【医師監修】一生で一番成長する!0~4ヶ月新生児期の心と体・脳の発育・発達を小児科医が解説

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生後0~4ヶ月ごろは、授乳、おむつ替えなどのお世話が中心の毎日。でも、一生でいちばん体が成長する時期でもあります。赤ちゃんの変化を毎日しっかり観察し、成長をサポートしていきましょう。この時期特有の成長の様子について、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。お世話のヒントもいっぱいです!
【記事監修】
緑園こどもクリニック 院長

Profile
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。NPO法人Safe Kids Japan理事長など。
参照/Safe Kids Japanホームページ、『事故防止ハンドブック』(消費者庁)
0〜4ヶ月ごろ、新生児期の赤ちゃんはどんな風に成長する?
赤ちゃんの心と体は日々成長し、生活の様子も少しずつ変化していきます。
誕生から4ヶ月のころ、具体的にどのような変化があるのか、わかりやすく解説していただきます。
このころの「体」はどう成長する?
生後すぐに見られる、反射的に体を動かす様子(原始反射)も、3ヶ月ごろには消えていきます。手足を動かす、頭の向きを変えるなど、自発的に動く様子が少しずつ見られるようになります。3ヶ月ごろから、首もすわり始めます。
このころの「心・脳」はどう成長する?
新生児期の笑うような表情は、無意識にあらわれる生理的微笑(せいりてきびしょう)というもの。2ヶ月ごろには、泣き声とは違う「アー」「クー」という声を出したり、あやすと笑うように。泣き方も、成長とともにバリエーションが増えてきます。
このころの「生活の様子」は?
まだ昼夜の区別がなく、1日の大半を寝て過ごしますが、3~4ヶ月ごろから、少しずつ睡眠や授乳・排せつのリズムが整ってきます。授乳タイムと小刻みな睡眠を繰り返しますが、赤ちゃんのペースに合わせた生活を。
赤ちゃんの“首すわり”って、どんな状態?
首すわりとは、赤ちゃんが首の筋力で、しっかり頭を支えられるようになること。3ヶ月ごろからできるようになる子が多いようです。
首すわりの見極め方★3つのポイント
【1】うつぶせで頭を上げられる
【2】たて抱きにしても頭がグラグラしない
【3】上半身を起こすと頭が一緒についてくる
「おっぱいがたりているか心配…」
「まだ首がすわらない」
など、赤ちゃんのお世話は悩みがつきもの。不安に感じたり、心配なことは、ママ1人で抱え込まず、小児科医や保健師などに相談すると安心です。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/09/13
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