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【保健師監修】熱中症対策にも!初めて夏を迎えるねんね期の赤ちゃん…暑い・寒いはどうやって知る?

更新

UberImages/gettyimages

猛暑が予想されている今年の夏。生まれたばかりの赤ちゃんは、体の機能が未発達なことも多く、暑い季節の毎日には不安がいっぱい。夏の育児で知っておきたいことを、保健師・助産師・看護師の中村真奈美先生に聞きました。
基本を知って、赤ちゃんに快適な夏を過ごさせてあげましょう。

低月齢赤ちゃんの「夏育児」基本のキ

まずは室内の環境や、着せ方、水分補給などの重要なテーマごとに「基本のキ」を知っておきましょう。

1.室内での過ごし方の基本

・室温は外気温に対してマイナス5度以内を目安に24~28度にする
・外気温が35度近くになる猛暑日の室温は、28度ぐらいを目安にする
・湿度は50~60%に調節する

2.着せ方の基本

・新生児は大人と同じか、大人より1枚多めに着せる
・1ヶ月以降は、大人と同じか、大人よりも1枚少なめに着せる
・たくさん汗をかいていたら、0ヶ月でも肌着1枚でOK

3.水分補給の基本

・離乳食開始前の赤ちゃんは、母乳・ミルクだけでOK
・母乳の場合には、飲みたがるだけあげる
・ミルクは缶に記載の規定量を基本にしつつ、気にしすぎずほしがるだけ飲ませてOK

4.外気浴・お散歩の基本

・1ヶ月健診で問題がなければ、5分程度から無理のない範囲でお散歩を開始する
・外気浴やお散歩では紫外線対策を忘れずに
・お散歩は紫外線が強くなる10時から14時ごろは避けて、1日30分が目安

5.沐浴・おふろ・スキンケアの基本

・湯温は38度ぐらいに。湯船につかるのは2~3分でOK
沐浴のトータル時間は10分程度が目安
・夏でも保湿ケアを忘れずに

赤ちゃんの「暑い・寒い」を知るには…?

赤ちゃんと過ごすときに気になるのは、赤ちゃんが「暑いのか、寒いのか」ということ。見極め方について、中村先生にアドバイスをいただきました。

「ママ・パパにとって、言葉や行動で気持ちを伝えられない赤ちゃんの体感温度を見極めるのは、とても難しいもの。赤ちゃんの体温は、基本的に大人より高いので、大人が『暑い』と感じていたら、赤ちゃんも暑いと思いましょう。

気になるときには、赤ちゃんの背中やおなかなどの体幹部分を触ってみて。体幹が冷えているようなら、寒い証拠です。逆に、汗ばんでいるようなら、涼しくしてあげましょう。また、室温の目安は『エアコンの設定温度』ではなく、実際の室温です。温湿度計などを使って、こまめにチェックしましょう。
(文・ひよこクラブ編集部)

監修/中村真奈美先生

初回公開日 2018/7/1

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