、“内診注意”の文字がテプラで貼られていました(笑)。さかごが直らず帝王切開となり、不安と緊張のなか手術当日になりました。手術室に担当の先生が入ってくるなり、大きな声で『この方は内診苦手だから!痛みに弱いから!みんな注意してね!内診苦手な方だから!』と、何度も連呼。注意喚起はうれしいけど、もう恥ずかしすぎて。おかげで、緊張や不安よりも、恥ずかしさのほうが勝る出産となりました(笑)」(かおちゃん)

出産って、産んだあともいろいろとあるのよエピソード

「初産で、深夜0時に陣痛がきて朝9時25分に無事出産。終わった~!出てきた~!と、ひと息つこうと思う暇もなく、お股にチクチク痛みがきて大絶叫。会陰切開の縫合でした。出産の痛みと言えば陣痛、または帝王切開としか思っていなかったので、縫合がこんなに痛いとは想定外で…。陣痛~出産時間よりも縫合が一番長く感じ、叫びすぎて声ガラガラになりました(笑)。助産師さんも立会いした母も苦笑いでした」(たまちゃん)

「産後ハイになったんだと思います。出産後、分娩台で安静にしているときに、近くの人を一人一人捕まえて、ありがとうを長々と伝えていました。なぜか『看護師とは素晴らしい仕事である』と、未経験の私が説いていました(笑)」(まんじゅう)

「母子同室で、出産数日後の夜のこと。ふと目が覚めたら、真っ暗な病室でコットに寝ているはずの赤ちゃんが立っています。(そんなわけないのに)危ない!床に落ちて頭を打ったらどうしよう!早く抱き寄せなくちゃ!と、がばっと起き上がったら看護師さんでした(笑) 赤ちゃんの黄疸チェックに来てくれたのです。赤ちゃんの産着が白、看護師さんの制服も白で、産後&寝起き&裸眼0.03の私には同じに見えてしまいました」(しろ子)

もうひとつのお産、帝王切開あるある?エピソード

「さかごだったため帝王切開に。麻酔のおかげで痛みはなかったけど、すごい引っ張られてるな~という感覚と、出きったときはすごいおなかが軽い~と、感じました。産声を聞いて、赤ちゃんの姿を見て、無事生まれてよかったと感動していたら『麻酔強くしますね~』みたいな声かけがあったあと、意識なし(笑)。余韻に浸るまもなく、眠りにつきました(笑)」(ぴぴ)

「3回目の帝王切開でしたが、流れがわかるとはいえ痛みも怖いのもわかる。とにかくビビリなわたしは下半身麻酔のときに近くの助産師さんの二の腕をぷにぷにさせてもらいました。当時は必死でしたが今思うと笑えます」(ちぴまる)

「妊娠後期でさかごになり、最終健診でもさかごだったため帝王切開に。計画入院し、夫と母親に見送られ手術室へ。手術台に乗ってモニターチェックしたら、頭位になっていました。みんな笑いながら『手術は終わります!』となり、その日は帰宅しました。数日後、健診に行くとまたさかご!前回同様に計画入院からの帝王切開になり、再び夫と母親に見送られ手術室へ→手術台にのる→エコーチェック→『嘘だろ、頭位だよ!』→再び中止に!『こんなことないよ(笑)』として、病院中に知れ渡ることになりました。その日も帰宅し数日後、再度健診すると頭位のままでしたが、さかごになる可能性も考え、念のため長期計画入院することに。入院して数日経っても頭位だったため、誘発になりますが全然陣痛がおきません。しばらくすると赤ちゃんの心拍が落ちたため緊急帝王切開に。看護師さんから『やっぱり赤ちゃんは帝王切開がよかったんだね』と大笑いされ、私も大笑い!」(えんがわあぶり)

「無痛分娩予定が緊急帝王切開に。翌日以降は、ヨボヨボになりながら10m先のトイレに行って帰ってくるだけで10分かかりました(笑)」(賀代リーナ)

帝王切開による出産は年々増え続け、今や4~5人にひとりといわれています。知っているようで知らない帝王切開の基礎知識について、数千人の母子のケアに携わられたベテラン助産師の濵脇文子先生に聞きました。

「経腟分娩も帝王切開も、どちらも命がけのかけがえのないお産です」と、濵脇文子先生

帝王切開は、エピソードにもあったとおり、さかごや双子、前置胎盤、お母さんの既往症など、医師が帝王切開が必要と判断すると、計画的に実施されます。分娩中でも、母体や胎児へのリスクが高まった場合は、緊急帝王切開になることがあります。

一度、帝王切開になると、そのあとの出産も帝王切開になるのが一般的です。経腟分娩にトライできなくはないですが、子宮の状態などから子宮破裂などのリスクがあるため、ほとんどの医師は帝王切開を選択します。

帝王切開の出産は回数を重ねるごとにリスクが高まりますが、今は医療の進歩により、エコーで子宮璧をみながら子宮や胎児の状態を確認して手術するなど、安心して臨める体制が整ってきています。

自然分娩を望んでいたけれど帝王切開になり、凹んでいるママが時々います。帝王切開はリスクを回避するための最適なお産であり、経腟分娩と同じく命がけのかけがえのないお産です。誇りをもってほしいと思います。

さて、帝王切開での出産後、試練と言われるのが歩行訓練です。エピソードでもたびたび登場しますが、出産後、看護師や助産師からトイレまで歩くよう指示され、あまりの痛さに歩みが進まず、10m先のトイレでさえはるか遠くに感じたことでしょう(笑)

これって拷問⁉ 安静にしたほうが傷の治りが早いのでは?と、思うママもいると思います。実は帝王切開は病気やケガを治すための切開ではないため、動いたほうが傷の癒着などの合併症のリスクを予防できるのです。
さらに腸などの内臓は、妊娠・出産中は胎児によって圧迫されてダメージを受けています。歩くことで腸の機能を促し、術後の回復も早くなるメリットがあります。

歩くときは、腹圧のかからない動きを意識することがコツ。後陣痛もあって痛みがツラい!動けない!というときは、助産師や医師に相談してみてください。

濵脇文子(はまわき ふみこ)

PROFILE)
助産師・保健師・看護師。はぐふるアンバサダー。大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年5月の情報で、現在と異なる場合があります。

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