SHOP
内祝い3児のママ･藤本美貴｡夫婦げんかの仲裁役は子どもたち!? にぎやかな家族の今と､自然体な夫婦の距離感を語る
更新
13歳、10歳、5歳の3児の母として、日々の育児と仕事を軽やかに両立しながら、多くのママたちを明るく励ましている藤本美貴さん。夫・庄司智春さんとMCを務める『ミキティダイニング』（フジテレビ）は、この秋からレギュラー番組としてさらにパワーアップ。夫婦げんかをそっとつないでくれる子どもたちの頼もしさや、成長とともに増える“見えない時間”への葛藤、そして変わらず寄り添い合う夫婦関係まで。にぎやかな毎日のなかで、どんな思いを抱いているのかを聞きました。
夫婦げんかを“つなぐ”のは、やっぱり子どもたち
――最近の子育てのなかで、印象深かったできごとはありますか？
藤本さん（以下敬称略） 夫婦げんかをしたときに、「子はかすがい」って本当にこういうことなのだな、とあらためて感じるできごとがありました。ついこの間も、庄司さんとお互いに譲れなくて、どちらも謝らないまま空気がピリッとしてしまって。
そうしたら、二女が私のいる2階まで来て、「ママ！今、下に行ったら、とうたんが『ごめんね』って言うから、ママも『ごめんね』って言ってね。そしたらハグするんだよ」と言ってくれたんです。
1階に降りると、今度は庄司さんに「ほら、とうたん。『ごめんね』って言いなよ！」と後押ししてくれて。庄司さんが謝って、私も謝って、最後は二女が「はい、これでもう仲よしだね」としめてくれました（笑）。長男も長女も、これまで何度も橋渡しをしてくれていますが、今回は二女が夫婦をつないでくれて、子どもって本当にすごいなと思いました。
――子どもたちの成長について、どのように感じていますか？
藤本 長男は一時、反抗期のような時期がありましたが、今はかなり落ち着いてきて、前よりずっと、対等に話ができるようになってきました。小さいころは、”正義は絶対”みたいなところが強かったけれど、最近は「まあ、いっか」と流せるようになってきて。少しずつ心が成熟してきたんだな、と感じます。
それと、小学生くらいになると、学校生活に親がかかわる場面が減ってきて、子どもの世界が一気に広がりますよね。親の目が届かない部分も増えるし、見えたとしても、親がどうにかできないことのほうが多くなる。だからこそ、自宅では“話せる空気”を大切にしています。「今日こんな嫌なことがあって･･･」と素直に話してくれるので、「それでどうしたの？」と自然と会話が生まれるようにしています。
それから、子どもたちが大人になっても、家族のイベントは続けたいですね。ママ友のなかに、年に何回も実家に集まるというご家族がいて、すごく素敵だなと。うちも旅行でも誕生日でも、なんでもいいから家族で集まる理由をつくりたいんです。ただ、今は「この子たち、将来自立してちゃんと家を出ていけるかな」という心配のほうが大きいんですけどね（笑）
自分たちらしい夫婦のかたちを。やさしさと「かわいいね」の言葉がずっと続く理由
――庄司さんとの夫婦関係で、最近「いいな」と感じた変化や、あらためて感じた魅力はありますか？
藤本 1人目、2人目、3人目と子育てを経験していくなかで、パパとしてどんどん成長しているなと思います。ワンオペ育児も普通にこなせるし、その合間にごはんもちゃちゃっと作ってくれる。親子丼、ナポリタン、オムライスあたりが子どもたちに人気で、この間も親子丼を作ってくれていました。
尊敬しているところは、やさしいところ。そしてストイックなところですね。言われてうれしかったひと言は「今日もかわいいね」「ずっとかわいい」。これは、結婚当時からずっと変わらずに言ってくれます。新しい言葉はいらないので、「かわいい」だけはずっと言い続けてほしいです（笑）
もし2人きりで過ごせるなら、子どものことを気にせずに行ける旅行がしたいです。家族旅行だとまず、プールがあるかの条件で探さないといけないので（笑）。夫婦だけならフランスに行ってみたいです！
――子どもたちの成長を見守るなかで、母として大切にしていることはありますか？
藤本 私は、母だからこうしなきゃという感覚があまりないんです。「いいお母さんを演じよう」とか「完璧なお母さんになろう」という気負いもなくて、“子どもより少し先に生まれた先輩”くらいの心持ちなんです。
家のことはもちろんやりますが、「お母さんだから笑っていなきゃ」みたいなプレッシャーはなくて、相手が自分の子どもであっても、人として向き合うほうがしっくりくるんですよね。
夫婦で挑む初MC『ミキティダイニング”』は、“レシピの宝庫”
――夫婦でのMC共演は同番組が初めてですが、実際に取り組んでみていかがですか。
藤本 『ミキティダイニング』はセットからして「家」なので、ふだんの雰囲気のまま臨めるのがすごくいいところ。緊張もしないし、本当に楽しいです。心がけているのは、収録前日にケンカしないことですね（笑）
それから、この番組はわが家にとって“レシピの宝庫”でもあります。料理番組なので、プロの技やゲストの方のレパートリーがそのまま学べる。うちの生姜焼きの味つけも、シェフの方から教わったレシピに変わりました。日常に取り入れやすい技や工夫がたくさんあって、本当にありがたいです。
子どもたちも番組を見てくれていて、庄司さんが作詞作曲をしたオープニングテーマ曲が大好きなんです。できたばかりの2番、3番も完璧に歌えて、家族全員で歌っています。
お話・写真提供／藤本美貴さん 取材・文／佐藤文子、都恋堂、たまひよONLINE編集部
にぎやかで温かな家族の空気や、夫婦のやさしい温度感がそのまま伝わってくる、自然体の藤本さん。話の端々から、子どもたちの成長に寄り添い、家族への深い愛情をまっすぐに向ける“愛し、愛され上手”な姿が印象的でした。肩の力をふっと抜きながら、家族との時間を前向きに楽しむその姿は、多くのお母さんの憧れであり、そっと背中を押してくれる存在だと感じました。
藤本美貴さん（ふじもとみき）
PROFILE
1985年、北海道滝川市生まれ。2002年ソロ歌手としてデビュー。現在は3児のママタレントとして活躍。日々の子育てと芸能の仕事に加え、YouTubeチャンネル『ハロー！ミキティ」も人気。子育て動画から仲むつまじい夫婦動画、そしてミキティ人生相談まで、多岐にわたる動画配信を行う。夫でお笑いタレントの庄司智春さんとともに『ミキティダイニング」（フジテレビ）MCを務める。
夫婦でMCをつとめる『ミキティダイニング』が不定期放送からレギュラー放送へ
藤本美貴さんと庄司智春さん夫婦がMCを務め、ゲストを招いて料理＆トークを楽しむ料理バラエティ番組（毎週土曜日11時～フジテレビほか）。旬の食材収穫を通して食育とサステナビリティを学びます。
次回放送予定
12月20日（土） AM11時00分〜11時50分 ゲストアンミカさん、セオドール・ミラーさん、本多大夢（ROIROM）さん、浜川路己（ROIROM）さん
●記事の内容は2025年12月の情報で、現在と異なる場合があります。
