赤ちゃんの夜泣き...でも泣きたいのはママのほうかもしれません
待ちに待った赤ちゃんとの対面を果たし、いよいよ育児がスタート。しかし、数時間毎の授乳に加えて、夜間なかなか眠ってくれないわが子に悩み、寝不足やイライラなどで心身共に疲労困憊しているママは少なくありません。「そのうち落ち着くわよ」とまわりに慰められるものの、それがいつまでも続いていると、自分の子育て方法が間違っているのかな、わが子は病気なのかなと、心配になってしまうこともありますよね。添い乳もダメ、抱っこでも泣きやまず、一緒になって泣いてしまったというママも少なくありません。同じように悩み、睡眠不足でフラフラになりながらも、いろいろな対策をこらし、なんとか乗り越えてきた先輩ママたちからのアドバイスが参考になりそうです。
夜泣きがつらい!エピソード
何をしても泣きやんでくれない、ショートスリーパーのわが子に悩んで、「私のほうが泣きたい!」と言っている…いえ、実際泣いているママたちも。赤ちゃんの背中には「目覚め」のスイッチが付いているかのように、やっと寝かしつけても布団やベッドに置いた途端に覚醒してしまうということも多いようです。また、おなかがいっぱいにならないことで、「もっとおっぱいちょうだい」と泣いているのかもしれません。ママとしては、寝不足の頭や体はフラフラ、抱いている腕はしびれ、おっぱいはずっと吸いつかれて痛い…とにかく「つらい」の一言で、終わりの見えない修行のようです。横でグースカ眠っているパパに苛立ちを覚えたかたもいるのではないでしょうか。そんなママたちの体験談をきいてみましょう。
【毎晩30分くらい大暴れ!】
2歳半にして突発性発疹にかかったのをきっかけに、熱が下がりだしたころから毎晩夜泣き…。というより夜暴れ?ものすごい泣き叫びに暴れて、あれも嫌これも嫌、お茶飲みたいって言ってると思ったら飲まない!と言ってコップを投げ。。なんじゃこりゃ。最終的には抱っこ~と言って寝ます。だいたい30分くらい、昼間と別人のようです。
【夜間断乳したら眠るようになった】
添い乳で2時間ごとに起きるのがつらく、とうとう8カ月の時に夜間断乳しました!最初の3日間は1時間半ギャン泣きされましたがひたすらトントンして抱っこもしない!4日目くらいから泣くのも20分くらいになってトントンで寝るようになり、それがだんだん泣かなくなり、今では布団に連れて行きゴロゴロしてるうちに寝てくれるようになりました。
【自分を責めないで】
夜眠れないって、本当につらい。いつ終わるのかわからないから余計につらい。短時間での授乳や覚醒にイライラして、つらくて、布団をかぶって「もうやめてー」と泣いていたこともあります。お子さんの全てを受け入れることと、自分のつらさを認めることはまた別もの。夜眠れなくてつらい、って当たり前のことなので、ご自分を責めないでくださいね。
夜泣き対策に効くものは?
夜泣きに関するアンケート結果によると、赤ちゃんが夜泣きしたらほとんどのママがまず“抱っこ”。ほかには、“添い乳”や“トントン”をしてあげることが多いという結果になりました。抱っこをしてあげると、胸に顔を寄せる赤ちゃんの耳元はママの心臓音をとらえるようになります。またトントンも自然とママの拍動と同じくらいのリズムに。心臓音や拍動のような一定リズムに、抱っこによる体の揺れ、腕に抱きとられた温かさが、胎内にいた頃のように感じられて安心しているのかもしれませんね。
しかし、日々成長する子を長時間抱っこするのは体力が必要になります。抱っこ以外では、添い寝をしたり、赤ちゃんをママのおなかの上に乗せて寝たり、歌をうたってあげたりして夜泣きを乗り越えてきたようです。ママのイライラや疲れは子どもにも伝わってしまうもの。ベストな状態で子育てするために、いろいろな夜泣き対策をし、ママもしっかり睡眠がとれるようになるといいですね。
【暗闇・無音をやめてみました】
赤ちゃんが完全に寝るまで照明はつけたまま、ラジオなど音のある居間などでそのまま寝るといったほうが、安眠につながるように感じました。この環境はあやす方にとっても気がまぎれ、暗闇・無音の中で寝ない赤ちゃんの相手をしているだけより精神的にとてもラクです。
【抱っこしたまま熟睡させる】
抱っこしたままお家の家事などを済ましそのまま熟睡するまで待って抱っこひもごとお布団のうえに置いてみると寝てくれることも多いと思います。同じ理論で、おひなまきして抱っこ、添い乳なども効果的です。
【朝夜を意識することも大切】
赤ちゃんだからと着せすぎ、寝具かけすぎになっていませんか。あとは、母乳やミルクの飲ませすぎでくるしいとか。早くに生活リズムが整ってくるように、朝は寝てても朝日を浴びせ、沐浴は夕方に固定し、寝る前は照明を落として授乳や添い寝など、朝夜を意識することも大切です。
夜泣きとたたかっているママたちへ
長く続く夜泣きは、肉体的につらく、精神的に追い詰められることも。赤ちゃんにも個性があるので、ほかの赤ちゃんに効果があった夜泣き対策が、わが子にも絶対合うというわけではありません。試してみて、あれもダメ、これもダメと絶望的にならず、「ほかにもこれを試してみよう!」とポジティブに考えるようにしてみてはいかがでしょうか。また、小児科の先生や自治体の保健師など、専門の人に相談することも大切です。もしかしたら、目から鱗の解決策が得られるかもしれませんよ。
夜泣きは一生続くわけではありません。できる限りパパやご家族の力を借りたり、家事の手を抜いたりしながら、この時期を乗り越えていけるといいですね。
【日中寝ましょう】
家事をしなくても死にはしませんが、人間は寝ないと死にます。ですから、赤ちゃんと一緒に昼寝しましょう。寝られるときにお母さんも一緒に寝ましょう。「いかに泣き止ませるか」ではなく、いかに赤ちゃんとの生活に順応できるか、頑張らないように頑張っていくかが大切です。応援してます。
【今は我慢の時です】
何をやっても全く解決しなかったわが家の娘ですが、1歳1カ月になった途端、一晩中起きなくなりました。もしかしたら卒乳したからかもしれません。夜泣きの最中はおかしくなりそうでしたが、いつか終わりはきます!夫にも協力してもらい、乗り切ってください!
【パパにも頑張ってもらう】
育児はママがするものと思わず、同じ立場の「親」であるパパとママが、協力してやっていくのが大前提です。何でもかんでもママがやってしまったら、パパの出番がなくなってしまう。パパとして夫として頑張ることだって必要です。きちんと頼れるパパとして育ってもらわないと困るのですから。
夜泣きは成長の証ととらえて気長につきあってあげる必要がありそうです。夜つらい分できるだけ昼間に休む時間をとるなど、まわりの力も借りながら、無理のないようにこの時期を乗り越えられますように。
※投稿内容は投稿者の個人的な見解・体験に基づくものですので、あくまでもアドバイスとして参考にしていただき、症状などについては医療機関にご確認ください。
※文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。