育休中にママが資格を取るなら キーワードは「ゆる」「ベビ」「一石二鳥」
日々の子育ては大変ですが、まとまった時間が取れる育休中は、「この期間を何か将来のために使えないだろうか!?」と思う人も少なくないはず。
「資格取得」というと難しい試験を突破するため猛勉強というイメージも付きまといますが、実は、子どもとの時間はしっかり優先しながら、スキマ時間を使って賢く資格をとるママが増えています。
キーワードは、習い事の延長で「ゆるく」、赤ちゃんも楽しみながら「ベビーと一緒に」、転職も見据えて今の仕事以外の資格もとれる「一石二鳥」スタイルがおすすめ。ママたちが注目している資格をピックアップしてみました。
赤ちゃんが喜びママもリラックス~「ベビーマッサージ」
児童館や赤ちゃんサロンなどでも、赤ちゃんの健康とスキンシップのためのベビーマッサージ教室は相変わらず人気です。どうせ学ぶなら、ベビーマッサージの資格を取得すれば、いずれ子育てしながら自宅で教室を開催することも可能です。「ベビーマッサージセラピスト」など、いろいろな資格団体によって名称も異なります。
習い事の延長で赤ちゃんと一緒に勉強できて、そして赤ちゃんもママもベビーマッサージで心と体の絆も深まる一石二鳥の資格です。
お部屋も片付き一石二鳥~「収納整理アドバイザー」
「片づけ」は家事の一つと言えばそれまでですが、断捨離ブームもあり、プロの仕事として注目を集めています。片づけられない原因を探り、物との関係性を見直すことで生活の問題解決をするのが「整理収納アドバイザー」。
今後家族が増え、子どもが大きくなり物が増えていったとしても、自身で解決できるノウハウが身につけられますし、場合によってはプロとして独立も。この資格を持っている人はブログで発信している人も多く、自分のアイデアや実績を実例として広くアピールすることも可能です。
またプロにならずとも、産休後職場に復帰した後に、資格を持っていることが自分の自信や強みになることも。比較的チャレンジしやすい資格でもあります。
将来転職で役に立つかも~育児の「コーチング」「アドバイザー」
最近注目の資格として、「コーチング」があります。コーチングとは相手の能力や可能性を対話やかかわりによって引き出すコミュニケーションのこと。これを子育てに応用したコーチング講座も増えています。
そもそも育休中の女性ならば、「育児」に関する資格は、同時進行で起きているわが子の実体験をもとに勉強をすることができます。育児という課題が一緒なので学習のモチベーションも高いでしょう。また復帰後、コーチングの技術は職場でのマネジメントにも役立つことでしょう。
このほか、「子育てアドバイザー」などの資格も育児中のパパやママにも人気です。通信講座や、土日だけの講座などもあります。
以上、子育て中のママが、育児の当事者としての視点やモチベーションで資格に挑戦という提案でした。もちろん、育休中は仕事のことは考えず、赤ちゃんとの日々だけを過ごしたいというのも一つの選択肢です。
育休中に資格を取得するなら、達成感を得るためにも、合格率の高いものを選ぶのが大切。難易度の高い資格は、子どもがある程度大きくなってからと割り切りましょう。勉強の方法や資格の難易度は、過去実績や過去問題などを書店やネット、図書館などで簡単に調べることができます。
(文・たまひよONLINE編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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