いつ起こるかわからない! 災害のため、赤ちゃんファミリーが備えたい6つのこと
台風による被害が各地で報告されています。また、今年は、熊本や北海道で震度6や7を超える地震が起こりました。もしも赤ちゃん連れで被災したとき、どのように対応すればいいか不安なママ・パパも多いはず。でも、まだなんとなく自分のこととして感じられずに、被災時の対策を後回しにしていたりしませんか? 早いに越したことはありません。これを読んだら今すぐに6つの備えを実施しましょう。
地震や震災は起こるもの!と思って万全の準備を
地震や震災は「うちの地域では起こらない」と思うのではなく、「起こって当然のもの」と考えて。しっかり備えておきましょう。
1.赤ちゃん用の災害バッグを準備
災害が起きたときのことをできるだけ詳しく、状況をイメージしながら準備をすると、必要なものが具体的に見えてきます。赤ちゃん用に災害バッグに入れておきたいものは、下記のとおりです。災害バッグはどこにおいておくかも大切です。取り出しやすい場所を考えましょう。
<赤ちゃん用に災害バッグに入れておきたいもの>
□紙おむつ&おしりふき
□ベビーフード
□赤ちゃん用の食器
□赤ちゃん用の水
□肌着&ベビー服
□汗取りパッド
□ガーゼ
□粉ミルク&哺乳びん
□タオル
□おもちゃ
□使い捨てのビニール袋
□ファスナーつきポリ袋
□授乳用ケープ、おくるみ
2.赤ちゃん連れでの避難ルートを確認
住んでいる地域の地形や地盤、起こる可能性のある災害の特徴、津波の最高水位などを自治体や国土交通省のハザードマップなどで確認しましょう。そして、災害の種類別に赤ちゃん連れでどのルートでどこへ非難するといいのか、調べておきましょう。できるなら余裕があるときに実際に歩いてみることをおすすめします。
3.おうちの家具や建物の震災対策を!
電子レンジ、炊飯器などの重い家電は落下の危険性があるので、落下防止策を。また、家具などが倒れてこないよう、L型金具などで固定しましょう。家具の扉はロックしておくと、中の物が出てこないので安心。また、カーテンは防災タイプが◎。機会があればカーテンを防災(防火)タイプに買い替えましょう。
日ごろの生活や持ち物も災害に備えたものに
準備をしておくだけでなく、日ごろの生活や持ち物も、万が一の震災があったときに対応できるようにしておくとより安心です。
4.普段の持ち物も災害に備えたものに
自宅ではなく、外出先で災害に遭う可能性もあります。普段の外出時のマザーズバッグの中身も震災時に備えたものに。紙おむつ、おしりふき、粉ミルクは多めに用意し、着替え、除菌シート、湯冷ましなども持ち歩くと、もしものときに役立ちます。
5.冷凍庫に冷凍ストックを常備!
離乳食や料理を多めに作って冷凍する習慣をつけておけば、いざというときの非常食になります。つねに1週間分のストックがあるようにしておくと安心です。
6.近所づき合いを大切に
赤ちゃん連れで避難するときなどの助けになるのが、近所に住む人たちのサポート。日ごろから積極的にコミュニケーションを取って近所づき合いを大切にし、いざというときに支え合える関係をつくっておきましょう。
赤ちゃんのお世話で忙しい毎日、災害バッグなどを準備したり、避難経路を調べたりするのは面倒かもしれません。でも、起きてしまってからで遅いのです。災害被害を少しでも減らすために、ママとパパで話し合う時間をしっかりとり、今すぐ準備をしてはどうでしょうか?(文/ひよこクラブ編集部)
参考/ひよこクラブ2016年9月号「みんなの災害バッグのそろえ方・作り方」
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。