【医師監修】赤ちゃんの具合が悪い!救急車はどう呼ぶ?緊急受診の4ステップを小児科医が解説
赤ちゃんの急な病気やけがのとき、ママやパパは気が動転してしまいがち。スムーズに救急要請できるように、正しい救急車の呼び方を、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。
救急車はこうして呼ぶ!4つのステップ
救急車を呼ぶ初めのアプローチのしかたから、到着後の対処のしかたまで、時系列に4ステップで説明します。救急受診で必要な持ち物もチェックしておいて!
STEP 1:119に電話をして「救急です」と伝える
赤ちゃんの様子を見ながら、119に電話をかけます。携帯電話の電源は、救急隊員が折り返しかけてくる可能性があるので、救急車の到着までは切らないで。
STEP 2:ハッキリと必要事項を告げる
住所、氏名、連絡のつく電話番号、自宅近くの目印、赤ちゃんの月齢・性別・症状などを伝えます。赤ちゃんの症状は、見てわかる範囲で説明を。
STEP 3:救急隊員の指示を聞き、応急処置をする
119か救急隊員から応急処置の指示があれば、胸骨圧迫など必要な対処を行って、救急車の到着を待ちます。大人が2人以上いる場合、1人は家の外で待機し、救急車の誘導を。
STEP 4:救急車が到着したら経過を報告
救急車が到着したら、これまでの経過や服用している薬について報告。財布や健康保険証などの必需品を持って、病院へ向かいます。
救急受診に必要な持ち物は?
☑財布
☑健康保険証
☑母子健康手帳
☑乳幼児医療証
☑おくすり手帳
☑医療機関の診察券(あれば)
☑携帯電話 など
乳幼児医療証が使えない場合もあるので、現金は多めに持っていたほうが安心でしょう。赤ちゃんの症状などを医師に伝えるために記入したメモがあれば、それも忘れずに。
救急車は一刻を争う重篤な病気やけがのときに要請するもの。心配だからと気軽に呼ぶのは控えましょう。総務省消防庁から「救急車利用マニュアル」も発信されています。こちらも参考に。また、救急車を呼ぶほどではないものの、急な病気やけがで困ったときに相談できる窓口を、日ごろからチェックしてお来ましょう。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/09/17
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