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何を食べさせればいい? お食い初めの料理と用意する方法

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お食い初めの料理はなにを用意すればいい?

お食い初めとは、「赤ちゃんが丈夫に育つように」「一生食べることに困らないように」という願いを込めて、離乳食前の約100日目ごろに、まだ食べられない赤ちゃんにごはん食べさせるマネをする儀式のことです。ここでは、お食い初めで用意する料理のメニューについて、くわしく説明していきます。さあ、どんな料理を用意すればいいのでしょうか?

お食い初めで食べさせる料理には、それぞれ意味がある!

お食い初めメニューの基本は、「一汁三菜」。めでたい食材や、旬の素材を取り入れていきます。ここでは昔ながらの基本となるお食い初め献立をご紹介します。

●お食い初めのメニューとは?
お食い初めでは、「一汁三菜」を基本にした「祝い膳(いわいぜん)」を用意します。汁ものと、おかず3種類を「一汁三菜」といいます。この「一汁三菜」は食事の理想で、お食い初めでも大人の献立でも変わりません。料理内容は地域差があるものなので、お姑さんに相談するといいでしょう。

「祝い膳」とは?

●お赤飯
おめでたい席に欠かせないお赤飯が、お食い初めでも一般的です。けれど、白いご飯のおにぎりや、季節の食材の混ぜごはんでも問題ありませんよ。

●尾頭付きの焼き魚
尾頭付きの鯛や、金頭(ほうぼう)など頭の大きな魚を尾頭付きで用意して焼きます。赤ちゃんは実際に食べはしませんが、口に付けるので火はしっかり通しましょう。

●汁もの
汁ものは、おみそ汁でもすまし汁でも、どちらでも問題ありません。「母乳をよく吸うことができるように」という願いが込められています。

●煮物
おめでたい意味のあるものや旬の野菜を煮物にしましょう。昆布や、紅白でおめでたい人参と大根、かぼちゃなどがいいでしょう。昆布は「よろこぶ」にかけて、一家発展の縁起もの食材です。かぼちゃは、「亀の甲羅」の形の六角形に切ったもので、長寿の願いが込められています。料理が得意でないママでも、かぼちゃの煮物程度は用意してあげましょう。

●香の物
香の物として、「梅干し」を添えます。梅干しは「梅干しのように、しわができるまで長寿に生きられますように」という願いからです。きゅうりなどの酢の物でもいいでしょう。地域によってはタコや栗を出すところもあります。

●お食い初めの料理はどこで用意すればいい? お取り寄せや店舗を利用する際の注意点は?
赤ちゃんが丈夫に成長するように願う行事なので、簡単なも料理を1~2品でいいので手作りしてあげたいですよね。でも、どうしてもつくるのがむずかしい場合は、 お取り寄せしてもいいでしょう。お取り寄せをする場合は、ママ友や近所で評判を聞いて、評判のいいお店から注文しましょう。お食い初めセットを販売しているお店やネットショップで注文してもいいでしょう。

料理の他に必要な準備は?

料理のほかに、食器とおはし、歯固め用の石を用意します。

どんな食器を用意すればいいの?

食器は、できるだけ漆器を用意しましょう。漆器は、お椀(赤飯)、汁椀(汁もの)、平皿(尾頭付きの鯛や金頭)、小鉢(煮物)、高坏(歯固め石)の5つです。これらの漆器を準備するのは、母方の実家とされています。紋を入れる場合は、嫁ぎ先・つまりパパ方の紋を入れます。お膳は高脚のものが本来ではありますが、高脚のお膳はテーブルで食べるには高さがあって食べにくいものです。昔は、たたみに正座して、高脚のお膳を使っていたのですから現代とは事情が異なってきますよね。今後も使えるように、脚のない塗り膳を用意しておくと、おめでたい席で使いやすいですよ。

食器にも男女の違いがある!

お食い初め用の食器は、実は男女で異なります。その違いについてくわしく説明していきましょう。

男の子

男の子の場合は、朱塗りです。男の子によく使われる絵付け模様は、菖蒲や日輪などの昇運や縁起のいい文様です。

女の子

女の子の場合、外側が黒塗りで、内側が朱塗りのもの。文様は、束ね熨斗(のし)や花文様など、女の子らしい優雅なものとなっています。

ただ漆器は安いものではないので、きょうだいがいる場合、男女それぞれを用意するのはむずかしいと思います。色はどちらでも漆器であればいいでしょう。しきたり通りに行いときは、レンタル屋さんでリースするのものいいでしょう。また、塗り膳と塗り椀の代わりにベビーラックとベビー用食器ですます家庭もあります。

おはしはどんなものを準備するの?

お食い初めは、赤ちゃんに実際食べさせるわけではないので、祝いばしで行います。お正月に使う折れにくい「白木の丸はし」か「柳ばし」を使います。おめでたい席で、はしは絶対折れてはいけないとされています。

「歯固めの石」ってなに?

石は必ず奇数個用意してください。奇数は縁起のいい数だからです。歯固めの儀式では、玉砂利を3~5個準備します。玉砂利は、神社からいただいてくるといいでしょう。石を口に入れなくても、はし先を石に付け、はし先を赤ちゃんの歯茎や唇にちょんと触れれば大丈夫です。「石のように固く、なんでもかめる丈夫な歯が生えますように」という願いが込められています。

先輩ママはお食い初めにどんな料理を準備した?

「ちょうど100日目に夫が休みだったので、娘のお食い初めの祝い膳を手作りしてみました。メニューは、お赤飯、お吸い物(私もパパも貝が好きではないので、貝はやめました)、酢の物、筑前煮、いちごを手作りし、焼いた尾頭付きの鯛だけネット通販で注文しました。あとから、はまぐりに意味があることを知り、むりしてもはまぐりのお吸い物にすればよかったと後悔しました」 ※はまぐりは二枚の殻がぴったりと重なることから、「夫婦円満」や「良縁」という、女の子にとって縁起のいいものといわれています。

「遠方に住んでる私の両親が遊びに来たのが生後100日あたりだったので、義父と私の両親とで娘のお食い初めをちょっとした料亭でやりました。義母は他界しているので、女性の年長者である実母が食べさせるマネをやりました。お食い初め膳は2500円くらいのものを注文しました。料理に込められた意味やお食い初めのやり方も教えてもらいましたし、写真もプレゼントしてもらえたので、お店でやってよかったなって思ってます」

「パパがお食い初めをやりたがったので、ネットでメニューや作り方を検索して頑張って手作りしました。自宅で夫婦と子どもだけのお食い初めです。赤飯は嫌いなので雑穀ごはんにしました。煮物は模様切りしたレンコンやしいたけ、こんにゃく、にんじんで。初めて模様切りをやりましたが、捨てちゃう部分があるからもったいないですね。酢の物は紅白なます、梅干しはスーパーで買ってきました。鯛は真鯛を買ってきて、家で焼きました。スーパーで内臓とうろこは取ってもらいました。お吸い物はハマグリ。歯固め用の石はお寺でひろいました。初めての料理ばかりで疲れましたが、手作りしてよかったなと思います」

「ママ方の祖父母は来れなかったため、義両親を呼んで自宅で行いました。お義母さんが、赤飯と尾頭付きの焼いた鯛、筑前煮を持ってきてくれました。私は、お吸い物を作りました。漆器の器ではなく、離乳食用の食器に盛り付けました。ほかは、大人用に刺身の盛り合わせを用意しました」

「1人目のときは、夫婦と赤ちゃんのみでお食い初めをしましたが、頑張って祝い膳を手作りしました。2人目のときは、夫婦と上の子とやりましたが、ホテルのお祝い御膳を予約して家でお食い初めをしましたよ」

お食い初めの祝い膳は、「一汁三菜」を基本に用意しましょう。メニューは、赤飯・尾頭付きの大きな魚・お吸い物・煮物・香の物です。それぞれのメニューに、赤ちゃんの長寿や健やかな成長を願う意味が込められています。歯固めの儀式がおわったら、お祝い膳は大人たちでおいしくいただきましょう。またお食い初めの食器は、男の子と女の子で色や文様が異なります。地域差があるものなので、事前にお姑さんと実母に確認しておくといいですよ。

取材・文/木村美穂 監修/『清紫会』新・作法学院 学院長 近藤珠實先生

※体験談は「ウィメンズパーク」に公開されたものです。

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