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薬は?ヘアカラーは?授乳中ママの[やっていいこと・ダメなこと]助産師が回答

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Tetiana Mandziuk/gettyimages

育児に家事にと、ママの毎日はとっても忙しいですよね。つい自分のことは後回しになってしまいがちですが、自分をいたわることは、とても大切なこと! 今回は、母乳育児のママが日常生活の中で気をつけたいポイントを、ベテラン助産師の小澤千恵先生に伺いました。

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バランスのよい食事、水分補給、リラックスが大切

――日常生活の中で、母乳育児のママたちが気をつけるべきことはありますか?

小澤先生:「産後は、ママの体力が回復するのに時間がかかる上、赤ちゃんのお世話で疲れがちです。まずは、ママの体の回復を助けるためにも、母乳をつくるためにも、“栄養のある食事”をとることがいちばん大切。偏った食生活は母乳の量やママの体調に影響します。炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル・ビタミンを含む、栄養バランスのいい食事をとりましょう。おすすめなものは、野菜などをたっぷり入れたスープ。ミネラル・ビタミンがとれ、体も温まります。まとめて作り置きしておくと、すぐ飲めて水分補給にもいいですよ。作る時間がない場合は、市販の野菜スープなどを活用するのもいいでしょう。

母乳成分の9割近くが水分ですから、水分補給は大切です。目安は、食事に含まれる水分も含めて1日2リットルと言われますが、授乳の度に水分補給するイメージで大丈夫。飲み物は冷たいものよりも、常温か温かいものがいいでしょう。そして、母乳は血液からつくられていますから、個人差もありますが、体を冷やさないことは、母乳の出をスムーズにするためのポイントです。

そして、母乳育児にストレスは天敵。ママが強いストレスを受けると、母乳の出を促すオキシトシンの分泌が低下してしまうことがあります。家族に協力してもらったり自治体のサービスを利用したりして、ママ自身がリラックスできる時間をつくるよう心がけましょう」

母乳育児ママのやっていいこと・ダメなこと

――母乳育児のママたちは、食べ物や行動に対して、「これってOK?」と不安に思うことがあるようです。

小澤先生「基本的には何を食べても、食べ過ぎなければ大丈夫。偏らず、適量を食べる分には問題ありません。でも、食べ物の影響が母乳の出る量や乳房のトラブルにつながるかどうかは、本当に個人差が大きいもの。『○○を食べると胸が張るかも?』など、普段の食べ物とその後の母乳・乳房の状態に気をつけていると自分のタイプがだんだんとわかってくるかもしれません。

産後すぐは、まだママの体が完全に回復していないので、激しく運動するなどの無理は禁物。助産師など専門家に相談の上、ストレッチや軽い体操程度にしましょう。お出かけや旅行は、ママや赤ちゃんの体調はもちろんのこと、月齢や生活スケジュールなども考慮し、無理のないプランを心がけてくださいね。ママたちが心配になる食べ物や行動などをいくつか下記に挙げたので、チェックしてみてください」

【食べ物・飲み物】これってOK?

カレー・辛いもの 〇
母乳の味が、ママの食べたものによって大きく変わるということはありません。ただ、わずかに香りが移ることがあり、敏感な子は嫌がることも。

アイスクリーム・ケーキ 〇
適量を食べる分にはOK。おっぱいを詰まらせるということはありませんが、乳腺炎を繰り返すなど体力が落ちているときは消化のいいものを選んで食べて。

薬 △
禁忌とされている薬は少ないですが、必ず医師や薬剤師に授乳中であることを伝えて確認を。授乳中でも問題なしと判断させたら気にせず服用しましょう。

コーヒー・紅茶 △
カフェイン入り飲料を飲むと、母乳に微量のカフェインが含まれます。赤ちゃんの様子を見て、眠くなりにくいなどの変化がなければ1日1~2杯程度までならOK。

お酒 ×
飲酒すると、母乳にアルコールが移行するので控えて。飲みたいならノンアルコール飲料を。

【ライフスタイル】これってOK?

パーマ・ヘアカラー 〇
産後1ケ月を過ぎたら、授乳中でもパーマやカラーリングをしても大丈夫。母乳に成分が移行することはないですが、産後の抜け毛が治まってからの方がおすすめ。

制汗スプレー 〇
母乳の成分に影響はありません。ママの体の前面に使った場合、気になるなら授乳前に乳首を軽くふいて。スティックタイプやシートタイプの方が広がらずに便利。

ダイエット △
母乳育児中は、カロリーを制限すると母乳の出が悪くなることが。産後は体力を保つためにも、食事制限ではなく、専門家に相談の上、ストレッチや運動を取り入れて。

スポーツ △
産後1ケ月を過ぎたら、軽いウォーキング程度ならOK。おっぱいが張って痛むようなら控えて。マラソンなどは産後6ケ月以降から体調を見て行って。

旅行 △
赤ちゃんの生活リズムに合わせ、余裕のあるスケジュールで。移動中は赤ちゃんも疲れるので、1~2時間おきに休憩を。車の場合は必ずチャイルドシートの装着を。

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スムーズな母乳育児のためには、バランスのよい食事としっかりとした水分補給、そしてリラックスが大切。赤ちゃんの昼寝中にお気に入りのカップでお茶を飲んだり、パパにお世話をまかせて少しだけお出かけしたり、ぜひ、自分なりのホッとひと息つける時間をつくってみてくださいね。(取材・文/池田さちこ・ひよこクラブ編集部)

■監修:小澤千恵先生
助産師。埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 母体胎児部門 助産師。診察や乳幼児健診などで、毎日多くのママと赤ちゃんの授乳の悩みに向き合っています。

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